IWC
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ“トップガン・ミラマー”
IWCの新作、パイロット・ウォッチ・クロノグラフ“トップガン・ミラマー”は、雲の中への遠征だけでなく、サファリや砂漠、ジャングルや山岳地帯など、未整備のロードを走破するラリーレイドは言うまでもなく、陸上の冒険にも適任である。
アレクサンダー・クルプ: 文
Text by Alexander Krupp
OK-PHOTOGRAPHY: 写真
Photographs by OK-PHOTOGRAPHY
岡本美枝: 翻訳
Translation by Yoshie Okamoto
Text by Alexander Krupp
OK-PHOTOGRAPHY: 写真
Photographs by OK-PHOTOGRAPHY
岡本美枝: 翻訳
Translation by Yoshie Okamoto
+point
・完成度の高いミリタリーデザイン
・細部まで考え抜かれた自社製ムーブメント
・軽量
-point
・時・分同軸積算計の読み取りがやや困難
・プッシュボタンのないフォールディングバックル
いざ冒険へ
パイロット・ウォッチ・クロノグラフ〝トップガン・ミラマー〟の名称は、カリフォルニア州のミラマー基地にあったアメリカ海軍戦闘機兵器学校(正式名称:United States Navy Fighter Weapons School、略称NFWS)の中で、パイロット養成中のエリートを「トップガン」と呼んでいたことに由来する。〝トップガン・ミラマー〟は、クロノグラフ搭載モデルも含め、2012年からすでに存在するシリーズだが、今年はケース径が46㎜から44㎜にサイズダウンされるなど、いくつかのディテールがモディファイされた。外観上、著しい変更は認められないものの、これまでミニッツカウンターのみだった12時位置の積算計にはアワーカウンターも追加されるなど、細やかな改定が行われている。さらに、布製ストラップに代わり、テキスタイルのように型押しされたカーフスキンストラップが装備され、装着感も一層、向上した。