高い品質と美観を備えた高級腕時計によって、スモールメゾンでありながら、時計市場でプレゼンスを示してきたローラン・フェリエ。2025年に打ち出した新作は、爽やかなブルー文字盤を有した「クラシック・オート ホライゾン」だ。
ローラン・フェリエが2025年新作時計を発表!
スイスのプラン・レ・ワットに工房を構えるローラン・フェリエ。エタブリスールながら、外装とムーブメント双方に入念な仕上げを与えるとともに、信頼できるサプライヤーの協力を得ることで、高品質と美観を両立した高級腕時計を製造してきた。スモールメゾンとはいえ、時計愛好家を中心に、厚い支持を得ている。
そんなローラン・フェリエがウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表した2025年新作時計が「クラシック・オートホライゾン」だ。2024年にオンライン限定で販売された「セリエ・アトリエ」コレクション第6弾が、レギュラーモデルとなって登場した形となる。

自動巻き(Cal.LF270.01)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.94mm)。3気圧防水。ピンバックルモデル:841万5000円、フォールディングクラスプモデル:869万円(いずれも税込み)。
セリエ・アトリエコレクションとは、2020年からローラン・フェリエが展開する限定コレクションであり、昨年夏、温かみのあるラッカー仕上げのカッパートーン文字盤を備えた「クラシック・オートサンドストーン- セリエ・アトリエVI」が登場した。この意匠やムーブメントはそのままに、文字盤カラーが“ホライゾンブルー”へと変更されたのが、今回の新作モデルである。

ホライゾンブルーの色調は、創業者のローラン・フェリエが日頃からオマージュを捧げている自然からインスピレーションを受けたものだという。シルバーのガルバニックコーティングを施した下地に半透明のブルーラッカーを重ねることで、この色調を生み出している。なお文字盤中央はヘアライン仕上げ、外周はサーキュラーサテン仕上げ、そしてスモールセコンドはスネイル仕上げが組み合わされており、ミニマルなスタイルでありながらも、奥行きのある文字盤表現がなされた。
日付表示の小窓も特徴的だ。文字盤中央側から外周に向かってスロープが設けられているのだ。この形状は、見た目のバランスと彩光しやすさを両立するための仕様である。ローラン・フェリエの象徴的なホワイトゴールド製のアセガイ針とドロップ型のインデックス、そして文字盤を走るクロスラインと相まって、強い個性を放つ意匠を作り上げている。

ホライゾンブルー文字盤を包む直径40mmのステンレススティール製ケースは、優美なラウンドフォルム。この意匠は19世紀の懐中時計からインスピレーションを得ており、ガレ/ペブル(小石)を思わせるクラシカルな造形美が目を引く。
搭載するムーブメントは、ローラン・フェリエが「スポーツ・オート」のために開発した、同社にとって2番目にあたる自動巻きCal.LF270.01だ。
ローラン・フェリエらしく優美な装飾は見応え十分。さらに同社がCal.LF 229.01で採用しているナチュラル脱進機にオマージュを捧げるため、Cal.LF 229.01のマイクロローターでも評価されたのと同じ曲線が与えられている。
片方向巻上げのラチェット式ボールベアリングを採用しており、また、パワーリザーブ約72時間と、美観のみならず実用性も両立しているのが、ローラン・フェリエらしい。
ピンバックルモデルとフォールディングクラスプモデルがラインナップされ、全社が841万5000円、後者が869万円(いずれも税込み)の販売価格となっている。