Chronos 9月号(vol.84) 8月3日発売
■第一特集 新作時計研究2019 良い時計の作り方
2019年のSIHHやバーゼルワールドで発表された新作の中から、特に注目すべき時計やテクノロジーを、その製造現場や開発者に取材。超高精度な実用モデルをはじめ、ハイエンドなコンプリケーションの大作まで、時計を愛する人々の好奇心を持ち、彼らの目や耳、その口や手に成り代わって時計専門誌だからたどり着けるディープな世界まで、すべて現地からレポートする。
■第二特集 アイコニックピースの肖像53 IWC アクアタイマー
1967年に発表された初代アクアタイマーとは、当時ポピュラーだったコンプレッサーケースを用いた、いわば即席のダイバーズウォッチだった。しかし、1982年の「オーシャン2000」を経て、アクアタイマーは本格的なコレクションへと進化を遂げた。その半世紀以上にわたる歩みを振り返りたい。
■第三特集 TIME TO MOVE
トップ6ブランドが見せたスウォッチ グループの真価
バーゼルワールドを離脱したスウォッチ グループ。その6ブランドが、スイス国内で独自のイベントを開催した。名称は「TIME TO MOVE」。参加6社に共通するのは、新作の数を抑え、質を高めた点である。また、外装での新たな試みも2019年の大きな特徴だ。世界中からトップジャーナリストを集めた、スウォッチ グループ初のイベントの詳細を見ていくことにしたい。
■腕時計パラノイア列伝 第32回 「夢を形にした金無垢G-SHOCK開発物語」
G-SHOCK誕生35周年を迎えた2018年の12月13日、驚きの発表があった。2015年のバーゼルワールドで披露された究極のコンセプトモデル、金無垢G-SHOCKが発売されるというのだ。文字通り、カシオの〝ドリームプロジェクト〟がかなえた、その知られざる開発ストーリーに迫る。