実用腕時計の代表格とも言えるダイバーズウォッチ。高い防水性能や視認性、そしてデザイン性を兼ね備え、多くのブランドが趣向を凝らしたモデルを次々と生み出している。今回のTop10ランキングでは「夏こそ着けたい最新ダイバーズウォッチ」をテーマに、2022年に発表されたモデルに絞って集計。2位と圧倒的な差をつけ1位にランクインしたのは、6000mもの防水性能を誇るオメガの「シーマスター プラネットオーシャン ウルトラディープ」だった。
夏こそ着けたい最新ダイバーズウォッチ
10位 オリエントスター/ダイバー1964 2ndエディション
12point / 2persons
●国内メーカーも手の届く価格帯で魅力的なダイバーズを出すようになった。エプソンが作っただけあって、オリエントスターの新作も良質な実用時計だ。ケースがもう少し薄くなれば、競争力はさらに増すはず。(広田)
9位 ブランパン/フィフティ ファゾムス バチスカーフ コンプリートカレンダー
24point / 2persons
●モダンダイバーズの元祖と言われるフィフティ ファゾムスだが、その1956年発表モデルの流れを汲むのが本作。一般的にダイバーズと言うと重厚感を持ち味にするものが多いが、本作はいたって軽やか。グレーの色味も絶妙で、スーツにも合わせやすい。カレンダー機能もスマートで、陸(おか)ダイバーの本命のひとつ。(安藤)
8位 セイコー プロスペックス/1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン Save the Oceanモデル SBDC165
27point / 3persons
●1965年に登場したセイコーの初代150m防水ダイバーズをベースとする現代デザインのバリエーションモデルだが、原型デザインの優秀性がここからも分かる。このシンプルな佇まいは今も魅力的である。(名畑)
7位 ロンジン/ロンジン ウルトラ‐クロン
30point / 2persons
●復刻モデルでは興味深い1点。1960年代の傑作にちなむ高精度ハイビートムーブメントと、ダイバーズ仕様のヴィンテージデザインとの融合が時計好きに響く。(菅原)
6位 ティソ/ティソ シースター 2000 プロフェッショナル
30point / 3persons
●ISOに準拠した600m防水で約80時間パワーリザーブ、しかもフリースプラング仕様で価格は10万円台前半。ティソに限らず、スウォッチ グループ各社はとてもいいダイバーズを作るようになった。(広田)
5位 シチズン/シチズン プロマスター メカニカル ダイバー200m
31point / 5persons
●1980年代初頭の第1次ダイバーズブームの時、その中心にいたブランドのひとつがシチズンだった。そのシチズンから実に久々に機械式ムーブメントのダイバーズが出たことが大きなニュース。とはいえ、ケースが軽量なチタン製で実用性が格段にアップしている点に注目したい。(名畑)
4位 モンブラン/モンブラン 1858 アイスシー オートマティック デイト
34point / 4persons
●モンブランからもISO6425規格準拠の300m防水ダイバーズが新登場。正統派のデザインだが、特殊な技法で氷を表現したカラーダイアルが印象的だ。(菅原)