機能性、カラーリング、素材など、多彩な選択肢のある今回のテーマだけに票は分散傾向にあったが、最終的には2007年のバーゼルワールドで発表された、現行フィフティ ファゾムスが首位を獲得した。

 

夏に身に着けたい時計ベスト10

1位 52point/4people

ブランパン/フィフティ ファゾムス

自動巻き/SS/136万5000円

■ダイバーズウォッチを買うならこのモデル。大きく重いが、それを補って余りある魅力を持っている。ムーブメントの完成度も非凡だ。ただ、高価な点は惜しまれる。(広田)
■ダイバーズの正統派。はめた時の気分は相当いい。(『WATCH FILE』山田)
■懐古趣味と近代性を程よいバランスでブレンドした傑作ダイバーズ。サファイアガラスでカバーされたベゼルが良い味を出してます。(名畑)
■2007年のバーゼルワールドでレギュラーモデルとして発表されたとき快哉を叫んだ記憶があります。1994年に初めて工房を訪問した際にヴィンテージモデルを見ており、過去のブランパンに興味を持つきっかけとなりました。(アトリエ アッジェ代表 田中)



夏に身に着けたい時計ベスト10

2位 39point/3people

オメガ/シーマスター プロプロフ 1200M

自動巻き/SS/87万1500円

■デザインよし、機能よし、ウンチクよしの三拍子。ミラネーゼ(メッシュ)ブレスレットの愛称に“シャークプルーフ”とつけるセンスも秀逸。(篠田)
■プロユース以外は夏場限定のような1本。メッシュブレスは男性誌的にいえば「ナイスタン」な腕元に映えるんじゃないか? 1200m防水が有用かどうかは分からない。(『クロノス日本版』古川)
■シーマスター史のなかで最もハードスペックなモデルを、限定版でないレギュラーモデルとして発表した点を高く評価します。バーゼルで一見しただけで胸が熱くなった“秒殺時計”です。(アトリエ アッジェ代表 田中)


夏に身に着けたい時計ベスト10

3位 39point/3people

ロンジン/レジェンドダイバー

自動巻き/SS/24万1500円

■やっぱり防水性能と気軽に着けられる価格帯であることが、夏時計選びの基準。加えて60年代テイスト満載のデザインも秀逸。(高木)
■もはや定番ですね、これは。ベーシックなダイバーズウォッチを選ぶなら、迷わずこれにします。(名畑)
■大人気のSSに続く新しい18KPGバージョンは、ほれぼれするほど美しい。ダイバーズには違いないが、このモデルは潜水というアクティビティ抜きでもOKです。(菅原)


夏に身に着けたい時計ベスト10

4位 34point/2people

カシオ/G-SHOCK GW-5000

クォーツ/SS/3万9900円

■防水性、耐久性に優れ、ファッショナブル。軽く、機能的だし、手を洗う時にも気にならない。これぞ最強の夏時計。(高木)
■夏のアウトドアウォッチとして、一本持っていて損はない。最先端の技術を詰め込んでいるのに初代モデルのデザインがそのまま投影されており、大人でも楽しめる。(篠田)


夏に身に着けたい時計ベスト10

5位 24point/2people

ベル&ロス/BR01-92 ヘリテージ

自動巻き/SS/45万1500円

■好き嫌いがハッキリ分かれるモデルだろうが、好みです。このサンドカラーのストラップをひと夏使い込んでみて、風合の変化を楽しみたい。ただ汚れるだけかもしれないが。(菅原)
■ハーフスリーブを着る機会が多い夏は時計が目立つ。ならば存在感のあるモデルを選びたい。ラバーストラップなら、なお夏向き。(高木)