SIHH2019 新作ランキング

2019.05.12

選考委員の選定モデル詳細


菅原 茂(65歳) 時計ジャーナリスト

「高級時計はどこへゆく?」
見本市としての意義が問われる昨今、求心力の低下が心配だ。どこも我が道をゆく感じがした今回、リスクを恐れず未来を切り開かんとするオーデマ ピゲが特に印象的だった。

1 オーデマ ピゲ/コード 11.59 バイ オーデマ ピゲ全般
2 モンブラン/モンブラン ヘリテイジ パーペチュアルカレンダー リミテッドエディション 100
3 エルメス/アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ
4 ジャガー・ルクルト/マスター・ウルトラスリム・ムーン エナメル
5 ボーム&メルシエ/クリフトン ボーマティック パーペチュアル カレンダー
6 モンブラン/モンブラン ヘリテイジ パルソグラフ リミテッドエディション 100
7 パネライ/サブマーシブル マイク・ホーン エディション-47MM
8 ユリス・ナルダン/フリーク X
9 ヴァシュロン・コンスタンタン/トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー
10 ローラン フェリエ/ブリッジ ワン


安藤夏樹(43歳) 編集者

「2020年以降へ続く序章的SIHHかな?」
ここ数年の流れに続き、パーペチュアルカレンダーなど実用性に重きを置いたモデルが多く発表されたSIIHH2019。その一方で、新たなコンセプトに基づいた、ワクワクを感じさせるモデルが芽吹きはじめた印象もあった。時計業界の大変革の波を、いろいろな面で感じさせるSIHHだったと思う。

1 ヴァシュロン・コンスタンタン/トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー
2 IWC/パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー・スピットファイア “ロンゲスト・フライト”
3 オーデマ ピゲ/コード 11.59 バイ オーデマ ピゲ全般
4 カルティエ/サントス ドゥ カルティエ クロノグラフ
5 A.ランゲ&ゾーネ/ツァイトヴェルク・デイト
6 H.モーザー/スイス・アルプ・ウォッチ コンセプト ブラック
7 エルメス/アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ
8 パネライ/サブマーシブル クロノ ギヨーム・ネリー エディション-47MM
9 ボーム&メルシエ/クリフトン ボーマティック パーペチュアル カレンダー
10 ジラール・ペルゴ/ロレアート アブソルート WW.TC


名畑政治(59歳) 時計ライター

「波乱の2019年。でも新作は堅実路線か?」
「年次カレンダーと永久カレンダーのオススメを」といわれ、現行品を調べながらセレクトしたが、ほとんどのモデルが古典的であまり面白みのないセレクションとなったので、本当に買いたい人にとって大して参考にならないだろう。例によってすべて同列、順位なし。

・ カルティエ/サントス デュモン SM
・ フランク ミュラー/トノウ カーベックス グランギシェ
・ ジャガー・ルクルト/マスター・ウルトラスリム・ムーン エナメル
・ オーデマ ピゲ/コード 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
・ A.ランゲ&ゾーネ/リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド
・ モーザー/スイス・アルプ・ウォッチ コンセプト ブラック