グランドセイコー
初代グランドセイコーは1960年に登場した。以来、最高峰の時計を生み出すため、技術者たちは努力を重ねてきた。精度、信頼性、視認性、そして審美性が同ブランドの最も重要な土台である。早い段階でハイビート機を製作し、独自の年差クォーツムーブメントに加え、クォーツ制御メカニズムである「スプリングドライブ」といった革新的な技術によって高い精度を可能にしている。その一方で、不要な追加機能は一切搭載されていない。これまで、グランドセイコーの市販モデルに搭載された複雑機構はセカンドタイムゾーンとクロノグラフのみである。グランドセイコーは長い間、日本国内の市場だけで販売されていた。2010年からはドイツでも公式に販売されるようになり、17年からはグランドセイコーは独立したブランドとなっている。
グランドセイコー/60周年記念限定モデル ヘリテージコレクション メカニカルモデル SLGH003
日本が誇るスーパーヒーロー
革新的なテクノロジーによる高い精度と耐久性を備え、堅牢な構造を持つグランドセイコー。ハイビート機、キャリバー9SA5を搭載した新しいスーパーヒーローは、ロレックスやオメガといったトップヒーローたちを打ち負かし、時計ファンの心をつかむことができるだろうか?クロノスドイツ版編集部が、その優れたメカニズムを徹底検証する。
イェンス・コッホ:文 Text by Jens Koch
マルクス・クリューガー:写真 Photographs by Marcus Krüger
岡本美枝:翻訳 Translation by Yoshie Okamoto
マルクス・クリューガー:写真 Photographs by Marcus Krüger
岡本美枝:翻訳 Translation by Yoshie Okamoto
プラスポイント、マイナスポイント
+point
・革新的なムーブメント
・実用的なパワーリザーブ
・高い精度
-point
・暗所での視認性に難がある
・高額