ルイ・エラールは、2021年に続き22年も「SECONDE/SECONDE/」とのコラボレーションモデルを発表した。コラボモデル「エクセレンス リミテッド エディション Louis HORROR」のテーマは“HORROR”とされており、ポイントとなるロゴとゴーストが印象的な、遊び心の効いた作品だ。
ブランドロゴさえもカスタマイズする遊び心
今回披露された新作「エクセレンス リミテッド エディション Louis HORROR」は、ヴィンテージウォッチの針を、独特の視点からカスタマイズする「SECONDE/SECONDE/」とのコラボレーションモデル第2弾だ。
企画段階ではハロウィン時期のリリースを想定し、骸骨をイメージさせるスケルトンでのデザインという案があったそうだが、トリプティックスモールセコンドの上質なディティールを最大限尊重した上で、いかに言葉遊び的に“HORROR”を表現するかという命題に取り組んだ結果、誕生した限定モデルである。
自動巻き(Cal.SW261-1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径39mm)。5気圧防水。世界限定178本。39万6000円(税込み)。
今回のロゴパロディは、ハロウィンシーズンにはおなじみのワードで恐怖を意味する“HORROR”を“Erard”と入れ替えている。文字盤の仕上げはトリプティックでも採用されている中央をサテン仕上げにしたシルバーオパーリンダイアル、長短針はモミの木をイメージしたデザインだ。
2021年のコラボモデルでは、分針が45分を指すと「404ERROR」が現れるユーモアのある仕組みになっていた。本作も言葉遊びの要素がデザインに組み込まれている。
ケースバックには、これまでのコラボレーションモデルと同様に世界限定の刻印が刻まれ、ガラス越しに装飾されたムーブメントを観賞することができる。ストラップは上質なグレインカーフレザーを使用し、ライニングにも同素材を使っている。クイックチェンジ式なのでカラーコーディネートも楽しむことができる。
SECONDE/SECONDE/の作品を手がけるロマリック・アンドレは、トゥールビヨンを内蔵した高級携帯電話を製造するCelsius XVIIを設立。 後にこのビジネスは頓挫するが、 築き上げたネットワークは時計業界への参入の重要な足掛かりとなった。SECONDE/SECONDE/と名を変え「ヴィンテージウォッチの針を交換する」というカスタマイズ方法を生み出し、「既存の時計の1本または複数の針を交換する、 美的には過激で技術的に無害な時計製造ゲーム」というコンセプトで人気を集め、主に1950〜70年代のモデルが対象。彼の針交換によって生み出された文字盤上のコントラストは印象的であり、 素朴な美学とシニカルな感覚が表現されている。
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