Q:時計のブレスレット、良し悪しはどう見分けるの?
A :スポーツウォッチには欠かせない存在となったブレスレット。良いブレスレットの条件は大体決まっています。バックルを開閉する際に爪を痛めづらい設計となっていること。とりわけ女性用の時計では極めて重要です。また、ブレスレットの左右の遊びが適切であること。遊びの大きすぎるものは使っているとダメになりますし、小さすぎるものも疲れてしまいます。
また、良いブレスレットの条件は使い方によっても大きく変わります。
1.時計をゆるく着ける人ならば、時計のヘッド(時計本体)とブレスレットの重さが大きく変わらないものを選ぶこと
ヘッドが重いと腕上で簡単に動いてしまいます。
2.デスクワークでも時計を外さない人は、バックルとブレスレットが薄いものを選ぶこと
分厚いとキーボードなどに干渉して邪魔になります。
3.時計をきっちり着けたい人は、ブレスレットのコマが小さなものか、バックルに微調整機能が備わったものを選ぶこと。
ただし、微調整付きのバックルは分厚くなります。
“良いブレスレット”の一例。IWCの「パイロット・ウォッチ」シリーズで使用されるブレスレットは「適切な左右のコマの遊び」「簡単なコマ調整」「微調整可能なバックル」という3つの要素を兼ね合わせている。特にコマ調整に関しては、各コマにふたつずつ設けられたボタンを押すだけで取り外しが可能だ。Photograh by Masanori Yoshie