ブライトリング 新ムーブメントを搭載した140周年限定モデルと進化を続けるCal.01

2024.10.14

ブライトリングの歴史に新たな“初”を加える自社製パーペチュアルカレンダー搭載クロノグラフムーブメントCal.B19が発表された。初搭載の栄誉にあずかるのは、アイコン3モデル。複雑時計であっても、毎日使える実用時計に仕上げるのがブライトリング流だ。

ブライトリング140周年モデル

(左)プレミエ B19 ダトラ 42 140周年アニバーサリー
1940年代に人々の心の渇きを感じ取ったウィリー・ブライトリングが、豊かな未来を予感させるエレガントな腕時計を目指したプレミエがルーツ。プレーンなベゼルや角型プッシュボタン、ケースサイドの3本ラインなどを踏襲し、18Kレッドゴールドが創業140周年を華やかに彩る。自動巻き(Cal.B19)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約96時間。18KRGケース(直径42mm、厚さ15.6mm)。10気圧防水。世界限定140本。777万7000円(税込み)。
(上)スーパー クロノマット B19 44 パーペチュアルカレンダー 140周年アニバーサリー
ベゼル、プッシュボタン、リュウズにセラミックスをインサートした、クロノマットの中で最もパワフルなスーパー クロノマットがベース。18KレッドゴールドケースにCal.B19を搭載し、同モデル初のスケルトンダイアルと、ルーローブレスレット調のラバーストラップを合わせた。自動巻き(Cal.B19)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約96時間。18KRGケース(直径44mm、厚さ15.35mm)。10気圧防水。世界限定140本。777万7000円(税込み)。
(右下)ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー 140周年アニバーサリー
Cal.B19を搭載したケースに加えてダイアルにも18Kレッドゴールドを採用したラグジュアリーな雰囲気の中、特徴的な回転計算尺をブラックで引き締めたデザインが秀逸。12時位置のムーンフェイズにはリアルな月が描かれ、白ステッチが効いたアリゲーターストラップも絶妙。自動巻き(Cal.B19)。39石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約96時間。18KRGケース(直径43mm、厚さ15.62mm)。3気圧防水。世界限定140本。777万7000円(税込み)。
星武志、三田村優:写真
Photographs by Takeshi Hoshi (estrellas), Yu Mitamura
大野高広、鈴木幸也(本誌):取材・文
Edited & Text by Takahiro Ohno (Office Peropaw), Yukiya Suzuki (Chronos-Japan)
[クロノス日本版 2024年11月号掲載記事]


驚愕の140周年限定コレクターズアイテム

 ブランド創業140周年を機に、ブライトリングが満を持して発表したのが、3つの140周年アニバーサリーモデルが搭載する新エンジン、Cal.B19である。その最大の特徴は、ブライトリングが初めて自社開発した永久カレンダー搭載クロノグラフムーブメントであることだ。当然、ベースとなったのはブライトリングを背負って立つ基幹キャリバー01である。

Cal.B19

Cal.B19
ブライトリング初の自社開発による永久カレンダー搭載クロノグラフムーブメント。Cal.01をベースとして開発された11番目のインハウスムーブメントである。主ゼンマイを替え、強化することで約96時間のパワーリザーブを実現。フリースプラングテンプを採用することで調速機構の安定性と精度を高め、歩度と信頼性を向上させた。部品総数374点のうち、62点が永久カレンダー機構専用。自動巻き(直径30mm、厚さ8.53mm)。39石。2万8800振動/時。

 永久カレンダーとは、月末の大の月・小の月を判別して自動調整することはもちろん、4年に一度の閏年までも自動で調整してくれる複雑機構である。これまでブライトリングは、この機能を持ったムーブメント、Cal.29を外部サプライヤーとの提携に頼っていた。スーパー クロノマットに搭載されていたセミ・パーペチュアルカレンダーであるCal.19も同様だ。その意味でも、今回、ブライトリングが発表したCal.B19は、ブランドの新たな「初めて」を記録するものとなった。

Cal.B19

 だが、Cal.B19が画期的であるのは、それだけではない。常に実用性を追求するブライトリングは、ブランド創業140周年を言祝ぐにあたって、さらにふたつの実用面における革新を盛り込んだ。ひとつがパワーリザーブの延長。従来のCal.01が約70時間であったのに対し、Cal.B19は約96時間まで駆動時間が延ばされた。これは約3日から約4日へと、約1日もパワーリザーブが延長されたことを意味する。

プレミエ B19 ダトラ 42 140周年アニバーサリー

1940年代のプレミエ ダトラを思わせる4つのインダイアルを備えたメカニカルな表情に、シリンジ針や丸みを帯びたアラビア数字インデックスの上品さを加味。タキメーターの内側にレッドゴールドカラーの分目盛りを挟むことで、コントラストの際立つダイアルに仕上げた。12時位置のムーンフェイズ表示は、他の2モデルとは異なり、月に顔が描かれたクラシカルなデザイン。

 もうひとつの変化が、緩急針を廃したフリースプラングテンプの採用である。これも自社製クロノグラフとしては、ブライトリング初の導入である。通常のムーブメントでは、緩急針があると歩度の微調整はしやすいが、強い衝撃が加わると緩急針が動いてしまい、精度に影響が出てしまうことがある。だがブライトリングは、既存の汎用ムーブメントベースのCal.13も、インハウスムーブメントのCal.01も、緩急針を持ちながらも高い耐衝撃性能を実現していた。だが今回、あえて緩急針をやめ、フリースプラングテンプを新型ムーブメントに採用したのは、創業以来、計器としての実用性を追求してきたブライトリングの原点をより一層、旗幟鮮明にしたことにほかならない。

ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー 140周年アニバーサリー

このナビタイマーは18KRG製の単色文字盤ということもあり、深い窪みと色違いのインダイアル針で視認性を確保するなど、ラグジュアリーでありながらも実用時計としても機能する。4つのインダイアルは、12時位置にムーンフェイズ、3時位置に30分積算計とデイト表示、6時位置に閏年カウンターと月表示、9時位置にスモールセコンドと曜日表示をレイアウト。

 もちろん、華々しく140周年を祝すために、アニバーサリーモデルが搭載するムーブメントには、22Kレッドゴールド製のローターが備えられ、しかもそのローターには、ラ・ショー・ド・フォンのモンブリラン通り3番地にあったブライトリングのモンブリラン工場が彫金されている。このモンブリランの西棟には、ブライトリング家が3代にわたって居住していたことから、同社にとってまさに原点と言える歴史的なモチーフである。これまでにも、その名がモデル名に採用されたり、社屋が広告に掲載されたりしてきたことからも、その重要度が分かる。こうした限定モデルとしての特別な意匠と装飾を施すことはもちろん、決してそこにとどまらないところに、ブライトリングがブライトリングたるゆえんがある。

スーパー クロノマット B19 44 パーペチュアルカレンダー 140周年アニバーサリー

パーペチュアルカレンダーのモジュールがダイアル側に追加されるため、そのメカニズムを一部でも見られるのは3モデルのうち、同モデル初のオープンワークダイアルを採用したスーパー クロノマットのみ。取り外して順番を入れ替えればカウントダウン目盛りにもなるライダータブは、1983年の初代機で開発された“初”を継承しつつ、セラミックスをインサート。

 すなわち、同社にとっては常に「最新こそが最良」であるのだ。たとえそれが複雑な永久カレンダー搭載機であっても、140年にわたって受け継がれてきたブランド哲学と信念は決して揺らぐことはない。

140周年記念限定モデルの付属ボックス

140周年記念限定の各モデルには、スエード張りの豪華な木製ボックスが付属する。これは最大3本をディスプレイ可能で、収納用の引き出しと取り外し可能なトラベルポーチ付き。豪華版『Breitling : 140 Years in 140 Stories(ブライトリング:140の物語が伝える140年)』(リッツォーリ社出版、2024年)も、時計購入者に1冊ずつ贈呈される。


進化を続ける16年目のCal.01

 2008年12月に第1ロットが製造され、2009年にクロノマットへ初搭載されたCal.01は、ブライトリングが初めて自社開発・自社製造したクロノグラフムーブメントである。それから15年、実は密かに、飽くなき改良は続いていた!

Cal.01

Cal.01は先進のモジュール構造を採用しており、ラトラパンテやGMT、ワールドタイム、パーペチュアルカレンダーなど、文字盤側にモジュールを追加しやすい。写真最上部のローターは、デザイン変更とともに軽量化。従来は真鍮製で外周部のみタングステンを使っていたが、タングステンのモノブックから削り出した現行は、巻き上げ効率に影響を与えることなく重心を最適化されている。その下にある自動巻き機構はリバーサーの改良を重ね、耐久性がアップした現行は手巻きの感触も滑らかになっている。また、Cal.01のモジュール構造はメンテナンス時にも効率が良く、例えば主ゼンマイが切れて交換する際、ネジ3つでローターが外れ、ネジふたつで自動巻き機構が外れる。さらにネジ3つでクロノグラフ機構が外れる。するともうベースムーブメントの香箱までたどり着く。

 ブライトリング初の自社開発・自社製造キャリバー01は、クロノマットに初搭載された2009年当初から整備性の高い優れたムーブメントとして知られている。だが、その進化は止まることなく、常に改良が加えられてきた。「これまでの15年間で多くのパーツに改良が施されています」と語るのは、日本でただひとりの技術トレーナー、スタジオ・ブライトリングの根本雅章氏だ。「トラブルに対応するというより、より良くするための改良です。見た目の変化は少ないと思いますが、素材や構造が変わったり、新たにコーティングを施したりしていることもあります。例えば、垂直クラッチとの連結を司るふたつのレバーが少し曇って見えるのは、摩耗に強いテフロンコーティングのため。これによって耐久性が大幅に向上しています」と根本氏。

Cal.01のLIGA

LIGA
4番車(左下)と秒クロノグラフ車(右上)をつなぐ中間車の上層部にLIGA技術を用いたことで、フリクションスプリングが不要になり、例えば24時間計測後でも高い振り角の維持が可能になった。つまりクロノグラフを使い続けても、時計の精度にほぼ悪影響を及ぼさない。

 15年前に誕生したムーブメントでありながら、ベースムーブメントとしても第一線で活躍している理由は、そんな絶え間ない進化ゆえ。最先端のLIGA技術も2021年に投入しており、クロノグラフ秒針のブレを最小限に抑えている。また、自動巻き時計で最も負荷がかかるリバーサーは、写真で掲載した4世代の中でもさらに細かく進化している。もともとリュウズの構造や形状のため、手巻き上げは重いタイプのキャリバーだが、現行は一段階軽くなっており、固めではあるが滑らかで、耐久性も向上した。

Cal.01のリバーサー

リバーサー
写真は真上から時計回りに第1世代から第4世代のリバーサー。第1世代の途中から自社製となり、内部に石を使うようになった第2世代はスティールのみ使用していたが、第3世代はベリリウムカッパーとスティールの組み合わせに変更された。第4世代は内部に3つの遊星歯車を用いた新構造に改良された。

「リバーサーは分解できないので、メンテナンスのたびに最新世代のものに交換しています。針にしてもブライトリングは堅牢性確保のため硬く作られており、コンプリートサービスなどで外す際は使い回しをせず、基本的に交換をすることが定められています」

 ブライトリングはスイス本社と各国の正規メンテナンスサービスセンターの関係が緊密で、こうした新しいパーツの情報はリアルタイムで伝わり、オイルの注油方法なども随時更新される。同じCal.01でもこれだけ進化していると、メンテナンスの変更項目は膨大になるが、非正規の修理会社では、そんな新情報も純正部品も入手困難だろう。だが、正規オーバーホールに出せば、常に最新・最良の状態になって戻ってくるわけだ。

Cal.01の秒クロノグラフ車+垂直クラッチ

秒クロノグラフ車+垂直クラッチ
旧型(右)・現行(左)の秒クロノグラフ車と垂直クラッチを上と横から比較。左側に突き出た30分積算計側と12時間積算計側のふたつの送りヅメが、立体的だった旧型に対して現行はフラットになった。こうした微細な変更を積み重ねて、現行はかなり薄くなった。同時に、肉抜きして軽量化も達成している。

 上記以外の進化のポイントもまとめておこう。まず、自動リセットハンマーは手作業による調整が不要な二重構造で特許を取得しているが、現行は同じ機能性を保持しながら一体構造に合理化されている。また、日送り車の送りヅメと噛み合うカレンダーディスクの歯の形状はもともと台形だったが、第2世代はその角が取れて誤操作による歯の変形を防ぐ形状に改良された。現在はカレンダーディスクのフォントが大きなゴシック体になっており、これが第3世代となる。さらに現行リュウズの巻き真は焼き戻しの時間を変えて粘性を持たせることで、破損しにくい仕様にした。同様にローターや受けのネジを、2018年にタングステンスティールから粘りのあるステンレススティールに変更して折れにくい仕様とした。当初ゴールドカラーだった香箱がシルバーになったのは、環境負荷を考慮してカドミウムの使用をやめたからだ。

Cal.01の緩急針

緩急針
旧型(上)・現行(下)ともに、細かい調整ができるトリオビス型の緩急針ではあるが、2020年初頭に偏心ネジの位置が移動し、より詳細な微調整が可能になった。当初はサプライヤーに委託していたテンワの削り出しやヒゲゼンマイの溶接も、現在はブライトリングが自社で行っている。

「Cal.01から始まったムーブメントの自社開発・自社製造ですが、クロノメトリーに15年間のノウハウが蓄積されて、製造するのが飛躍的にうまくなっていますね。2009年当初より、明らかにクォリティが高くなり、同じC.O.S.C.認定でも細かいところで差がついています。この熟成されていく過程を見ていると、今後の進化の継続も確信できます」


ブライトリングの製造拠点、クロノメトリーの“今”

 2009年にクロノマットに搭載されてデビューを果たした、ブライトリング初の自社開発・自社製造のクロノグラフムーブメント、Cal.01。その誕生以来、現在に至るまで、実用性を高めるために絶えず進化を遂げてきたことは、すでに解説した通りだ。そのCal.01を実際に製造し、組み立てているのが、ブライトリングのムーブメント製造を担う「クロノメトリー」である。

クロノメトリー

 ブライトリングのムーブメント製造の拠点であるクロノメトリーは、スイス機械式時計揺籃の地のひとつ、ラ・ショー・ド・フォンに位置する。現在、クロノメトリーは大きくふたつの建物で構成される。ひとつが組み立てとケーシングを担う旧棟で、もうひとつがパーツ製造を行う新棟である。4階建ての新棟は、Cal.01の主要パーツの製造と組み立ての現場であるだけでなく、ムーブメントやそのオイルなどの開発・検証という重要な役割も担っている。

クロノメトリーのCNCマシン

クロノメトリーのパーツ製造部門にはざっと30台以上のCNCマシン、フルーリー社のモデューロが導入されている。

マシンに受けを自動で充填する様子

モデューロはモディファイの自由度が高いため、幅広い用途で自動化ラインを構築できる。これはマシンに受けを自動で充填する様子。

 今や、ブライトリングの代名詞である自社製キャリバー01。そのムーブメントパーツの製造部門は、クロノメトリーを象徴する部門のひとつだ。4階建ての新棟の広いスペースに、1台当たり100万スイスフランは下らないCNC(コンピューター数値制御)マシンが数十台も設置された製造部門では、24時間体制で地板や受けがドライ切削されている。ドライ切削とは、金属を削り出す際の発熱を抑えるための冷却用のオイルを用いないで切削する、近年導入されている手法である。クロノメトリーでも、環境負荷を低減するための一環として、このドライ切削が可能なCNCマシンであるフルーリー社のモデューロを採用している。例えば、地板の切削であれば、1分間に2万5000回転するツールを用いて1日に250枚の地板を切削することができる。もちろん、切削によって削り出される真鍮などの金属の削りカスはすべて回収され、リサイクルされる。

1日分の地板のブランク

クロノメトリーではこのモデューロによって1日に250枚の地板が切削される。写真は1日分の地板のブランク。重さにして約12kgだという。

切削後の地板

切削後の地板。右がサンドブラスト加工後で、左がさらにロジウムメッキを施した状態。

 中でも興味深かったのが、地板のサンドブラスト加工である。ブライトリングでは切削された地板はサンドブラストで下地処理されるのだが、クロノメトリーでは、その工程も自動化されていた。他社では手作業で地板を1枚ずつサンドブラスト加工する様子をよく目にしていたが、地板の充填を含め、ビーズを1気圧で地板に吹き付ける工程まで、すべてが自動化された工程は初めて目にした。

Cal.01のパーツ標本

Cal.01のパーツ標本。現在、ルビー(穴石や受け石)やピン類を含め346点のパーツで構成される。

 新棟で製造された各種パーツは、一部サプライヤーから納入されたパーツとともに、時計技士が配置されたアセンブルラインで効率良く組み立てられるのだが、その準備段階でのルビー(穴石や受け石)やピンのセッティングなどのプレアセンブリも自動化されている。ルビーに関しては、大きさの選別から始まり、パレットへの配列に至るまで、工作機械のハンドがテキパキと捌いていく様は、見ていて小気味よいほどであった。

サプライヤーから納品されたルビーを大きさによって選別する工程

ムーブメントを組み立てる前の準備段階において、サプライヤーから納品されたルビーを大きさによって選別する工程。クロノメトリーではこの工程も自動化されている。

 絶えず進化を遂げている基幹キャリバー01の部品点数は現在、ルビーやピンを含めて346点。対して、140周年アニバーサリーモデルが搭載する新型の永久カレンダークロノグラフムーブメント、Cal.B19のパーツ数は374点。すでにクロノメトリーではCal.B19の製造が行われていたが、現在、インハウスムーブメントだけで、年間約8万5000個を生産しているという。それ以外のケニッシやセリタなどの汎用ムーブメントを含めると、クロノメトリーでは年間約22万個を製造しているというから、製造部門で見た各工程における効率化の賜物だ。2009年にCal.01が製品化された当初は、年産約3000個であったというから、インハウスムーブメントだけでも約28倍という驚異的な成長ぶりである。

 実用性を高めるため、Cal.01がその誕生以来、15年にわたって細かく進化を遂げてきたように、製造の最前線であるクロノメトリーも同様に、質においても規模においても常に改善され、発展してきたことがよく分かる。

Cal.01の組み立ての様子

プレアセンブリにおいてルビーやピン類がセットされたパーツは、アセンブルラインに乗せられて、時計技士によって効率良く組み立てられる。

クロノメトリーで組み立てられる140周年アニバーサリーモデル

クロノメトリーで組み立てられる140周年アニバーサリーモデル。


運命の1本と出会うための情報発信地
ブライトリング ブティック

 最高の時計との最高の出会いは、設備・接客・品揃えの三拍子揃った「最高の空間」こそふさわしい。「時計を買う」という行為を、ワンランク上の“満足” へと引き上げてくれる、そんなプロフェッショナルなブライトリング ブティックを紹介する。

ブライトリング ブティック 表参道

3フロア分の吹き抜けになったエントランスが開放的なブライトリング ブティック 表参道。ブライトリングのフルコレクションをじっくりと楽しめる贅沢な空間だ。

 ブライトリングは、購入したら店舗との関係がそれで終わり、という単純なブランドではない。それが正規店なら業界一と称されるカスタマーサービスやイベントへの招待、万全のメンテナンス体制など、逆に買った瞬間から長い付き合いが始まると言っていい。きちんと製品説明を受け、納得のいくモデルを選び、完璧なアフターサービスに安心するーーそんな正規店の理想を追求した結果、初めてブライトリング専門店が誕生したのは2002年、実は日本が世界初。2006年に現在の場所に移転したブライトリング ブティック 銀座が第1号店だ。以後、大阪、福岡とオープンが続き、今や日本全国に14店舗が展開される。

 各店ともブライトリングだけを扱っているため、その在庫数・バリエーションは豊富で、新作の入荷は早く、希少な限定モデルも優先的に入荷する。ブティックでしか購入できないリミテッドエディションの存在も大きな魅力だ。

ブライトリング ブティック 表参道

世界の有名ブランドショップが連なるショッピングストリート、東京・表参道沿いの路面店。ブティック各店では、ブライトリングを楽しめるイベントもたびたび開催されている。

 ブライトリング ブティックは、ブライトリングが気になったら最初に訪れるべき、いわば“聖地”だ。店内に足を踏み入れると、圧倒的なブライトリング・ワールドに胸が高鳴ることだろう。堅牢なスティールとスポット照明、温かみのあるレンガ壁やレザーといったインテリアは、倉庫や工場を改造した“インダストリアル・ロフト”という世界観を表現。このカジュアルなリラックスできる空間で、ブランドの歴史や技術、製品などを熟知したブライトリング・スペシャリスト(公認販売員)が接客してくれる。BGMやフレグランスまで世界のブティック規定に基づく“最高の空間”で、ぜひ運命の1本と出会っていただきたい。

クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド、クロノマット 32 ジャパン リミテッド

(右)クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド
(左)クロノマット 32 ジャパン リミテッド

クロノマットの日本限定仕様。唯一無二のシェル文字盤にダイヤモンドベゼルが好相性。直径32mmのレディースはインデックスにもダイヤモンドをセット。各日本限定50本。(右)自動巻き(Cal.01)。SSケース(直径42mm、厚さ15.1mm)。200m防水。231万円(税込み)。(左)スーパークォーツ(Cal.77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.5mm)。10気圧防水。106万1500円(税込み)。

ブライトリング ブティックは「来店予約」がおすすめ

 スムーズに接客を受けられるよう、ブライトリング ブティックはネットで簡単に「来店予約」が可能だ。「ナビタイマーが見たい」「ダイバーズコレクションについて詳しく知りたい」「パートナーへのプレゼントを探している」といった用件を先に伝えておけるので、ぜひ気軽に活用していただきたい。

ブライトリング ブティックの来店予約ページ

ブライトリング公式サイトのブティック一覧ページから、各ブティックの「来店予約をする」アイコンをクリックして、日時や名前など必要事項を書き込むだけ。「クロノス日本版を見て予約」のひとことをお忘れなく!

 例えば、特定のモデルの試着やカスタマイズのアドバイスを希望する場合などは、「来店予約」を利用した方が安心だろう。また、その予約時に「クロノス日本版を見て予約」とひとこと追加すれば、140周年記念の特製ブックマークをプレゼント(ただし、1組1点限り。先着20組)。

ブライトリング140周年記念ブックマーク

サテン仕上げが施された高級感たっぷりのスティール製140周年記念ブックマーク。ブライトリング初の本格的なモンブリラン工場の絵柄、140周年記念ロゴが入る。



Contact info: ブライトリング・ジャパン Tel.0120-105-707


ブライトリングが140周年イベントを開催!『クロノス日本版』編集長の広田雅将による、トークショーをレポート!

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ブライトリング140周年の集大成! パーペチュアルカレンダー×クロノグラフ搭載モデルが3型登場【ジュネーブ・ウォッチ・デイズ】

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2024年 ブライトリング 新作時計 まとめ

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