ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2025にて、ピアジェより発表された新作時計を一挙に紹介する。「ピアジェ ポロ 79」の新作モデルや、ジュエラーとしてのクラフトマンシップが生きるハイジュエリーウォッチが多くリリースされたほか、「アンディ・ウォーホル美術財団」とのパートナーシップを象徴するタイムピースに、オーナメンタルストーンで飾られた新作も追加された。
2025年新作①「ピアジェ アンディ・ウォーホル」
ピアジェは2024年、現代アーティストであるアンディ・ウォーホルの名を冠したコラボレーションモデルをリリースし、ピアジェの愛用者であった彼とのパートナーシップをより強固なものとした。そして、今回のウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2025では、このコラボモデルの新作として、オパールやタイガーズアイ、メテオライトといったオーナメンタルストーンを用いる4種のバリエーションが披露されている。

自動巻き(Cal.501P1)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径45mm)。3気圧防水。予価5852万円(税込み)。
「ピアジェ アンディ・ウォーホル」は、今回追加されたオーナメンタルストーンを含む10種類のダイアルを始め、レザーストラップや針のデザイン、ケース素材といった多彩なカスタムオプションを選択できるオーダーメイドタイムピースである。2024年のファーストリリースでは、クル・ド・パリ仕上げが施されたホワイトゴールド製ケースと、ブルーのメテオライトダイアルを組み合わせたモデルが披露された。

新作のオパールダイアルモデルは、ベースとなった「ブラックタイ」と共通するゴドロン装飾に、バケットカットサファイアがあしらわれており、統一感のあるブルーの輝きを最大の魅力としている。一方で、絹のようになめらかな質感を持つタイガーズアイは、その表情に琥珀色と縞模様が際立っており、ミニマルでありながら、ミステリアスな独特の雰囲気をまとうに至っている。

自動巻き(Cal.501P1)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径45mm)。3気圧防水。予価849万2000円(税込み)。
メテオライトダイアルモデルは、グリーンとホワイトの2種が登場。いずれも、素材に由来するグラフィカルな模様を持ち、ケースと同色の針とインデックスが配されている。18Kホワイトゴールド、あるいは18Kピンクゴールド製ケースとの組み合わせが生み出す、絶妙な調和やコントラストが特徴だ。

自動巻き(Cal.501P1)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径45mm)。3気圧防水。予価906万4000円(税込み)。

自動巻き(Cal.501P1)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径45mm)。3気圧防水。予価941万6000円(税込み)。
ムーブメントは共通して、自動巻きのCal.501P1を搭載する。パワーリザーブは約40時間だ。なお、ピアジェ アンディ・ウォーホルでは、今後もさらなるカスタムバリエーションの拡充が予定されている。
2025年新作②「シックスティ」

1960年代のピアジェウォッチのスタイルを彷彿とさせるコレクション、「Sixtie(シックスティ)」が新たに発表された。
本コレクションの特徴は、ピアジェのアイコニックなデザインコードのひとつである、トラペーズ(台形)型のケースを採用している点だ。そのデザインは、1960年代から1970年代にかけてのメゾンの黄金時代からインスピレーションを得ており、ウォッチにジュエリーの側面を与えたピアジェの、アヴァンギャルドで大胆な試みを彷彿とさせるものとなっている。

クォーツ。18KPGケース(直径29mm、厚さ6.5mm)。5気圧防水。479万6000円(税込み)。
ダイアルはいずれもシルキーなサテン仕上げを備えており、ゴールドのバーインデックス、バトン針や、12時、6時位置のローマ数字との見事な調和を見せている。
バリエーションは、ステンレススティールモデルと18Kピンクゴールドモデルに加え、それらのコンビネーションモデルがラインナップ。さらに、きらびやかなダイヤベゼルモデルも用意されている。ケース直径29mm、厚み6.5mmの、極めて小ぶりなサイズ感であり、ムーブメントはクォーツ式が搭載されている。

クォーツ。18KPG×SSケース(直径29mm、厚さ6.5mm)。5気圧防水。198万円(税込み)。

クォーツ。SSケース(直径29mm、厚さ6.5mm)。5気圧防水。169万8400円(税込み)。

クォーツ。18KPGケース(直径29mm、厚さ6.5mm)。5気圧防水。567万6000円(税込み)。
2025年新作③「ピアジェ ポロ 79」
「ピアジェ ポロ 79」には、ホワイトゴールドケースの新作モデルが追加された。

自動巻き(Cal.1200P1)。25石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約44時間。18KWGケース(直径38mm、厚さ7.45mm)。予価1381万6000円(税込み)。
2024年、このブランドはピアジェ ポロコレクションの歴史に敬意を表し、初代モデルを復刻したイエローゴールド製のピアジェ ポロ 79をリリースした。第2作目に当たるこのRef.G0A50150では、新たに18Kホワイトゴールド製ケースが採用されており、オリジナルを忠実に再現したデザインに、モダンなタッチが添えられている。
ムーブメントはCal.1200P1を搭載する。マイクロローターを備えたその厚みはわずか2.35mmしかなく、ピアジェ ポロ 79のスリムなシェイプにも大きく寄与している。
2025年新作④「ハイジュエリーウォッチ」
ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2025では、「ソートワール」「カフウォッチ」「オーラ」に加え、新コレクション「シックスティ」のハイジュエリーウォッチが披露された。メゾンの卓越したクラフトマンシップを体現するこれらのタイムピースは、スイスウォッチ製造の伝統に敬意を払うと同時に、オーナメンタルストーンやゴールドを駆使することで、深み、形、色彩の斬新な調和を実現している。

新コレクション、シックスティに共通する、台形型のフォルムを採用したソートワールウォッチ。自由な精神を表現したそのシェイプは、1960年代後半のメゾンを彷彿とさせる。予価4444万円(税込み)。
色鮮やかなストーンがあしらわれたチェーンを持つ、ソートワールの新作。腕時計としても着用できるデザインを採用している。価格未定。

ピアジェが継承してきたカフウォッチの伝統を受け継ぐ新作。オパールダイアルの一部を隠した、大胆なデザインを特徴としている。予価3278万円(税込み)。

アシンメトリーな18Kホワイトゴールド製ケースを持つ、独創的なカフウォッチ。風や水によって優しく彫刻されたかのような、波打つテクスチャーが施されている。予価3124万円(税込み)。

メゾンの卓越した色彩感覚を体現する、オーラの最新作。厳選されたジェムストーンによって、なめらかなレインボーのグラデーションが生み出されている。予価1億7688万円(税込み)。