世界三大デザイン賞のひとつ「レッド・ドット・デザイン賞(Red Dot Design Award)」をルイ・モネの「タイム トゥ レース」が受賞した。タイム トゥ レースはカラーコードとラッキーナンバーをユーザーが選択できるパーソナライズウォッチで、特にグリーンのストラップにイエローのアクセントを効かせたモデルが高い評価を得ている。
ルイ・モネ「タイム トゥ レース」はレースの世界観を体感できるデザインが魅力
ルイ・モネ(LOUIS MONET)はCEO兼クリエイティブ・ディレクターのジャン・マリー・シャラーが2004年に創業した時計ブランドである。ブランド名は、世界で初めてクロノグラフを製作したと言われ、彫刻家、画家、建築家としても19世紀に活躍した時計師ルイ・モネにちなんでいる。その偉大なアーティストのスピリットは2世紀以上を経て時計ブランドとして引き継がれているのだ。
ルイ・モネの全ての作品は、ユニークピースもしくは限定品として生産され、「コズミック アート」と「メカニカル ワンダーズ」に分類される。独自性、創造性、アート&デザイン、希少性の4つのバリューを掲げており、UNESCOやグッドデザイン賞、レッド・ドット・デザイン賞をはじめとする数々の権威ある機関・大会から30以上の表彰を受けてきた。
本作「タイム トゥ レース」は世界にひとつしかない時計を提供する、パーソナライズウォッチである。1から99までの数字とカラーコード(レッド、グリーン、ブルー)を選択してオーダーすることができ、カラーコードとラッキーナンバーをカスタムしたそれぞれの時計は、1本のみの限定生産と。既にオーダーされた組み合わせは注文することができないため、オーナーはユニークピースとして楽しむことができるのだ。
大胆に文字盤に配されたラッキーナンバーはレースのエントリーナンバーを想起させる。さらに文字盤のデザインだけでなく、時計全体のフォルムにレースの世界観を投影している点にも着目したい。空気の流れをコントロールするエアロダイナミクスの技術を時計のフォルムに取り入れることにより、表面の触り心地や装着感が高められた。また、ラグは横方向にくり抜かれたオープンワーク仕様になっており、ラバーストラップはケースとぴったり合うように計算されている。
コラムホイールが表側に配されたCal.LM96
搭載されるムーブメントは自社製のCal.LM96である。クロノグラフが最も魅力的に見えるように、表側(文字盤側)にコラムホイールをはじめとするクロノグラフ機構が配置された。ドーム状のサファイアクリスタルガラス風防により、あらゆる方向から時計の内部を鑑賞することができる。
ユニークピースを自らの好みでオーダーできるというコンセプトも含めて時計愛好家の所有欲をくすぐる作品である。
タイム トゥ レースが獲得したレッド・ドット・デザイン賞
レッド・ドット・デザイン賞はドイツ・エッセンの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」が1955年より主催している国際的なプロダクトデザイン賞である。ドイツのiFデザイン賞、アメリカのIDEA賞と並び、世界三大デザイン賞とも称される。レッド・ドット・デザイン賞の審査基準はデザインの革新性、機能性、人間工学、エコロジー、耐久性など数多くの項目から成り、メーカーにとって受賞することは非常に誇らしいことである。
そんな権威ある賞を、ルイ・モネはタイム トゥ レースによって、7度目の受賞という快挙を達成した。過去の受賞作品は「ジュール ヴェルヌ」「テンポグラフ」「ジオグラフ」「ジオグラフ レインフォレスト」「ネルソン ピケ」「メモリス スーパーライト」である。中でも「ジオグラフ レインフォレスト」は最優秀賞のベスト・オブ・ザ・ベストを受賞している。
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