2024年に創業140周年を迎えたブライトリングは、今年も意欲的に多数の新作時計を発表している。シックス・ネーションズ チャンピオンシップモデルに代表されるコラボレーションから「ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー」の第2弾まで、本記事では、その多彩な顔触れを紹介する。
2025年新作①「クロノマット シックス・ネーションズ リミテッド エディション」GMTモデル
ブライトリングから、ヨーロッパの6つのユニオンで争われる140年以上の歴史と伝統のある国際ラグビー大会の「シックス・ネーションズ チャンピオンシップ」を記念する「クロノマット シックス・ネーションズ リミテッド エディション」が発表された。ブライトリングがこのチャンピオンシップのオフィシャル タイミング パートナーとなり、6つのユニオン全てとの独占的なラグジュアリーウォッチパートナーとなるのは4シーズン目となる。

自動巻き(Cal.Breitling 32)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。200m防水。世界限定250本。79万2000円(税込み)。

自動巻き(Cal.Breitling 32)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。200m防水。世界限定250本。79万2000円(税込み)。

自動巻き(Cal.Breitling 32)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。200m防水。世界限定250本。79万2000円(税込み)。

自動巻き(Cal.Breitling 32)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。200m防水。世界限定250本。79万2000円(税込み)。

自動巻き(Cal.Breitling 32)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。200m防水。世界限定250本。79万2000円(税込み)。

自動巻き(Cal.Breitling 32)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.7mm)。200m防水。世界限定250本。79万2000円(税込み)。
ラインナップは、大会に参加する6つのユニオンのアイデンティティーに敬意を表した6つのモデルで、いずれも「クロノマット オートマチック GMT 40」をベースとする。それぞれ、イングランドはシルバー、アイルランドはグリーン、スコットランドはブルーにピンクのGMT針、ウェールズはバーガンディー、フランスはブルーにレッドのGMT針、イタリアはブルーにイエローのGMT針の文字盤デザインとなる。各モデルの文字盤は、ラグビーフィールドに浮かび上がるストライプから着想を得て、マット仕上げとサテン仕上げを交互に配した「ピッチフィニッシュ」が施される。そして、6時位置にカラーに対応するユニオン名がコントラストを効かせたカラーで記される。
回転ベゼルやルーローブレスレット、オニオンリュウズなどのクロノマットらしい意匠に、200mの防水性やGMT表示機能を備え、ブライトリングらしさのある実用性の高いツールウォッチに仕上がっている。
各モデルは世界限定250本となり、ケースバックにはそのことを示す“One of 250”と、各ユニオンの紋章および“Six Nations Rugby”と刻まれ、本作の特別さが記されている。
2025年新作②「クロノマット シックス・ネーションズ リミテッド エディション」32mm径モデル
デザインを共有するレディース向けモデルとしてケース径32mmの「クロノマット 32 シックス・ネーションズ リミテッド エディション」も同時に発表された。クロノマット 32は、凹凸が設けられたベゼル、ルーローブレスレット、オニオンリュウズなどのクロノマットらしい意匠をコンパクトなサイズにまとめたモデルで、ブライトリングのレディースサイズの中で人気となっている。
本作がテーマとするシックス・ネーションズ チャンピオンシップは、男子、女子、U20の3つのカテゴリーで行われる。そのため、このレディースモデルのラインナップは、ブライトリングとシックス・ネーションズ チャンピオンシップとの深いパートナーシップを象徴するものと言える。
メンズ向けモデルと同様に、6つのユニオンにちなんだ6つのモデルが用意される。いずれも、マット仕上げとサテン仕上げを交互に配した「ピッチフィニッシュ」が施される。インデックスと針はイエローゴールド製となり、インデックス外周にはダイヤモンドが配されて煌びやかさが加えられている。
本作では、従来のクロノマット32では無かった文字盤カラーが用いられており、この点でも注目の新作であると言えるだろう。こちらは各モデル世界限定75本となり、ケースバックにはそのことを示す“One of 75”と、各モデルのユニオンの紋章および“Six Nations Rugby”と刻まれる。

クォーツ(Cal. Breitling 77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.54mm)。10気圧防水。世界限定75本。61万6000円(税込み)。

クォーツ(Cal. Breitling 77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.54mm)。10気圧防水。世界限定75本。61万6000円(税込み)。

クォーツ(Cal. Breitling 77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.54mm)。10気圧防水。世界限定75本。61万6000円(税込み)。

クォーツ(Cal. Breitling 77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.54mm)。10気圧防水。世界限定75本。61万6000円(税込み)。

クォーツ(Cal. Breitling 77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.54mm)。10気圧防水。世界限定75本。61万6000円(税込み)。

クォーツ(Cal. Breitling 77)。SSケース(直径32mm、厚さ8.54mm)。10気圧防水。世界限定75本。61万6000円(税込み)。
2025年新作③「ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー」
ブライトリングの象徴とも言える「ナビタイマー」にパーペチュアルカレンダー機能を搭載した「ナビタイマー B19 クロノグラフ 43 パーペチュアルカレンダー」の新作が発表された。搭載されるのは、2024年の創業140周年に合わせて発表された、ブライトリング初のパーペチュアルカレンダー機構を備えるマニュファクチュールムーブメントのCal.B19だ。Cal.B19発表に合わせて、これを搭載するレッドゴールド製モデルが発表されており、本作はそれに続くものとなる。
目を引くのはアイスブルー文字盤で、明るく爽やかな色調のブルーに、パーペチュアルカレンダーや回転計算尺の緻密な印字が映えるデザインとなっている。ブラックのベゼルインサートが全体を引き締めつつ、プラチナ製のベゼルによって素材由来の白く輝く質感を加えている。
搭載される自動巻きムーブメントのCal.B19は、ブライトリングが得意とするクロノグラフ機構と、パーペチュアルカレンダー機能を備える。このパーペチュアルカレンダーは、うるう年を考慮しながら各月の日数に合わせて月を自動修正し、およそ100年にわたってわずかな調整のみで正確に作動するものだ。組み合わされるムーンフェイズ表示には、リアルで立体的な月の姿と星空が描かれる。
バリエーションとして、シックな印象のブラックアリゲーターストラップ仕様と、ナビタイマーおよびブライトリングのアイコンとも言える斜めのラインが印象的な7連リンクのブレスレット仕様が用意される。近年のブライトリングの外装技術は高く評価されており、文字盤のディティールとケースの仕上がりは、特別な本作の魅力を高めるものとなっている。

自動巻き(Cal.B19)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約96時間。SS×Ptケース(直径43mm、厚さ14.94mm)。30m防水。475万2000円(税込み)。

自動巻き(Cal.B19)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約96時間。SS×Ptケース(直径43mm、厚さ14.94mm)。30m防水。482万9000円(税込み)。
2025年新作④「トップタイム B31」
アイコニックなクロノグラフとして親しまれてきた「トップタイム」コレクションに、時分秒表示の3針モデル「トップタイム B31」がデビューする。1960年代に登場したトップタイムは、当初からスポーツ用途にマッチした高性能さとスタイリングを追求したタイムピースとして支持されてきた。また、1965年の映画『007 サンダーボール作戦』でジェームス・ボンドが着用したことでも知られている。
トップタイム B31は、このようなクロノグラフの伝統を引き継ぎつつ、時刻表示に特化したシリーズとして進化して登場したモデルだ。ケース径は伝統的な38mmを継承し、クラシックなプロポーションを備え、文字盤デザインにはモダンなテイストが加えられている。
自動巻き(Cal.B31)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約78時間。SSケース(直径38mm、厚さ10.3mm)。100m防水。86万9000円(税込み)。
自動巻き(Cal.B31)。XX石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約78時間。SSケース(直径38mm、厚さ10.3mm)。100m防水。81万9500円(税込み)。
今般ラインナップされるのは3つのカラーバリエーションと、それぞれにブレスレットとレザーストラップの組み合わせで、計6モデルである。文字盤デザインはいずれもツートンのコーディネートとなっており、ブルー×ホワイト、グリーン×ブラック、ベージュ×スカイブルーとなる。これらは往年のレーシングカーのカラーリングからサンプリングされたもので、トップタイムの系譜を感じさせるものだ。レザーストラップは文字盤カラーと合わせたコーディネートで、モータースポーツ向けモデルで見られるパンチングメッシュが施されたタイプが組み合わされる。
本作はケース径38mmとコンパクトな仕立てに加えて、厚さも10.3mmに抑えられており、エレガントさを生み出すのと同時に、着用感の向上も期待できる。このシルエットを実現するのが、本作に合わせてデビューとなる自社製ムーブメントのCal.B31である。これはブライトリングの代表的なクロノグラフムーブメントのCal.01をベースにしつつ、機能を時刻表示に絞りつつ、その基本性能や信頼性を引き上げることがコンセプトだ。
Cal.B31は、約78時間のロングパワーリザーブとスイス公式クロノメーター検定協会によるCOSC認定機となり、現代基準で高い実用性を備える。また、その開発にあたり、16年分の使用に相当する過酷なテストによって信頼性が高められた。その内容の一例は、10万回のリュウズの巻き上げ、345万6000回のローター巻き上げ、500Gの耐衝撃試験6万回などである。これらの評価結果を背景として、Cal.B31には5年間の保証がつけられる点は、ユーザーにとっての安心材料となることだろう。
なお、そのほかのトップタイムはじめ、ブライトリングは2025年に続々と魅力的な新作時計を発表しているので、順次、本記事に追加していく。