ブライトリングに興味はあるけれど、どのモデルが自分に合うのか迷ってしまうことはないだろうか。見た目も機能も多彩で、ざっと比較しただけでは違いを理解しにくいという声も多い。そこで、ブライトリングが展開する主要コレクションを一挙に紹介。それぞれの特徴や個性を把握することで、自分にぴったりの1本が見つかるはずだ。
ブライトリングってどんな時計ブランド?
ブライトリングは、1884年にスイスで創業された時計ブランドだ。航空業界との深い結びつきを持つことが特徴で、精密なクロノグラフとプロフェッショナル向けの機能を追求し続けてきた。特に1930年代以降は航空機の計器を手掛けた実績を持ち、1952年に誕生した「ナビタイマー」は、航空計算尺を搭載した唯一無二の存在として今も多くのパイロットやファンを魅了している。
ブライトリングの時計は、すべてがスイス公式クロノメーター検定協会(COSC)の認定を受けた高精度ムーブメントを搭載している。視認性の高いダイアル、大型のリュウズ、堅牢なケース構造など、過酷な環境でも確実に機能する設計が徹底されている。さらに、防水性能や耐衝撃性なども優れており、海・空・陸すべてのシーンで信頼できる相棒となる。
近年はデザイン面でも進化を遂げており、クラシックとモダンを融合させたモデルが人気を集めている。高級感のある外装仕上げやスリムなフォルム、サステナブルな素材の活用など、時代に即した価値観も取り入れている。スポーティーでありながら、スーツにも馴染むスタイリッシュなルックスは、20代〜40代の幅広い層に支持されている。
ブライトリングは単なる高級時計ではなく、機能性と信頼性、そして洗練されたデザインのすべてを兼ね備えた“プロフェッショナルのための計器”としての哲学を貫いている。その精神は現代のモデルにも受け継がれており、時計を道具として使いこなしたい人にとって、これ以上ない選択肢となる。

ブライトリングのコレクション一覧
ブライトリングに興味はあっても、種類が多くてどれを選べばいいか分からないと感じたことはないだろうか。中には機能もさることながら、ルックスが似たモデルもあるため、個々の違いが見えにくいという声も多い。
ここでは、主要なコレクションの特徴をひとつずつ紹介する。コレクションごとの個性を知れば、目的やスタイルに合った1本が見つけやすいはずだ。選びやすさと理解が深まる内容になっているので、購入前の判断材料として役立ててほしい。
「クロノマット」
「クロノマット」は、力強さとエレガンスを兼ね備えたコレクションだ。1984年にイタリア空軍アクロバットチームの要請を受けて開発されたモデルであり、視認性、操作性、耐久性において、プロフェッショナル仕様を貫いている。こういった出自からパイロットウォッチのイメージが強いが、現在では「AIR、LAND、SEAそれぞれのフィールドに対応できるエレガントな万能ウォッチ」と位置付けられている。
クロノマットでとりわけアイコニックなのが、ライダータブ付きの逆回転防止ベゼルと、独自のルーローブレスレットだ。るーろーブレスレットはしなやかで装着感に優れ、洗練された見た目と高い実用性を両立している。
代表的なモデルは、自社製クロノグラフムーブメントCal.01を搭載したモデルで、約70時間のパワーリザーブ、COSC認定の精度といったスペックを備えている。。デザイン面では、重厚なケースに端正なインダイアルを備え、特に現行のモデルではスポーティーでありながらスーツスタイルにも調和する、落ち着いたルックスにまとめている。クロノグラフというカテゴリーを、プロのための機器からライフスタイルの一部へと昇華させた存在が、このクロノマットだ。
近年はサイズ展開やカラーバリエーションも充実しており、41mm〜44mmの幅広いケース径、シルバー、ブルー、グリーンなどの多彩な文字盤カラーがラインナップされている。ユニセックスな着用も視野に入れたデザイン展開で、ファッションと機能の両方を求める層からも注目を集めている。重厚感がありながらも手首にしっかりと馴染み、シーンを問わず活躍する万能モデルとして高い評価を得ている。

自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KRGケース(直径42mm、厚さ15.1mm)。200m防水。351万4500円(税込み)。
「ナビタイマー」
「ナビタイマー」は、航空時計の枠を超えて、精密機器とデザインの融合を体現するアイコンだ。初登場から70年以上が経った今も、進化を続けながら世界中のファンを魅了し続けている。航空計算尺付きの回転ベゼルという独自機能を持ちながらも、スタイルとして完成されたデザインは、パイロットだけでなくビジネスマンや時計愛好家にも選ばれている理由のひとつだ。
ナビタイマーの魅力は、複雑さの中にある調和にある。複数のスケールやインダイアルが並ぶフェイスは、機能を詰め込みながらも洗練されている。丁寧に仕上げられたディテールとクラシカルなケースフォルムが融合し、唯一無二の存在感を放つ。デジタル全盛の今だからこそ、アナログでしか出せない情報量が、手にしたときの充足感を高める。
現在は自社開発のムーブメントを搭載したモデルが主流となっており、信頼性と耐久性を両立。機能面だけでなく、パーツひとつひとつの精度が高く、長く愛用できる作りになっている。操作性もよく、クロノグラフのスタート・ストップがスムーズに行える感覚は、メカ好きにとってたまらない魅力だ。
また、ナビタイマーはスタイルの幅も広く、現行ではレザーストラップやメタルブレスレットなど、シーンに合わせた選択肢が用意されている。ダイアルカラーやインデックスのデザインにもバリエーションがあり、個性を演出しながらもひと目で“ナビタイマー”とわかる統一感を保っている。
歴史あるパイロットウォッチとしての誇りを継承しながら、現代のスタイルに寄り添うナビタイマーは、単なる機械ではなく、時間との付き合い方を変える1本だ。伝統と革新、その両方を手元に宿したい人にこそふさわしいコレクションである。

自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.6mm)。3気圧防水。132万円(税込み)。
「アベンジャー」
「アベンジャー」は、デザイン面でも機能面でもミリタリーテイストを色濃く残すパイロットウォッチだ。空軍や特殊部隊の使用を想定し、過酷な状況下での視認性や操作性、耐久性を追求した構造は、見た目の迫力以上に実用性を重視している。大型のリュウズとグローブ着用時でも操作しやすいプッシャー、重厚感のあるケースに刻まれたディテールのひとつひとつが、機能に根ざしたデザインとして存在している。
アベンジャーは、その名が示す通り、挑戦的なスピリットを持つ人に向けて作られたシリーズだ。ブライトリングの中でも特に力強さを前面に押し出したコレクションでありながら、どのモデルも計算されたバランス感覚を備えている。無骨で男らしい印象を与える一方で、ダイアルの色使いやインデックスの処理には洗練が感じられ、日常のスタイルにも溶け込む。44mmを超えるビッグケースながら、装着感に配慮された設計と素材の選定により、意外なほど快適な着け心地が得られるのも特徴だ。
搭載するのは自動巻きクロノグラフを中心とした高精度ムーブメントで、衝撃や磁気にも強い設計が施されている。さらに、ねじ込み式のリュウズや厚みのあるサファイアクリスタルによって、高い防水性と耐久性を実現。あらゆる環境に対応するプロ仕様の機能を内包しながら、高級時計らしい美観を持った完成度の高さは、他に類を見ない。
アベンジャーは、スタイルと機能の両方に妥協しない姿勢を持つ人にこそふさわしいコレクションだ。日常でその性能すべてを発揮することはないかもしれない。しかし、あらゆる場面で信頼できるという安心感が、腕に着けた瞬間から確かな自信につながる。ブライトリングが誇る本格ツールウォッチとして、その存在は揺るぎない。

自動巻き(Cal.B01)。45石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径44mm、厚さ15.2mm)。300m防水。101万2000円(税込み)
「スーパーオーシャン」「スーパーオーシャン ヘリテージ」
「スーパーオーシャン」は、ダイバーズウォッチとしての実用性を追求したプロフェッショナル仕様のコレクションだ。1957年の誕生以来、圧倒的な防水性能と高い視認性を武器に、海という過酷な環境に挑み続けてきた。現行モデルでは300mの防水性能を備え、太めのインデックスと発光性の高い針によって、暗所や見通しの悪い水中でも時刻の確認が容易にできる。力強いケースと大胆なデザインは、ダイバーズという枠を超えて、ストリートでも存在感を放つ仕上がりになっている。
一方、「スーパーオーシャン ヘリテージ」は、初代モデルのデザインをベースに、現代的な機能と洗練を融合させたクラシックラインだ。ヴィンテージ調のベゼルやドーム型サファイアガラス、編み込み調のラバーストラップなど、当時の意匠を巧みに再解釈し、時計全体に上質なレトロ感を漂わせている。ヘリテージとはいえ、防水性能やムーブメントの信頼性は妥協がなく、日常使いからアウトドアアクティビティーまで対応する。上品なルックスを保ちながら、現代の基準に見合うスペックを隠し持つ点が最大の強みだ。
このふたつのシリーズは、アプローチこそ異なるが、どちらも「海」というテーマを軸に据えたブライトリングらしい哲学を反映している。スーパーオーシャンは現場での実用を重視し、瞬時の判断を求められる状況でも確実に機能することを前提に作られている。一方のスーパーオーシャン ヘリテージは、時計としての造形美や装着感を重視しつつ、必要な性能を備えている。

自動巻き(Cal.Breitling 17)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(直径42mm、厚さ12.56mm)。300m防水。72万6000円(税込み)。

自動巻き(Cal.B20)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径42mm、厚さ14.35mm)。200m防水。75万9000円(税込み)。
「トップタイム」
「トップタイム」は、1960年代に登場したオリジナルモデルの自由で遊び心ある精神を、現代に再解釈してよみがえらせたクロノグラフコレクションだ。機能重視のラインナップが多いブライトリングにおいて、トップタイムは異色の存在ともいえる。過剰な主張を避けながらも、独創的な文字盤デザインや色使いで個性を際立たせ、クラシックとポップの絶妙なバランスを成立させている。
近年は名車や映画とコラボしたモデルが多く、マッスルカーのスピード感を落とし込んだ「シボレー コルベット」や、レトロな雰囲気が漂う「フォード マスタング」など、モータースポーツへの敬意がデザインに込められている。クロノグラフのインダイアルやタキメータースケールといった要素も、視認性を確保しつつ、視覚的なリズムを生み出している。
トップタイムには、COSC認定の高精度な自動巻きムーブメントが搭載されており、デザインだけでなく中身も確かだ。ケースサイズは42mm前後が中心で、現代にふさわしい装着感を保ちながら、ヴィンテージモデルのディテールも随所に残されている。薄すぎず厚すぎない絶妙なプロポーションはシャツの袖口にも自然に馴染み、オンオフ問わず活躍する。
トップタイムは、かつて若者に自由な時間と表現を託した時計として登場し、今もその精神を継承している。視線を惹きつけるグラフィック、モチーフのあるデザイン、そしてブライトリングの技術力が融合し、他のコレクションにはない軽快さとエネルギーを放つ。
クラシックなだけでは物足りないが、奇抜すぎるのも避けたいという人にとって、トップタイムはまさに絶妙なポジションにある。形式に縛られず、自分らしさを表現したい人にこそふさわしいモデルだ。

自動巻き(Cal.Breitling 31)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約78時間。SSケース(直径38mm)。10気圧防水。81万9500円(税込み)。
「プレミエ」
「プレミエ」は、1940年代のエレガンスを現代に引き継ぐクラシカルなコレクションだ。航空やダイビングといった過酷な環境を想定したモデルが多い同ブランドの中で、プレミエは街や日常を舞台に活躍する“洗練された大人のための時計”という明確な立ち位置を築いている。端正なケースラインと抑制の効いたダイアルデザインは、派手さを避けながらも確かな存在感を放ち、スーツスタイルにも自然に溶け込む。
プレミエは、機能美と造形美が共存する稀有なモデルとして高く評価されている。クロノグラフやスモールセコンドにおけるダイアルレイアウトは、視認性とバランスに優れ、実用性をしっかりと確保しながらも視覚的な整然さを失わない。インダイアルの配置や針の造形には、当時の意匠を感じさせる繊細さがあり、ノスタルジックでありながら新鮮さを感じさせる。
搭載されているのは、自社製ムーブメントやCOSC認定の高精度ムーブメントが中心であり、性能面でも妥協がない。サファイアクリスタル風防や防水構造、上質なレザーストラップとの組み合わせが、日常使いに必要な耐久性と快適な装着感を提供している。
プレミエは、主張しすぎず、それでいて確かな趣を持つ時計を求める人にとって理想的な選択肢だ。過去への敬意と、現代の技術、そしてブライトリングの美意識が融合し、日々の装いを品よく引き締めながら、タイムピースとしての誇りもしっかりと宿している。機能一辺倒ではなく、美しく時間を刻みたいという思いを満たしてくれる、数少ない存在である。

自動巻き(Cal.B25)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径42mm、厚さ15.35mm)。10気圧防水。190万3000円(税込み)。
「エンデュランス」
「エンデュランス」は、アスリートやアウトドア志向のユーザーに向けた高機能スポーツウォッチとして設計された。プロフェッショナル向けライン「プロフェッショナル」コレクションに属し、極限の環境における使用を前提に開発されたモデルでありながら、アクセントカラーを取り入れて軽快なデザインに仕上げている。スポーツシーンに自然と溶け込むアクティブな外観と、日常でも扱いやすい機能性が共存しているのがこのモデルの魅力だ。
最大の特徴は、ケース素材に採用された「ブライトライト」と呼ばれる独自の軽量素材。チタンよりも軽く、非金属でありながら高い耐衝撃性と耐腐食性を誇り、汗や海水にさらされるようなシーンでも劣化しにくい。見た目のボリュームに反して装着感は驚くほど軽く、長時間の運動やトレーニング中でも負担が少ないのが特徴だ。カラフルなラバーストラップとの組み合わせにより、視覚的にもエネルギーを感じさせる仕上がりとなっている。
ムーブメントには、温度変化にも強く、抜群の精度を誇るスーパークォーツを搭載。一般的なクォーツの約10倍の精度を持ち、ストップウォッチやカウントダウンタイマーといった機能も備えている。直感的な操作性と高い視認性を両立しており、動きの中でも時間を正確に把握できる設計となっている。軽さと強さ、そして精度を追求したこのモデルは、単なるスポーツウォッチにとどまらず、パフォーマンスを求める人のためのギアとして完成されている。
エンデュランスは、ファッション性はもちろんのこと、より機能と実用性を重視したいユーザーに最適だ。アウトドアからトレーニングまで幅広く活躍し、時計に求められる信頼性を軽快なスタイルで体現している。アクティブに動く時間にこそ、最高のパフォーマンスを発揮する1本として支持されている。

スーパークォーツ(Cal.Breitling 83)。ブライトライトケース(直径38mm、厚さ12.1mm)。10気圧防水。46万2000円(税込み)。
「クラシック アヴィ」
「クラシック アヴィ」は、1950年代の航空時計「リファレンス765 アヴィ」の精神を受け継ぎながら、現代的な解釈を加えたネオ・ヴィンテージ系のコレクションだ。戦闘機のコックピットで使われた計器を思わせる視認性の高いダイアルや、グローブを着けたままでも操作しやすい大型のリュウズとプッシャーが、当時の機能美を忠実に再現している。クラシックでありながら現代の精度と信頼性を備え、道具としての本質を保ちつつ、スタイルにも個性を宿している。
このシリーズの特徴は、実在するヴィンテージ戦闘機にインスピレーションを受けた各モデルの世界観だ。P-51マスタング、F4Uコルセア、モスキートなど、機体ごとの美学をデザインに落とし込み、カラーリングや素材に独自性を持たせている。それぞれのモデルにはストーリーを設定し、ただの時計ではなく、空への憧れや技術の進化を手元で感じられるようになっている。ケース径は42mm前後で構成され、視認性を高めたアラビア数字のインデックスと力強い針の組み合わせにより、時間の読み取りもスムーズだ。
搭載するのはCOSC認定の高精度な自動巻きムーブメントで、クロノグラフ機能も備えている。ケースバックには航空機のシルエットが刻印され、視覚的にも航空のテーマが徹底されている。ストラップにはヴィンテージ調のレザーやステンレススティール製のブレスレットが用意されており、着用シーンに応じて選べるのも魅力だ。全体として、現代的な時計が持つ利便性や完成度を保ちながら、過去の名作に敬意を表した作りとなっている。
クラシック アヴィは、空をテーマにした時計のロマンを味わいたい人に向けたコレクションだ。視認性、耐久性、デザイン、すべてにおいてバランスが取れており、歴史と革新を同時に楽しめる1本として、ブライトリングのラインナップにしっかりとした存在感を放っている。

自動巻き(Cal.Breitling 23)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径42mm、厚さ14.7mm)。10気圧防水。79万2000円(税込み)。
ブライトリングの最新モデルからおすすめを3本セレクト
例年、数多くの新作をリリースするブライトリングだけに、どれを選べばいいか迷ってしまうという声は少なくない。機能もデザインも魅力的なモデルばかりで、比較するだけでも時間がかかる。
ここでは、数ある最新作の中から注目すべきおすすめモデルを3本厳選して紹介する。特徴や選ぶポイントを整理しながら、自分に合う1本を見つける手助けになる内容になっている。迷ったときの指針として、まずはここからチェックしてほしい。
「クロノマット B01 42」Ref.EB0134101M1E1

自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。Tiケース(直径42mm、厚さ15.1mm)。200m防水。176万5500円(税込み)。
「クロノマット B01 42」Ref.EB0134101M1E1は、力強さと軽快さを絶妙に融合させたクロノグラフだ。チタン製のケースとベゼルを組み合わせ、見た目の重厚感とは裏腹に装着感は軽やかで、長時間の使用でも快適さを損なわない。アイスグレーのダイアルは、光の角度によって表情を変え、シンプルながらも深みのある印象を与える。
ムーブメントには自社開発のキャリバーB01を搭載し、約70時間のパワーリザーブとCOSC認定の高精度を両立。クロノグラフの操作性も高く、スタート・ストップの感触も明確で、使う楽しさを実感できる。ルーローブレスレットは独創性のあるデザインと快適性を兼ね備え、手首に自然に馴染む仕上がりとなっている。ビジネスにもカジュアルにも合わせやすい1本として、高い性能とデザインの両方を求める現代のユーザーに強く支持されている。
「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」Ref.AB0138211B1A1

自動巻き(Cal.B01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径43mm、厚さ13.69mm)。3気圧防水。134万2000円(税込み)。
「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」Ref.AB0138211B1A1は、航空時計の象徴的存在に現代的な機能と美意識を注ぎ込んだ1本だ。直径43mmのステンレススティールケースに、ブラック×シルバーのコントラストが効いたダイアルを組み合わせ、ナビタイマーらしい多機能な表情を保ちながらも視認性をしっかりと確保している。ベゼルには伝統の航空計算尺を搭載し、クラシックなルックスに実用性を備える。
ムーブメントには自社製のキャリバーB01を採用。7連ブレスレットの装着感も優れており、見た目の迫力に反して手首への収まりは良好。伝統と革新が共存するこのモデルは、パイロットウォッチの枠を超えた完成度を誇っている。
「プレミエ B09 クロノグラフ 40」Ref.AB0930D31L1P1

手巻き(Cal.B09)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径40mm、厚さ13.08mm)。10気圧防水。119万3500円(税込み)。
「プレミエ B09 クロノグラフ 40」Ref.AB0930D31L1P1は、1940年代のエレガンスを現代に再構築した手巻きクロノグラフだ。サンレイ仕上げが施されたクラシックなグリーンダイアルが印象的で、光の角度によって多彩な表情を見せる。ケース径は40mmと絶妙なサイズ感で、スーツにもカジュアルにも無理なく馴染むバランスの取れた設計となっている。搭載するムーブメントは手巻き式の自社製キャリバーB09で、COSC認定の高精度と約70時間のパワーリザーブを実現している。
クロノグラフは2カウンター仕様で、視認性も上々。操作時のクリック感や針の動きも滑らかで、使うほどに機械式の魅力を実感できる。クラシカルなブラウンレザーストラップとの組み合わせにより、手元に温かみと品格を添えるこのモデルは、現代的なスペックとヴィンテージ感を共存させた完成度の高い1本である。