ブラック、ホワイト、シルバーに次ぐ人気色であるブルー。ビジネスシーンだけでなく、カジュアルな装いにも映えるブルーダイアルは今や定番となり、多くのブランドが価格を問わず展開している。また2022年には、明るく爽快なアイスブルーを採用するブランドも増え、新たな流行色として注目を集めてきた。今回は、美しいブルーダイアルを持った腕時計の、現行モデルを集計。1位は不動のロレックス、続いてダイアルの色彩表現を得意とするH.モーザーがランクインした。
永遠の定番、ブルーダイアルウォッチ
10位 ブルガリ/オクト フィニッシモ オートマティック
15point / 2persons
自動巻き(Cal.BVL 138)。36石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40mm、厚さ6.4mm)。100m防水。198万円(税込み)。(問)ブルガリ ジャパン Tel.0120-030-142
●薄さで注目を集めるオクト フィニッシモ。時計としてのパッケージは比類ないが、個人的には凝った文字盤も推したい。ブルガリはラッカーを重ねる手法に取り組み、最近は非常に良い発色を得た。分かりやすいほどの高級感は、むしろ本作には合っているだろう。(広田)
9位 ブライトリング/ナビタイマー B01 クロノグラフ 43
16point / 2persons
自動巻き(Cal.01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。118万8000円(税込み)。(問)ブライトリング・ジャパン Tel.0120-105-707
●アイスブルーの第一印象は「ありえへん!」、だが見ているうちに「いいじゃん!」。その気にさせる“魔改造”は恐るべし。(菅原)
8位 オメガ/デ・ヴィル プレステージ
18point / 2persons
自動巻き(Cal.8802)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。セドナゴールドケース(直径41mm、厚さ10.8mm)。30m防水。213万4000円(税込み)。(問)オメガ Tel.0570-000087
●古くから青文字盤の名作が多いオメガだが、本作はドレッシーな印象。ドーム型にカーブする深みのある青文字盤は、サンブラッシュ仕上げの効果もあって高級感があり、セドナ™ゴールドケースとの相性も抜群だ。光の当たる角度によって表情を変える青は眺めていて楽しい。(安藤)
7位 パルミジャーニ・フルリエ/トンダ PF GMT ラトラパンテ
22point / 2persons
自動巻き(Cal.PF051)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Ptケース(直径40mm、厚さ10.7mm)。60m防水。449万9000円(税込み)。(問)パルミジャーニ・フルリエ pfd.japan@parmigiani.com
●シンプルなデザインを引き立てる上品な「ミラノブルー」が好印象。凝ったギヨシェ彫り模様も洗練された味わい。(菅原)
6位 ロレックス/オイスター パーペチュアル 41
23point / 2persons
自動巻き(Cal.3230)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm)。100m防水。
●吸い込まれそうな深いブルーに彩られたオイスター パーペチュアル。日付がなくスッキリしていて、より一層ブルーの魅力が際立つ。(名畑)
5位 A.ランゲ&ゾーネ/オデュッセウス
24point / 2persons
自動巻き(Cal.L155.1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径40.5mm、厚さ11.1mm)。12気圧防水。要価格問い合わせ。(問)A.ランゲ&ゾーネ Tel.0120-23-1845
●外周に施された「アジュラージュ」仕上げと、質感のある平面の組み合わせという凝った文字盤は、何ともいえないモダンな色味で、ブランドの新時代を感じさせる。A. ランゲ&ゾーネはクラシックな時計が多い印象があるが、意外なことに他にも青文字盤の秀作が多いので、青文字盤好きは要チェックである。(安藤)
4位 パテック フィリップ/ゴールデン・エリプス
29point / 2persons
自動巻き(Cal.240)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ptケース(縦39.5×横34.5mm、厚さ5.9mm)。3気圧防水。899万円(税込み)。(問)パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109
●1970年代に見たときは中途半端なデザインだと思ったが、今は非常に魅力的に感じるモデル。特にこのフォルムには、サンレイ仕上げのブルー文字盤がよく似合う。(名畑)