腕時計専門店の「oomiya 京都店」が京都・四条通に2月に移転し、リニューアルオープンを果たした。より駅近の好立地となったほか、ジラール・ペルゴをはじめとする4ブランドの新規取り扱いが開始された。
〒600-8007
京都府京都市下京区立売西町72
TEL:075-229-6689
営業時間 11:00~19:30(水曜日定休)
oomiya 京都店が移転リニューアル
和歌山県の「oomiya 和歌山本店」をはじめ、6つの腕時計専門店を展開するオオミヤ。このうち京都・烏丸通沿いに構えていた「oomiya 京都店」が移転し、拡大リニューアルオープンを果たした。
移転先は京都市営地下鉄「四条駅」ならびに阪急京都線「烏丸駅」から徒歩1分の大丸京都店向かいという好立地だ。最寄駅こそ変わっていないが、従来以上にアクセスが容易になっている。
そんな今回のリニューアルオープンでは“拡大”を銘打っているだけあり、新たに4ブランドの取り扱いを開始している。追加されたのは「ベル&ロス」「ブランパン」「ジラール・ペルゴ」「グランドセイコー」で、いずれも専用コーナーを設けた上で、定番モデルだけでなく、限定モデルなど幅広い商品ラインナップを取りそろえている。
なお、これまで取り扱いブランドだった「ブライトリング」は今回のリニューアルに伴い、「ブライトリング ブティック 京都」へと独立した。もちろん、こちらもオオミヤによる運営だ。
顧客に「ゆっくり楽しんで」もらうことを店舗作りのコンセプトとしている同店では、店内にバーカウンターを新たに設置。腰を据えながら時計を見たり、顧客同士で時計談義に花を咲かせたりすることができる。
oomiya 京都店のジラール・ペルゴおすすめモデル3選
ここでoomiya 京都店が新規で取り扱いを開始したジラール・ペルゴのおすすめモデルを3本紹介しよう。
ロレアート 42mm
自動巻き(Cal.GP01800)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SS(直径42mm)。100m防水。159万5000円(税込み)。
「ロレアート」は1975年にデビューした、ブランドを代表するラグジュアリースポーツウォッチだ。第4世代に当たる現行モデルは2016年に限定モデルとして登場したのち、翌17年にレギュラー化を果たしている。イタリアのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の天蓋をモチーフとしたアイコニックな8角形ベゼルやクル・ド・パリが施された文字盤、一体型のブレスレットなどを初代モデルから継承している。優れた装着感やポリッシュとヘアラインのコンビネーションが美しい外装が評価され、今や入手困難な人気コレクションだ。
ヴィンテージ 1945 XXL ラージデイト&ムーンフェイズ
自動巻き(Cal.3300-0105)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SS(縦36.1×横35.25mm)。30m防水。226万6000円(税込み)。
ジラール・ペルゴ中興の祖である、故ルイジ・マカルーソ。彼がCEO就任後、積極的に手掛けたのが自社製ムーブメントの開発と特徴的なデザインを持つ新コレクションの投入だった。彼の指揮の下、1995年に登場したのが45年発表モデルにインスピレーションを得た「ヴィンテージ1945」だ。紹介する「ヴィンテージ 1945 XXL ラージデイト&ムーンフェイズ」が発売された2015年、すでにマカルーソは鬼籍に入っていたが、アール・デコ調のデザインや自社製ムーブメントを採用した同作からは、彼の残したDNAが色濃く感じられる。
キャスケット 2.0
クォーツ(Cal.GP03980)。ブラックセラミックス×Ti(縦42.4mm×横33.6mm、厚さ14.64mm)。50m防水。世界限定820本。56万1000円(税込み)。
1976年に登場したLEDウォッチを復刻させた限定モデル。オリジナルではマクロロンというポリカーボネート系素材かSS、もしくはSSにゴールドプレートしたものがケースとブレスレットに使用されていたが、今作ではセラミックスを採用している。アレルギーフリーかつ傷に強くて軽いセラミックスは腕時計として理想的とも言える素材だが、加工が難しいため高級機以外で用いられることは少ない。そんなセラミックスを使うだけあり、LEDウォッチながら同作の外装も紛うことない高級機の仕上がりを持っている。かつてのアイコンを忠実に再現しつつ、現在のブランディングにもふさわしい意匠を与えた意欲作だ。
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