カール・スッキー&ゾーネの「ワルツNo.1 スケルトン」に新しくブルーダイアルモデル「ワルツNo.1 スケルトン ブルー・ダニューブ」が追加された。スリットが入れられたスケルトンダイアルが魅力のモデルだ。ブリッジにスケルトン加工を施したマイクロローター式自動巻きムーブメントを搭載する。
独自の魅力を放つスケルトンダイアルウォッチ
カール・スッキー&ゾーネの「ワルツNo.1 スケルトン」に新しくブルーダイアルモデルが追加された。同社はかつて、オーストリア・ハンガリー帝国の宮廷でも愛用された高級時計ブランドである。同国の解体とともに休眠状態となっていたが、2016年に復活を遂げた。
スリット加工によるスケルトンダイアルが特徴的な「ワルツNo.1 スケルトン」。今回発表されたのは、そのブルーダイアルモデルである。大胆なデザインであるが、ブランドの作品に共通するシンプルさは損なわれていない。自動巻き(Cal.VMF 5401/180)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41.5mm、厚さ9.3mm)。3気圧防水。参考価格2万4495ユーロ。
「ワルツNo.1 スケルトン」は、ブランドの復活とともに同社が発表したシンプルなドレスウォッチ「ワルツNo.1」をベースに、ダイアルに個性的なスケルトン加工を施したモデルである。ダイアル左半分は縦方向のスリットが入り、右半分には横方向のスリットが施されている。
一般的なスケルトンダイアルでは、内部のムーブメントを大胆に露出させたモデルが多いが、「ワルツNo.1 スケルトン」の場合は、同社の他モデル同様にミニマルな魅力を崩さぬよう慎重にデザインされている。6時位置で回転するディスクは、ワルツの円舞をイメージした「ワルツィング・ディスク」である。1分で1回転するこのディスクはスモールセコンドの代わりとなるものだが、あえて正確な秒数を表示しないことで、ゆったりとした時の流れを感じることができる。
ムーブメントは、ブラックPVD加工のブリッジにスケルトン加工を施した、ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ製の「Cal.VMF 5401/180」。マイクロローターによる自動巻き機構を備えているため、自動巻きムーブメントでありながら輪列を隅々まで鑑賞することができる。またダイアルカラーに合わせ、ブルーカラーのアリゲーターストラップが装着されている。
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