2025年 ショパールの新作時計を一挙紹介!

2025.04.06

ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2025でショパールが発表した、新作時計をまとめて紹介。ショパール マニュファクチュールによって生み出された至高の「L.U.C」コレクションからハイジュエリーウォッチまで、その多彩な新作モデルの数々は、眺めているだけで心が揺さぶられる。


ショパール2025年新作①「アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン」

ショパール アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン

「アルパイン イーグル」の特徴のひとつである文字盤の放射状パターンがトゥールビヨンから放たれており、目を引く。

 スイス公認クロノメーター検定協会によるCOSC認定クロノメーターとジュネーブ・シールの双方を取得する唯一のフライングトゥールビヨンムーブメントを搭載した「アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン」が発表された。搭載される自動巻きムーブメントのCal.L.U.C 96.24-Lは、評価の高いCal.L.U.C 96.01-Lをベースとしており、ムーブメント厚さは3.30mmである。これにより、本作のケース厚は8mmと薄型の仕立てで、「アルパイン イーグル」のデザインコードを維持しつつ、さらにエレガントなシルエットを実現する点が特徴だ。また、積載式二重香箱によって約65時間のパワーリザーブを備え、実用性も高められている。

ショパール アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン

ショパール「アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン」Ref.298616-3003
自動巻き(Cal.L.U.C 96.24-L)。25石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約65時間。ルーセントスティール™ケース(直径41mm、厚さ8mm)。100m防水。予価1904万1000円(税込み)。

 ケースのアウトラインを詳しく見ると、ケースサイドとベゼルは従来の「アルパイン イーグル 41」に比べてスリムに設計されているのがわかる。これにより、文字盤の視認性を向上させるのと同時に、アルパイン イーグルの特徴的な文字盤の魅力をより楽しむことができる仕立てとなった。

ショパール アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン

Cal.L.U.C 96.24-Lは、ケースバックから鑑賞できる。マイクロローターは薄型であることはもちろん、ブリッジの装飾やテンプ回りが鑑賞しやすいということも美点だ。

 文字盤にはイーグルの虹彩から着想を得た放射状のパターンが施される。本作ではその放射の中心が6時位置のトゥールビヨンの回転軸に合せられており、その作動に視線を誘導する効果を生み出している。また、フライングトゥールビヨン部分は文字盤から見える上部にブリッジがなく、その下側のブリッジのみでこの機構を支えているため、トゥールビヨンキャリッジが浮いているかのように見え、本作全体に透明感を加えている。

 文字盤の「ローヌブルー」は、アルプスを流れる最も有名な河川であり、ショパールが居を構えるジュネーブの歴史とも深く関わるローヌ川からインスピレーションを受けたものだ。ローヌ川はアルプスの氷河を起点に、澄み切った穏やかなブルーをたたえることが知られており、透明感も感じさせる本作の文字盤色として表現されている。


ショパール2025年新作②「アルパイン イーグル 41 XP CS プラチナ」

 アルパイン イーグルとしては初となるプラチナ製モデルの「アルパイン イーグル 41 CS プラチナ」が発表された。本作はケース径41mm、厚さが8mmと薄型の“41 XP”ケースが適用され、モデル名の“CS”はセンターセコンドを意味している。

ショパール アルパイン イーグル 41 XP CS プラチナ

ショパール「アルパイン イーグル 41 XP CS プラチナ」Ref.295393-9001
自動巻き(Cal.L.U.C 96.42-L)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。Ptケース(直径41mm、厚さ8mm)。100m防水。予価1665万4000円(税込み)。ショパールブティック限定販売。

 この、薄くエレガントなスタイリングを実現しているのが、マイクロローターを搭載する自動巻きムーブメントのCal. L.U.C 96.42-Lである。ムーブメントの厚さは3.30mmであり、マイクロローターの採用は薄型設計に寄与している。一方、マイクロローターはセンターローターに比べて巻き上げ効率を高めるのが難しいが、本作ではプラチナ製とすることで重量を上げて対応している。また、二重香箱によって約65時間のパワーリザーブを実現しており、COSC認定も相まって実用性も高い。

 ケースとブレスレットはプラチナの中でも最高純度のプラチナ950を使用する。プラチナはその希少性と、機械的な特性の高さ、科学的な安定性の高さから、特別な貴金属として扱われてきた。そのような貴金属には、その希少性を示し、容易に識別するために“ホールマーク”が施されてきた歴史がある。

 そこでショパールは今年から、プラチナ製のタイムピースのケースサイドには手彫りのミツバチのエングレービングを与えることとなった。ミツバチが選ばれたのは、ミツバチが勤勉で誠実、謙虚であり、ショパールが重視してきた“協調的な努力によって全体を結束させること” の価値観と一致するとして、シンボルとして用いられてきた背景によるものである。

ショパール アルパイン イーグル 41 XP CS プラチナ

ミツバチはあくまでさりげなく施されているが、特別であることを感じさせる仕様だ。

 従来モデルの文字盤は、アルプスの雄大さから着想を得たカラーが用いられてきた。本作では、光の変化や時間の経過とともに透明から濃色へと反射が移り変わる氷河やアルプスの湖の情景から着想を得た新色「シェイド オブ アイス」が採用された。移り変わる様は文字盤外周に向かって深いブルーとなるグラデーションが与えられており、アルパイン イーグルのシグネチャーである放射状のテクスチャーによって荒々しさも感じられるような、氷河を思わせる仕上がりとなっている。


ショパール2025年新作③「アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF」

 アルパイン イーグルの高振動モデルの第三段として「アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF」が発表された。モデル名の“SL”はスーパーライトを意味しており、本作はコレクション史上最軽量モデルとなる。

ショパール アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF

ショパール「アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF」Ref.298600-3028
自動巻き(Cal.Chopard 01.14-C)。28石。5万7600振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径41mm、厚さ9.75mm)。100m防水。世界限定250本。予価376万2000円(税込み)。

 この軽量さを実現しているのは、外装に用いられたセラミック加工チタンである。セラミック加工チタンとは航空宇宙や自動車産業に向けて開発された素材であり、グレード5のチタンをベースに、エレクトロプラズマ技術を用いて表面を酸化させることで作られる。この加工により、チタンの軽量さと、1000ビッカースに達する硬さ、セラミックスに匹敵する耐衝撃性能と耐擦傷性を備える優れた機械特性を獲得している。また、表面を酸化させることで時を経ても劣化しないアンスラサイトグレーに変化し、その色調は過酷な環境下での使用を想定したツールウォッチに好適なものとなっている。

 搭載されるのが、8Hz、すなわち5万7600振動/時の高振動ムーブメントのCal.Chopard 01.14-Cである。

ショパール アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF

ムーブメントも黒を基調に、オレンジがアクセントとなっている。もちろんCOSC認定だ。

 ハイビートなムーブメントは外乱が精度に与える影響を小さく抑えることができるメリットがあるものの、摩擦によるエネルギー損失が大きくなり、部品の消耗が激しくなるというデメリットも生ずる。Cal.Chopard 01.14-Cでは、自己潤滑性のある単結晶シリコンをアンクル、ガンギ車、振り石などの摩擦の生じやすいすべてのパーツに採用し、作動効率を高め、部品の耐久性も確保している。そのほか、さまざまな改良の積み重ねによりCal.Chopard 01.14-Cは高振動機でありながらパワーリザーブ約60時間を実現する。また、本作ではムーブメントの地板にもセラミック加工チタンを採用しており、ブラックカラー仕上げが施され、統一感のあるルックスに仕立てられている。

 そのほか特筆すべき点は、スポーティーな本作にマッチするラバーストラップとの組み合わせが、「アルパイン イーグル ケイデンス 8HF」シリーズに初めて用意される。このストラップはブレスレットのデザインを踏襲しており、アルパイン イーグルのシルエットを崩さず、さらにスポーティーなシーンに好適なモデルとなった。

ショパール アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HF

ストラップはブラックラバーに加えて、オレンジカラーのラバーとオレンジのステッチを施したブラックカーフスキン製の、ふたつのオプションが用意されている。


ショパール2025年新作④「L.U.C クアトロ‐マーク IV」

 2000年発表で、4つの香箱を搭載することによって約216時間のパワーリザーブを実現するクアトロテクノロジーを採用した、「L.U.C クアトロ」の誕生25周年を祝う「L.U.C クアトロ‐マーク IV」が発表された。ラインナップされるのはプラチナケースのモデルと、責任ある方法で調達された金を素材とする18Kエシカルローズゴールド製ケースのモデルの2種となる。

ショパール L.U.C クアトロ マーク IV

ショパール「L.U.C クアトロ‐マーク IV」Ref.161954-9001
手巻き(Cal.L.U.C 98.09-L)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約216時間。Ptケース(直径39.00mm、厚さ10.40mm)。30m防水。予価722万7000円(税込み)。ショパールブティック限定販売。

ショパール「L.U.C クアトロ‐マーク IV」Ref.161954-5001
手巻き(Cal.L.U.C 98.09-L)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約216時間。18KRGケース(直径39.00mm、厚さ10.40mm)。30m防水。予価579万7000円(税込み)。

 搭載される手巻きムーブメントのCal.L.U.C 98.09-Lは2000年に出たCal.L.U.C 98.01-Lをベースとしたもので、前述の通りクアトロテクノロジーが用いられているのは同じ。ふたつの香箱を重ねて1セットにし、それを2組搭載することで合計4つの香箱を備えているのだ。香箱内には全長1.885mにもなる主ゼンマイを格納し、約216時間(約9日間)のパワーリザーブを賄う原動力としている。さらに今回、文字盤側にあったパワーリザーブインジケーターが、ケースバック側に配されるようになった。

「9DAYS」の文字とともに、文字盤側から見ると12時位置にあしらわれたパワーリザーブインジケーター。主ぜんまいが長いため、どの程度まで巻いたかの確認に便利だろう。

 L.U.C クアトロの誕生から25周年を祝うL.U.C クアトロ‐マーク IVは、パワーリザーブの違いのみならず、オリジナルモデルのデザインをベースに、最新のL.U.Cのデザインコードを踏まえて再解釈が加えられていることも特徴だ。ケースは直径39mmに改めてスリム化されており、ベゼル側からケースバック側に向かって絞られたシルエットによって着用感のさらなる改良も図られている。

 文字盤はケース素材によって異なるカラーが用意され、プラチナケースモデルではスカイブルー、18Kエシカルローズゴールドケースモデルではディープブルーとなる。

ショパール L.U.C クアトロ‐マーク IV

プラチナ製モデルはトーン・オン・トーンのステッチを施したインターチェンジャブルのブラウンアリゲーターおよびトーン・オン・トーンのステッチを施したグレーグレインカーフスキンが、18Kエシカルローズゴールド製モデルはトーン・オン・トーンのステッチを施した手縫いのブルーアリゲーターまたはベージュのステッチを施したブラウンカーフスキンが付属する。


ショパール2025年新作⑤「L.U.C フル ストライク レヴェレーション」

 風防と一体構造のサファイアクリスタル製ゴングを採用する18Kエシカルイエローゴールド製モデル「L.U.C フル ストライク レヴェレーション」が発表された。2016年登場の初代「L.U.C フル ストライク」は、その独自構造が高く評価され、2017年のジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)において最高賞の「金の針賞」を受賞している。

ショパール「L.U.C フル ストライク レヴェレーション」Ref.161947-0002
手巻き(Cal. L.U.C 08.01-L)。63石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KYGケース(直径42.50mm、厚さ11.55mm)。非防水。世界限定20本。予価4592万5000円(税込み)。

 サファイアクリスタル製ゴングの利点は、均質な構造であることから澄んだ音色が期待でき、経年劣化も無いことである。また、ゴングと風防をモノブロック構造にすることで、風防も音響機構として活用している点が本作の大きな特徴である。加えて文字盤もオープンワークにしたサファイアクリスタル製とすることでデザインに統一感が与えられている。

文字盤側とケースバック側の双方でCal.L.U.C 08.01-Lを鑑賞することができる。ガバナーやハンマーといった機構を目視できるのは、機械式時計好きにとって歓喜したくなるポイントだ。

 L.U.C フル ストライク レヴェレーションの特徴は、そのゴング素材や構造だけではない。搭載されるムーブメントのCal.L.U.C 08.01-Lには、従来のミニッツリピーター機構に対するさまざまな改良が加えられているのだ。多くのムーブメントではミニッツリピーターの打鐘用のエネルギーは巻き上げレバーによって供給するが、Cal.L.U.C 08.01-Lではリュウズによって直接巻き上げられる専用の香箱から供給される。また、ミニッツリピーターを制御する情報を取得中にソヌリ輪列をブロックするクラッチレバー機構を備え、パワーリザーブの消費を抑えている。これらの組み合わせにより、最もエネルギー消費の多い12時59分のチャイムを、巻き上がり状態であれば12回鳴らすことが可能となっている。

 また、打鐘を制御するラチェット特殊伝動機構によって、従来のミニッツリピーターでは生じていた“時と15分単位の間”および“15分単位と分の間”の空白時間を解消している。このほか、エネルギー不足時に作動をブロックして機構を保護する安全装置なども盛り込まれている。


ショパール2025年新作⑥「L.U.C クアトロ スピリット 25‐ストロー マルケトリー エディション」

ショパール L.U.C クアトロ スピリット 25

ショパール「L.U.C クアトロ スピリット 25‐ストロー マルケトリー エディション」Ref.161977-5009
手巻き(Cal.L.U.C 98.06-L)。42石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約192時間。18KRGケース(直径40.00mm、厚さ10.30mm)。50m防水。世界限定8本。予価1031万8000円(税込み)。

 初代「L.U.C クアトロ スピリット 25」は、ショパールがマニュファクチュール25周年を記念して発表されたモデルで、メゾン初のジャンピングアワーを採用する点が特徴であった。本作はそのバリエーションモデルとして追加されたモデルだ。

 本作の注目点となる文字盤に用いられている素材は、フランスのブルゴーニュ地方で栽培されたライ麦のわらである。平らに延ばした麦わらを六角形にカットし、繊維方向を変えながら緻密に並べることで、ハチの巣状のパターンが生み出されている。このストローマルケトリーの手法は17世紀に確立されているもので、本作にこれを取り入れたことは伝統的な技法の継承へのメゾンのコミットメントを表している。

L.U.C クアトロ スピリット 25‐ストロー マルケトリー エディション

ジャンピングアワーディスクも深みのあるグリーンで、統一感のある顔立ちだ。

 搭載される手巻きムーブメントのCal. L.U.C 98.06-Lは、エネルギー消費の大きいジャンピングアワーを採用しながらパワーリザーブは約192時間と超ロングパワーリザーブを誇る。ショパールが得意とする2組の積載式二重香箱、クアトロテクノロジーによるものだ。ムーブメント内でも大型で厚みのある香箱を4つ搭載しながら、本作はケース径40.0mm、厚さ10.3mmに抑えられており、その設計の優秀さがよく分かる。


ショパール2025年新作⑦「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」

 ショパールは、パートナーシップを結ぶジュネーブ時計学校(EHG)の創立200周年を記念し、「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」を発表した。ショパールは、次世代の時計技術者を育成する理念のもと、EHGと共同開発したスクールキャリバーCal.L.U.C 06.01-Lを20年以上にわたって提供してきた。これに加え、EHGの200周年を記念して、時計修理工となるための1年の追加研修を希望する学生に向けてアストロノミカルムーンフェイズモジュールをベースムーブメントに追加することを決定したのだ。

ショパール L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122

ショパール「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」Ref.161988-5001
手巻き(Cal.L.U.C 63.04-L)。20石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KRGケース(直径44.00mm、厚さ12.70mm)。30m防水。世界限定20本。予価1362万9000円(税込み)。

 こういった育成のためのムーブメントから着想を得たのが、この「L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122」である。搭載される手巻きムーブメントのCal. L.U.C 63.04-Lはスクールキャリバーをベースとし、3時位置にムーンフェイズを備える。このムーンフェイズはアストロノミカルムーンフェイズと呼ばれるもので、122年45日に1度、1日分のみ調整すれば正確な月相を表示可能。この特徴が、モデル名に取り入れられているというわけだ。

ショパール L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122

ケースバックから見ることのできるCal.L.U.C 63.04-Lは、ショパールらしく入念な仕上げが与えられている。

 文字盤はアベンチュリン製で、北半球の星座が描かれる。9時位置には北極点から地球を眺めた様子をスモールセコンドダイアルとしてデザインに加えている。


ショパール2025年新作⑧「アルパイン イーグル 33 フローズン トパーズ ブルー」

 ショパールの持つ時計製造とジュエリー製作の技術を融合させた「アルパイン イーグル 33 フローズン トパーズ ブルー」が追加される。

ショパール アルパイン イーグル 33 フローズン トパーズ ブルー

ショパール「アルパイン イーグル 33 フローズン トパーズ ブルー」Ref.295384-1004
自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWGケース(直径33mm、厚さ7.95mm)。50m防水。予価1832万6000円(税込み)。

 本作の着想の源は、アルプスの自然の美しさだ。氷河を覆う繊細な雪片の煌めきは、ダイヤモンドを外装と文字盤に隙間なく配して表現する。ベゼルは、アルパイン イーグルのデザインコードのひとつであるネジを避けてブルーグラデーションのトパーズがパヴェセッティングされた。

ショパール アルパイン イーグル 33 フローズン トパーズ ブルー

スポーティーな印象の強いアルパイン イーグルだが、貴石をふんだんに使った装いによって、スペシャルなジュエリーウォッチの顔も持ち合わせている。

 搭載されるのは自動巻きムーブメントのCal. Chopard 09.01-Cで、パワーリザーブは約42時間だ。


ショパール2025年新作⑨「アルパイン イーグル 33」のバイカラーモデル

「アルパイン イーグル 33」に、ルーセントスティール™と18Kエシカルイエローゴールドという、初の組み合わせを取り入れたバイカラーモデルが追加される。

ショパール アルパイン イーグル

ショパール「アルパイン イーグル 33」Ref.298617-4001
自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。ルーセントスティール™×18KYGケース(直径33mm、厚さ7.95mm)。50m防水。予価339万9000円(税込み)。

 ルーセントスティール™は一般のステンレススチールよりも明るい白さが特徴で、エシカルイエローゴールドの華やかな色調とマッチするものとなっている。また、文字盤はアルプスの旧家の屋根や壁を覆う珪岩のシルバーカラーの反射から着想を得た“ヴァルスグレー”を採用し、ベゼルとインデックスに配したダイヤモンドの輝きと組み合わさって、シックかつ煌びやかな印象にまとめられている。

ショパール アルパイン イーグル 33

ルーセントスティール™に華やかな18Kエシカルイエローゴールドが加わることで、スポーティーにもエレガントにも使える1本となっている。

 搭載されるのは自動巻きムーブメントのCal. Chopard 09.01-Cで、パワーリザーブは約42時間となる。


ショパール2025年新作⑩「ハッピースポーツ」36mmモデル

 ショパールのシグネチャーであるムービングダイヤモンドをスポーティーなスタイリングでまとめた「ハッピースポーツ」の36mmモデルに新モデルが追加される。本作はルーセントスティール™製ケースに18Kエシカルローズゴールド製リュウズを組み合わせ、さらに文字盤にフロステッドテクスチャーのカーキカラーでコーディネートさせた1本である。

ショパール ハッピースポーツ

ショパール「ハッピースポーツ」Ref.278559-6028
自動巻き。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。ルーセントスティール™ケース(直径36m、厚さ12.15mm)。30m防水。予価148万5000円(税込み)。

 ウルドゥー語とペルシア語で“土埃”を意味する単語をルーツとする“カーキ”は、乾燥地帯向けの軍服の色を指す言葉として19世紀に広まった経緯がある。その後、ミリタリーアイテムがカジュアルファッションへと広まる中で“カーキ”も浸透し、アウトドアグッズにも取り入れられたことも相まって、スポーティーさや冒険、堅牢さを連想させるカラーとして一般的となっている。

 この観点から、大胆に日々を謳歌する女性をイメージしたハッピースポーツにとってカーキは好適なカラーと言えるだろう。ここに18Kエシカルローズゴールドの色調が加わることで、彩度の低いカーキカラーがシックな印象も持つ仕上がりとなっている。


ショパール2025年新作⑪「ハッピースポーツ」33mmモデル

 ムービングダイヤモンドの躍動感を煌びやかな外装で包んだ「ハッピースポーツ」の33mmモデル3種が追加された。いずれのモデルも文字盤に装飾ストーンを採用しており、この仕様はハッピースポーツコレクションでは初となる。

 フェミニンで柔らかなライラックカラーモデルはその中でも特別な存在である。文字盤にはショパールのコレクションとしても初となるレピドライトを採用している。特有の濃淡が文字盤上に表れ、そこにムービングダイヤモンドのきらめきが加わって双方を引き立ている。ケースは18Kエシカルローズゴールド製で、文字盤色に合わせたライラックカラーのストラップが組み合わされる。

ショパール ハッピースポーツ

ショパール「ハッピースポーツ」Ref.275378-5010
自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KRGケース(直径33.0m、厚さ10.98mm)。30m防水。世界限定25本。予価447万7000円(税込み)。ショパールブティック限定販売。

 グリーンモデルは、マラカイトを文字盤に用い、ひとつひとつ異なる縞模様が他のモデルには無い印象的な意匠として取り入れられている。ケースは18Kエシカルイエローゴールド製で、文字盤カラーとのコントラストが高く、ビビッドな印象が特徴的だ。リュウズにはグリーンツァボライトが配され、文字盤のテクスチャーとは異なるグリーンの輝きを加えている。

ショパール ハッピースポーツ

ショパール「ハッピースポーツ」Ref.275378-0001
自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KYGケース(直径33.0m、厚さ10.98mm)。30m防水。世界限定25本。予価457万6000円(税込み)。ショパールブティック限定販売。

 ディープブルーモデルは、文字盤にアベンチュリンガラスを用いている。ケースは18Kエシカルホワイトゴールド製で、文字盤のディープブルーにアベンチュリンのきらめく粒子、配されるダイヤモンドの輝きも相まって、モデル全体で星空を想起させる仕上がりとなっている。落ち着いた色調からシックなコーディネートにもマッチする配色と言えるだろう。

ショパール ハッピースポーツ

ショパール「ハッピースポーツ」Ref.275378-1003
自動巻き(Cal.Chopard 09.01-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWGケース(直径33.0m、厚さ10.98mm)。30m防水。世界限定25本。予価447万7000円(税込み)。ショパールブティック限定販売。


ショパール2025年新作⑫「ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ」

「ルール・ドゥ・ディアマン」に初となるムーンフェイズを搭載した「ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ」が発表された。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ」Ref.139445-1001
自動巻き(Cal.Chopard 09.02-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWGケース(直径35.75mm、厚さ9.60mm)。30m防水。予価1582万9000円(税込み)。ショパールブティック限定販売。

 ルール・ドゥ・ディアマンは、ショパールのジュエラーとしての高い技術が注がれている点が特徴だ。本作はショパールの現会長、カール・ショイフレが考案したV字型の爪によるクラウンセッティングでダイヤモンドを配置している。クラウンセッティングは光の透過を最大化することがメリットで、不透明なメタルの存在に邪魔されることなく、ダイヤモンドの純粋な輝きを引き出しているのだ。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパールが、ウォッチメーカーとしてもジュエラーとしても一流の技術力を有することが分かる文字盤だ。

 文字盤には星空を思わせるアベンチュリンを採用し10時位置にムーンフェイズが配置される。ムーンフェイズの表示窓の周囲にもダイヤモンドが配され、その機構を際立たせている。


ショパール2025年新作⑬「ルール・ドゥ・ディアマン ザ・プレシャス アワーズ セット」

「ルール・ドゥ・ディアマン」に、オーナメンタルストーンを文字盤に用いた絢爛豪華な12本セットが発売となる。“12”は1年の12カ月や、1日の12時間を象徴するもので、それぞれに個性のあるカラーとテクスチャーが与えられている。12本のそれぞれに用いられている素材を一挙に紹介しよう。

マザーオブパール:海の煌めきを表現。創造性を高め、ネガティブなエネルギーから守るとされる。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.10A178-1301
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。参考価格738万1000円(税込み)。

ダイヤモンド:繁栄と純潔の永遠のシンボル。透明性と鋭い閃光は特有の魅力。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-1302
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価724万9000円(税込み)。

カーネリアン:古代エジプトで“沈む太陽の光”とも称された情熱的なカラーが特徴。その色調から勇気を呼び覚ますストーンとして知られる。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-5308
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。参考価格475万2000円(税込み)。

タイガーズアイ:自信と明晰さの象徴。古代には“あらゆるものを見通す目”として、兵士を勝利へと導く守護石とされた。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-5313
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価475万2000円(税込み)。

オニキス:キューピッドがヴィーナスの爪(ギリシャ語で“オニキス”)を切り、その爪が黒いオニキスとなって、ヴィーナスの美しさを永遠のものとしたという神話が残る。変化の時にあっても、安定と強さをもたらすとされる。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-1318
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価468万6000円(税込み)。

マラカイト:銅が含まれているために得られる、豊かなグリーンの縞模様が特徴。変化に富んだ外観から“変容のストーン”とされる。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.10A178-5311
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価748万円(税込み)。

ターコイズ:古来より“結束”の象徴とされ珍重されてきたストーン。ネイティブアメリカンの文化では、神聖なストーンとして崇められている。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-1315
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価513万7000円(税込み)。

オパール:ラテン語の「opalus(色の変化を見る)」に由来し、変化に富んだ表情が楽しめる。夢と直感を表すストーンとされる。カラーバリエーションが豊富である点も特徴。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-5317
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価523万6000円(税込み)。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-1316
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価600万6000円(税込み)。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-5319
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価478万5000円(税込み)。

ヒスイ:アステカでは治癒の力を持つストーンとされ、身体の痛みを和らげるためにヒスイをわき腹に当てていた。これを見たスペイン人探検家が「piedra de ijada(わき腹の石)」と名付け、これがジェイドの名の元となった。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-1310
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価495万円(税込み)。

ブルーアゲート:マグマや火山岩から生まれたストーンで、深いブルー特徴。心を癒し、再生と平穏をもたらすとされる。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.13A178-1312
手巻き(Cal.Chopard 10.01-C)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KWGケース(直径26.0mm、厚さ9.0mm)。30m防水。予価477万4000円(税込み)。


ショパール2025年新作⑭「ルール・ドゥ・ディアマン」

 調和と対称性を特徴とする「ルール・ドゥ・ディアマン」に、ひし形のフォルムの新作が追加された。ルール・ドゥ・ディアマンは、1960年代から1970年代にかけての自由な発想が盛り込まれたジュエリーウォッチから着想を得ている。いずれも調和と対称性をテーマにデザインされており、これまでラウンド、オーバル、クッション、オクタゴン、ハートシェイプなどが製作されてきたが、ひし形は初となるシェイプだ。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ルール・ドゥ・ディアマン」Ref.@13A196-5500
自動巻き(Cla.Chpard 09.01-C)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KRGケース(縦46.5×横34.5mm)。30m防水。1188万円(税込み)。

 配されたダイヤモンドは、3時位置・9時位置から、12時位置・6時位置に向かうにつれて大きなサイズが選定されており、立体感のある仕上がりとなっている。文字盤には希望と再生をもたらす変容の石とされるマラカイトを用い、コントラストの高いカラーコーディネートに仕立てている点が、本作の注目ポイントだ。


ショパール2025年新作⑮ハイジュエリーウォッチ

 ショパールのジュエラーとしての技術と創造性が盛り込まれたハイジュエリーウォッチ2モデルが発表された。本作をはじめとしたハイジュエリーウォッチを製作するアトリエは、ショパール共同社長兼アーティスティック・ディレクターのキャロライン・ショイフレが率いており、ショパールがハイジュエリーのクリエーションを重視していることがよく分かる。

 1作品目は、18Kエシカルホワイトゴールドとダイヤモンドで仕立てたモデルだ。ダイヤモンドをセットするゴールドが見える面積を抑え、繊細なレース細工を思わせるデザインとしている。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ハイジュエリー コレクション」Ref.104278-1001
18KWGケース。全体にトータル9.13カラットのブリリアントカットダイヤモンドをセット。ブリリアントカットダイヤモンドをパヴェセットした文字盤が特徴的だ。

 2作品目は、ダイヤモンドとエメラルドをセットしたモデルだ。合計4.89カラットにもなる2石のコロンビア産エメラルドがウォッチケースの両端を華やかに彩っている。文字盤には、4つのフルール・ド・リス(ユリの紋章)のインデックスが与えられ、気品のある仕上がりとなっている。

ショパール ルール・ドゥ・ディアマン ムーンフェイズ

ショパール「ハイジュエリー コレクション」Ref.134004-1001
2石のエメラルドカットのエメラルド(4.89カラット)、ペアシェイプダイヤモンド(6.61カラット)、ブリリアントカットダイヤモンド(3.53カラット)をセット。ブリリアントカットダイヤモンドのパヴェセット文字盤、マザーオブパールのチャプターリング、ペアシェイプダイヤモンドもあしらわれている。


Contact info:ショパール ジャパン プレス Tel.03-5524-8922


ショパール 職人たちの顔が見えるウォッチメイキング

FEATURES

40代になったらショパールを買おう! 伝統とクラフトマンシップに裏付けされたその魅力

FEATURES

ショパールの象徴であり続けた「L.U.C」。その“成功”を証明する2025年新作モデルとは?

FEATURES