ルイ・エラールより、エクセレンスコレクションの新モデル「エクセレンス ギョーシェ 2」が発表された。今作のダイアルには、オプティカル・アートによるダイヤモンドモチーフのギョーシェ装飾が施されており、アーティスティックな1本に仕上がっている。世界限定99本が用意され、2022年3月より順次デリバリー開始となる予定だ。
100年以上前の機械で彫刻された、身につける芸術作品
ルイ・エラールは、ダイアル全面にギョーシェ装飾を施した「エクセレンス ギョーシェ 2」を発表した。モデル名からも読み取れる通り、2021年に発表された「エクセレンス ギョーシェ」の第2作目にあたる。前モデルでは3Dチェック柄のギョーシェであったが、今作では大きなダイヤモンドをモチーフとしている。
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ダイヤモンドをモチーフとしたデザインが特徴的な「エクセレンス ギョーシェ 2」。同ブランドの「エクセレンス トリプティック」をベースとしている。アーティスティッククラフトラインシリーズの3作目にあたり、1作目はドンツェ・カドランのグランフーエナメルダイアル、2作目は3Dチェック柄のギョーシェダイアルを採用したモデルが製作された。自動巻き(Cal.SW261-1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm)。5気圧防水。世界限定99本。63万8000円(税込み)。
ダイアルいっぱいに広がるギョーシェ装飾は、100年以上前に製造された機械によって彫刻されたものだ。その幾何学的なパターンは、フランスの芸術家であるビクトル・ヴァザルリのオプティカル・アート(以下、オプ・アート)を想起させる。
このオプ・アートとは、錯視や視覚の原理を利用した絵画、彫刻作品のことであり、今作では中央のダイヤモンドモチーフが、まるでダイアル中央に向けて隆起(あるいは陥没)しているようにデザインされている。前作ではガラス面にロゴがプリントされていたが、今作ではロゴすらも排除することによって、そのミステリアスなギョーシェを強調させている。
搭載されているムーブメントは、セリタ製のCal.SW261-1。スモールセコンドとデイト機能の付いたムーブメントであるが、今作ではそれらが省かれている。またストラップはグレインカーフレザー製であり、バネ棒に組み込まれたレバーを操作することによって簡単に脱着できるクイックチェンジシステムが採用されている。
世界限定99本のみが製作されるが、月産本数に限りがあるため、2022年3月より順次デリバリーが開始となる予定だ。
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