時計用語辞典

ジャガー・ルクルト

Jaeger-LeCoultre

1833年創業の時計メーカー。創業者はアントワーヌ・ルクルト(1803〜81年)。66年には工場を一貫生産体制に変更し、少量多品種のエボーシュメーカーとして名声を高める。1903年、創業者の孫にあたるジャック・ダヴィド・ルクルト(1875〜1948年)とエドモンド・ジャガー(1858〜1922年)が協業を始め、やがてジャガー・ルクルトの名称が冠されるようになった。29年には世界最小の腕時計用ムーブメント・キャリバー101を発表するなど、高い技術力を誇示。31年には「レベルソ」、50年には「メモボックス」など、数々の名作をリリースした。70年代後半にはドイツの計器メーカーVDOの傘下に加わり、91年にA.ランゲ&ゾーネ、IWCとともにLMHグループを形成する。その後、2000年にリシュモングループに加わった。長年オーデマ ピゲと資本関係にあったが、オーデマ ピゲは株を放出。以降100%リシュモングループの傘下にある。代表作は「レベルソ」シリーズなど。