1950年代に開発された、現代ダイバーズウォッチ。ダイビングのみならず、マリンスポーツなどのさまざまな用途で一般ユーザーに普及し、現在では各時計ブランドから多彩なモデルが製造される定番ジャンルだ。今回は、そんなダイバーズウォッチの裾野の広さに着目し、あえて同ジャンルの現行品から、「カラフル」をテーマに選出してもらった。“陸ダイバー”ならぬ“街ダイバー”として、街で使いたくなるような意匠を備えることも、条件として加えている。選者の挙げたモデルを見ていると、このジャンルがいかに自由なキャンバスであったかに、驚かされた。
2025年4月12日更新
装って街に出たいカラフルなダイバーズウォッチ
10位 ブランパン/フィフティ ファゾムス バチスカーフ
24point / 2persons

名門時計ブランドが手掛けた傑作ダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」は、高い防水性能とその堅牢性、そして洗練されたデザイン性から、世界のプロダイバーはもちろん、時計愛好家からも評価されている。掲載モデルは直径38mmケースのモデル。ダイバーズウォッチでありながらも大きすぎない絶妙なサイズ感のケースは一切の無駄を削ぎ落としているため、性別を問わずあらゆるシーンにフィットする。自動巻き(Cal.1150)。28石。2万1600振動/時。SSケース(直径38mm、厚さ10.8mm)。151万8000円(税込み)。(問)ブランパン ブティック 銀座 Tel.03-6254-7233
●ベゼルにホワイトセラミックスをあしらったモデル。文字盤がホワイトラッカーに改められている。歴としたダイバーズウォッチだが、インデックスが小さく、針も細いため、押し出しは控えめだ。女性だけでなく、男性にもオススメのモデル。(広田)
9位 ベル&ロス/BR 03-92 ダイバー フル ラム
26point / 2persons

角型がアイコニックな、べル&ロス初の300m防水のダイバーズウォッチ「BR-03 ダイバー」。セラミックスを外装に用いることで、耐傷性や耐食性を確保している。本シリーズのためにデザインされた針とタイポグラフィは、視認性の向上にも寄与している。ペールブルーのスーパールミノバ文字盤、ホワイトスーパールミノバを使用したインデックスと針は、装着する者たちの進むべき道を照らしてくれるだろう。パワーリザーブを54時間に延ばしたムーブメント、Cal.BR-CAL.302-1を搭載していることもポイント。自動巻き(Cal.BR-CAL.302-1)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。セラミックケース(直径38mm)。300m防水。82万5000円(税込み)。(問)ベル&ロス 銀座ブティック Tel.03-6264-3989
●大ヒット作の新色。グリーンだったスーパールミノバ文字盤がブルーになり、質感は明らかに向上した。全面ルミノバ文字盤の時計は実用に傾きがちだが、本作は使えるだけでなく、色も大いに楽しめる。駆動時間が延び、レギュラーになったのも◎。(広田)
8位 オメガ/シーマスター ダイバー300M
26point / 2persons

扱いやすいステンレススティール製ケースとブレスレットを備えるとともに、マスター クロノメーター認定による1万5000ガウス以上の磁気にさらされても影響を受けない超高耐磁性能を持ったムーブメントによって、高性能が追求された「シーマスター ダイバー 300M」。掲載モデルは文字盤にアイコニックな波模様を描いており、PVD加工とグラデーションを施して海の深度を表し、防水性のレベルの高さを示している。この文字盤を囲むのは、オメガ独自のカラーである“サマーブルー”を使用したグラン・フー エナメルのダイビングスケールがあしらわれたブルーセラミックス製ベゼル。ロジウム仕上げのスケルトン針と高く盛り上がったインデックスには、独創的なライトブルーのスーパーミノルバを塗布して視認性を高めている。自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.6mm)。300m防水。96万8000円(税込み)。(問)オメガ Tel.0570-000087
●個人的には文句なしの一番。超耐磁機能に加えて、薄いケース、高い視認性、そしてユニークな文字盤と、普段使いのダイバーズウォッチにふさわしい要素を網羅している。価格は上がったが、まだ許容範囲か。(広田)
7位 チューダー/ブラックベイ セラミック “ブルー”
29point / 2persons

2024年、モータースポーツのオフィシャルパートナーにカムバックしたチューダー。Visa Cash App RB(ビザ・キャッシュアップRB)F1チームとのパートナーシップを記念して発表したのが「ブラックベイ セラミック“ブルー”」だ。チューダーにとって象徴的なカラーであるブルーをまとった文字盤を備えており、また、回転ベゼルにはサンレイサテン仕上げのブラックセラミックスを採用。鮮明なブルーと漆黒とのコントラストが、強く印象付けられる。マスター クロノメーター認定ムーブメントであるCal.MT5602-1Uを搭載しているため、日常使いの相棒としても好適だ。自動巻き(Cal.MT5602-1U)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。セラミックケース(直径41mm、厚さ14.4mm)。200m防水。74万6900円(税込み)。(問)日本ロレックス / チューダー Tel.0120-929-570
●ブラックセラミックスのケースにビビッドなブルーのダイアルというマッチングが衝撃的だ。しかもマットなブラックのストラップにはダイアルに合わせたブルーのステッチを入れるという念の入れようも素晴らしい! 価格的にも大納得です。(名畑)
6位 タグ・ホイヤー/タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300
32point / 3persons

自社のレガシーを受け継ぎながらも、現代のダイバーたちに向けて、よりふさわしいスタイルへと仕上げられた「アクアレーサー プロフェッショナル300」。波模様を施した鮮やかなピンクのダイアルには、ダイアモンドのアワーマーカーがアクセントを添えながら、品格ある表情をつくり出した。300mの防水性を備える直径36mmサイズのケースはステンレススティール製で、自社製ムーブメントCal.5を搭載することで、信頼性も実用性も高い1本となっている。自動巻き(Cal.5)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径36mm、厚さ11.4mm)。300m防水。55万円(税込み)。(問)LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー Tel.03-5635-7030
●Kithとのコラボレーションによるカラフルな「フォーミュラ 1」が発表即完売となったタグ・ホイヤーは、ダイバーズでもカラーダイアルの採用に積極的。中でも本作のグリーンとピンクはもともと女性ターゲットながら、男女問わず選びたいモデル。ビビッドカラー、波を彷彿とさせる文字盤の型押し、ブラックベゼル、ダイヤモンドのインデックスのすべてが見事に調和している。(安藤)
5位 スウォッチ/バイオセラミック スキューバ フィフティ ファゾムス
36point / 3persons

澄み切った海にしか生息しない生物・ウミウシからインスパイアされたカラーを持つ「バイオセラミック スキューバ フィフティ ファゾムス パシフィック オーシャン」。シルキーマットなイエローオレンジのケースとリュウズには、スウォッチが開発した耐久性の高いバイオセラミックを採用している。アワーマーカーと時針はスーパールミノバを塗布し、深海の視認性を確保した。また、スウォッチのシステム51機械式ムーブメントはサファイアクリスタル製ケースバックから観賞することができる。ブランパンが誇る「フィフティ ファゾムス」とのコラボレーションから誕生したこのモデルには、歴史ある名門時計ブランドの誇りとスウォッチらしさがふんだんに盛り込まれている。なお、現行モデルはストラップをイエローに変更。自動巻き(Cal.SISTEM 51)。パワーリザーブ約90時間。バイオセラミックケース(直径42.3mm、厚さ14.4mm)。91m防水。6万500円(税込み)。(問)スウォッチ Tel.0570-004-007
●スウォッチ グループの持つアイコニックなデザインを、スウォッチらしいものづくりで楽しめるシリーズの第2弾は、ブランパンが誇るダイバーズウォッチ、フィフティ ファゾムスとのコラボレーション。バイオセラミックだから可能な独特なケースカラーと王道デザインとの組み合わせが新鮮で、防水性は初代フィフティ ファゾムスと同じ91mにしてある点も芸が細かい。(安藤)
4位 ゼニス/デファイ リバイバル A3648
36point / 3persons

1969年に発売された「A3648」を忠実に再現した「デファイ リバイバルA 3648」。ジュエリーを思わせるファセットカットが目を引く直径37mmのステンレススティール製ケースに、インパクトのあるオレンジに着色された逆回転防止ベゼルが特徴的である。なお、かつてプレキシガラスで作られていたベゼルインサートは、サファイアクリスタル製となっている。ブラックとオレンジのカラーが映える文字盤もレトロさとエレガンスを兼ね備えている。60気圧の防水性と相まって、さまざまな過酷な環境下で、その真価を発揮するだろう。自動巻き(Cal.エリート 670)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径37mm、厚さ15.5mm)。600m防水。105万6000円(税込み)。(問)ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861
●祝復刻! 型破りなカラーとフォルムが腕時計のデザインとして爆発していた懐かしい時代が甦る。弾けるようなオレンジもアスレジャーファッションとの相性がバッチリ。(菅原)
3位 オリス/アクイスデイト アップサイクル
49point / 3persons

ふたつと同じものはない、ランダムで絵画的なマーブル模様が印象的な文字盤は、リサイクルPET製。海洋から回収されたプラスチックをアップサイクルした、SDGsとも足並みをそろえるコンテンポラリーなモデルだ。高精度、高耐磁性、約5日間のパワーリザーブを備えたブランド最高峰の性能を誇る自動巻きムーブメント、Cal.400を搭載しており、10年間メンテナンス不要という堅牢さも人気と注目を集めるひとつの理由と言える。自動巻き(Cal.Oris400)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径43.5mm)。300m防水。63万8000円(税込み)。(問)オリスジャパン Tel.03-6260-6876
●このモデルの魅力はなんといっても海洋から回収されたプラスティックをアップサイクルした、リサイクルPET製ダイアルのカラフルさ。ランダムに現れるマーブル模様は廃棄物をリサイクルしたとは思えない美しさだ。(名畑)
●美しいダイアルは社会貢献の証し。(篠田)
2位 ブライトリング/スーパーオーシャン オートマチック
50point / 3persons

水中での救命などに必要な機能以外の無駄を削ぎ落とし、シンプルなダイバーズウォッチを目指してつくられた「スーパーオーシャン スローモーション」。人気の高いこのダイバーズウォッチのデザインコードを踏襲しながらも、傷が付きにくいセラミックス製のベゼルインサートや鮮やかな色彩を取り入れるなど、現代的な要素をプラス。加えて幅広の針とインデックスにはスーバールミノバが虹色のグラデーションに塗布され、実用性とデザイン性が高次元で両立されたダイバーズウォッチとして人気を博している。自動巻き(cal.17)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径44mm、厚さ12.5mm)。300m防水。69万8500円(税込み)。オンラインブティック限定販売。(問)ブライトリング・ジャパン Tel.0120-105-707
●本格ダイバーズウォッチながら、サイズとカラーバリエーションが豊富。ファッションと組み合わせて楽しむのに最適なオールラウンダー。(菅原)
●マルチカラーは意外と使い勝手良し。(篠田)
1位 オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
52point / 4persons

妥協なきクラフツマンシップを感じるスポーツウォッチといえば、オーデマ ピゲだ。中でも「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」は同ブランドで唯一の本格ダイバーズウォッチシリーズとなっており、300m防水や潜水時間を計測するために文字盤に取り付けられた回転式インナーリングなど、ダイビングに必要な機能が備えられている。また、交換可能なカーキグリーンまたはブラックのラバーストラップによって、クールさが際立つモデルでもある。文字盤はメガタペストリー模様で、蓄光塗料を施したピンクゴールドのアプライドアワーマーカーとロイヤルオーク針が高い視認性を実現した。自動巻き(Cal.4308)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径42mm)。300m防水。440万円(税込み)。(問)オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000
●2017年にイエローやオレンジ、ライムグリーンなどビビッドカラーのコレクションを発表したオフショア ダイバー。残念ながらそれらは現在ディスコンのようだが、入手可能なのがこのオリーブグリーンのモデル。ガンダムのザクにも通じるこの色味は、主張がありつつもオンオフ問わず使いやすい万能カラーだ。(安藤)
●グリーン×ゴールドの配色は上品で良い。(篠田)
選考委員による選定モデルの詳細
菅原 茂(70歳) 時計ジャーナリスト
「変わるカラートレンド」
ダイバーズも今やタウンユースのファッションアイテム。最近は元気カラーで演出する分かりやすい手法から落ち着いたニュアンスカラーへと変わりつつあるように思う。というわけで、そんな傾向に注目しながら選んだ。
- ロンジン/ロンジン レジェンドダイバー Ref. L3.764.4.90.6
- ブライトリング/スーパーオーシャン オートマチック全般
- ジャガー・ルクルト/ポラリス・デイト
- オメガ/シーマスター プラネットオーシャン
- ベル&ロス/BR 03-92 ダイバー フル ラム
- ゼニス/デファイ リバイバル A3648
- ユリス・ナルダン/ダイバー X スケルトン ホワイト
- オリス/ダイバーズ65 コットンキャンディ
- スウォッチ/バイオセラミック スキューバ フィフティ ファゾムス
- チューダー/ブラックベイ 58 18K
篠田哲生(49) ウォッチディレクター
「ツールウォッチの向こう側へ」
本来であれば骨太なツールであるべきダイバーズウォッチだが、こういった時計を着けて海に潜る人は、今はいない。となれば“道具として”ではなく、ライフスタイルウォッチとして進化をするのは当然のこと。それが美しいカラーリングとして現れるのだろう。つまりこれがダイバーズウォッチの正常進化であり、その流れはこれからも加速するだろう。
- オリス/アクイスデイト キャリバー400 アップサイクル
- チューダー/ブラックベイ セラミック “ブルー”
- タグ・ホイヤー/タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300
- ブライトリング/スーパーオーシャン オートマチック 42
- ブランパン/フィフティ ファゾムス バチスカーフ
- ゼニス/デファイ エクストリーム ダイバー
- ロンジン/ロンジン レジェンドダイバー Ref. L3.374.4.40.2
- オメガ/シーマスター ダイバー300M
- オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
- モンブラン/モンブラン アイスシー オートマティック デイト
安藤夏樹(49歳) 編集者
「高額機種も続々登場のジャンル」
カラフルなダイバーズウォッチというと、かつてのセイコーのサーフタイマーやG-SHOCKなど、比較的低価格帯の時計が頭に浮かぶが、カラーダイアルの人気もあり、近年は高額モデルにもその波が波及している。すでにダイビングの“装備品”から最も身近な腕時計の選択肢のひとつとなったダイバーズウォッチ。楽しみ方は無限だ。
- ルイ・ヴィトン/タンブール オトマティック ストリート ダイバー ネオンブラック
- ゼニス/デファイ リバイバル A3648
- スウォッチ/バイオセラミック スキューバ フィフティ ファゾムス
- オメガ/シーマスター ダイバー300M ブラックブラック
- オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
- オリス/ダイバーズ65 コットンキャンディ
- タグ・ホイヤー/タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300
- ジャガー・ルクルト/ポラリス・デイト
- ブランパン/フィフティ ファゾムス Xファゾムス
髙木教雄(61歳) ライター
「〝町用〟だからこその、チョイス」
潜水士の安全を守るという役割が、ダイブコンピュータに取って代わられた現在、ダイバーズウォッチのダイアルやベゼルリングのカラーリングは実に多彩になった。その中から町に似合うという視点で、ややシックな色合いも選択肢に入れた。またボリューム感、デザインも含めたチョイスである。これをダイバーズウォッチと呼んでいいのか? というモデルも選んでいるけど、町用だからご容赦を。
- オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
- オリス/アクイスデイト アップサイクル
- スウォッチ/バイオセラミック スキューバ フィフティ ファゾムス
- ルイ・ヴィトン/タンブール オトマティック ストリート ダイバー アーバングリーン
- ロンジン/ロンジン レジェンドダイバー Ref. L3.374.4.40.2
- チューダー/ブラックベイ S&G
- ゼニス/デファイ リバイバル A3648
- オメガ/シーマスター プラネットオーシャン
- タグ・ホイヤー/タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200
- ブライトリング/スーパーオーシャン オートマチック 46 スーパーダイバー
名畑政治(64歳) 時計ライター
「百花繚乱のダイバーズ新時代」
これまで何度もブームを繰り返してきたダイバーズウォッチだが、今やひとつのジャンルを確立し、ベーシックモデルから超ハイスペックモデル、今回選んだファッション性に優れたモデルまで百花繚乱。良い時代になったものです。例によって、すべて同列、順位なし。
- ブローバ/アーカイブスシリーズ オーシャノグラファー “デビルダイバー” Ref.96B32
- エドックス/ネプチュニアン オートマティック
- セイコー プロスペックス/大谷翔平 2023限定モデル Ref. SBDC19(1 完売)
- シチズン/シチズン プロマスター エコ・ドライブダイバー200m Ref.BN0157-11X
- ブライトリング/スーパーオーシャン ヘリテージ '57 ハイランズ
- オリス/アクイスデイト キャリバー400 アップサイクル
- オメガ/シーマスター プラネットオーシャン ディープブラック ETNZ エディション
- チューダー/ブラックベイ セラミック “ブルー”
- オリエント/スポーツコレクション ネオ クラシックスポーツ Ref. RN-AA0E06B
- イエマ/ネイビーグラフ・マリーンナショナル CMM.10 Ref. SKU:21.14.55.SN.M
広田雅将(50歳)『クロノス日本版』編集長兼アートソルジャー
「性能がいいのは当たり前、ダイバーズは色で選べ」
文字盤とベゼルに色をあしらえるダイバーズウォッチは、普通のモデルよりはるかに色との相性がいい。しかも近年は実用性を損ねない範囲で、巧みに色を合わせるモデルが増えてきた。個人的なベストは一貫してオメガである。
- オメガ/シーマスター ダイバー300M
- ブライトリング/スーパーオーシャン オートマチック 42
- オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オフショア ダイバー
- ベル&ロス/BR 03-92 ダイバー フル ラム
- ブランパン/フィフティ ファゾムス バチスカーフ
- モーリス・ラクロア/ポントス S ダイバー
- タグ・ホイヤー/タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300
- ブローバ/アーカイブスシリーズ オーシャノグラファー “デビルダイバー” Ref.96B350
- ロレックス/オイスター パーペチュアル ロレックス ディープシー
- セイコー プロスペックス/Diver Scuba Ref.SBDY129
ランキングの集計ルール
●選考委員は、各号のテーマに沿った腕時計を10本選び、順位をつける。
●選考委員ひとりあたりの所持ポイントを110点とし、これを1位20点、2位18点…… 10位2点として選考モデルに振り分ける。
●選考された時計が順位無しの場合は、所持ポイントを10等分して、各モデルに11点を与える(選考本数が10本に満たない場合でも、1モデルあたり11点とする)。
●獲得点数が同点となった場合は、選考者数の多いモデル、その中で選考順位の高いモデルの順で優位とする。
●最低有効得票数を2票とする。