昨年発表されたダイバーズの争い
2007年のバーゼルワールドで発表された2本の新作が激しく1位と2位を争った今回のランキング。それは奇しくも、気軽に手にできるスポーツウォッチと高級スポーツウォッチという構図にもなるのだが、両者で際立つのは、丁寧に作られたディテールの美しさだ。

 

スポーツウォッチ10選

1位 71 point / 5 people

ブライトリング / スーパーオーシャン・ヘリテージ46

自動巻き/SS/40万9500円

■意表を突くオーソドックス・スタイルが非常に新鮮。理屈抜きに気持ちのいいダイバーズウォッチですね。(『WATCH FILE』山田)
■このシリーズは、どのモデルもオールラウンドに使えるデザイン、高機能、そして抜群のコストパフォーマンスを誇る。庶民の心強い味方です!(菅原)
■このモデルのブレスレットは装着感がすこぶる良い。ビジュアルも含めてスポーツウォッチはかくあるべしというお手本のような存在か。(『Chronos日本版』古川)
■爆発的な人気で生産が追いつかないのも理解できる完成度の高さ。でも、みんなが欲しがっているんだから、もっと増産してほしい。(名畑)
■1950年代のモデルの復刻。46mmの大型ケースは迫力満点だ。大型の針も、いかにもダイバーズらしい表情。メタル・メッシュのブレスを合わせれば、エレガントさが増す。(高木)



スポーツウォッチ10選

2位 63 point / 4 people

ブランパン / フィフティ ファゾムス

自動巻き/SS/136万5000円

■今までブランパンが作った同名のダイバーズの中で出色。迷いのない簡潔なデザイン、高性能の新ムーブメントも評価。(菅原)
■愚直な意匠、作り込まれた細部。過剰さがまるでない素晴らしい1本。セイルキャンバスストラップとの組み合わせがよい。(『Chronos日本版』古川)
■昨年復活したブランパンのダイバーズは、過去の意匠を現代的に再解釈したデザイン力が光る。(高木)
■やはりかっこいいし、“高級時計”としての風格が感じられる。(名畑)


スポーツウォッチ10選

3位 58 point / 3 people

オーデマ ピゲ / ロイヤル オーク オートマティック

自動巻き/SS/142万8000円

■普通を“ちょっとだけ”超える心憎いデザインやポジショニング。使い勝手の良さそうな時計だが、周囲に愛好家が多いのが逆に残念。(篠田)
■世界初のステンレススティール製プレステージ・スポーツウォッチ。「リタイア後の時計を何か1本選べ」と言われたらコレ。(『メンズ・イーエックス』松尾)
■これまた本命というか、スポーツウォッチの王道。ムーブメントも素晴らしく、ラグジュアリー感もたっぷり。(高木)


スポーツウォッチ10選

4位 41 point / 3 people

ロンジン / レジェンドダイバー

自動巻き/SS/24万1500円

■インナーベゼル付きダイバーズではこれが秀逸。へんにモダンな味付けをして軽薄になるよりは、このままがベター。(菅原)
■いやぁ、60年代のテイストをこれほど忠実に再現されると、ヴィンテージ好きにはたまりません。コストパフォーマンスも高く、普段使いにガンガン着けられる。(高木)
■オリジナルの味をかなり正確に復刻していると思う。それに、この価格なら文句なし。(名畑)


スポーツウォッチ10選

5位 32 point / 2 people

パテック フィリップ / ノーチラス Ref.5711/1A

自動巻き/SS/224万7000円

■欧州のお金持ちの間では、いまだに大人気です。(『メンズ・イーエックス』松尾)
■数あるスポーツウォッチの中でも、デザインの美しさは秀逸。(篠田)