ダマスコは、新作「DC76」を発表した。今作は、クロノグラフ用の秒針と分針をセンター同軸に配置した自社製ムーブメント、キャリバーC51-6を搭載したパイロットウォッチだ。ケース素材には、同社得意の工業用ステンレススティールを採用し、ダマスコシステムにより水中でもプッシュボタンを押下できる。
ダマスコの技術を盛り込んだ、機能性に富むパイロットクロノグラフ
ダマスコは、自社製ムーブメントを搭載したパイロットクロノグラフ、「DC76」を発表した。エアバス社との協力によってパイロットウォッチを開発しているダマスコらしく、プロフェッショナルユースにうってつけの実用的なモデルに仕上がっている。
センター同軸積算計を備えたパイロットクロノグラフ、「DC76」。分積算計をセンターに配したことで、経過時間を直感的に読み取ることができる。ダマスコシステムの採用により、あらゆる環境下でも問題なくプッシュボタンを押下することができる。自動巻き(Cal.C51-6)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm、厚さ14.6mm)。100m防水。61万6000円(税込み)。
ケースは、同社の得意とする耐腐食性に優れた工業用ステンレススティール製。ビーズブラスト仕上げを施すことによって、硬度が高められている。ベゼルとミドルケースを一体とした構造を持ち、パイロットが使用する際に、急激な減圧が発生しても風防が外れないように配慮されている。また、100m防水を備えるだけではなく、同社独自のダマスコシステムを搭載することによって、例え水中でもクロノグラフの操作ができることも、大きな特徴だ。
ムーブメントは、自社製クロノグラフムーブメント、キャリバーC51-6を搭載している。クロノグラフ用の秒針と分針をセンター同軸に配置することで、積算計の読み取りやすさを格段に向上させている。これは、かつてミリタリークロノグラフに多く採用されていた、レマニア社製のキャリバー5100に倣ったものだ。ダマスコは、ETA社のキャリバー7750のトップグレードをベースとして改造を施し、この同軸積算計を実現させている。
そのほか、昼夜を判別するためにも役立つ24時間計やデイト表示も備えた機能性も魅力だ。ダイアル上の配置は、3時位置に24時間計、4時30分位置にデイト表示、6時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドとなる。
サファイアクリスタルは、内面にのみ無反射コーティングを施すことで、擦過によるコーティングの剝がれが発生しないようになっている。80,000A/mまでの耐磁性能や、DIN8305に適合する耐震性能等の充実したスペックを誇る今作は、空の上だけではなくあらゆるシーンで活躍してくれることだろう。
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