主な自動巻きムーブメントの種類と搭載モデル
パネライの自動巻きムーブメントは、2007年に「P.2003」が発表されて以降は、9000番台と4000番台をラインナップしている。主な自動巻きムーブメント3種とそれぞれの搭載モデルを見ていこう。
特別なレガッタシリーズ キャリバーP.9100/R
「P.9100/R」は、レガッタのスタート時を想定した「レガッタ カウントダウン機能」と、フライバッククロノグラフ機能を備える特別な自動巻きムーブメントである。
分積算計の逆進機能によりカウントダウンの時間を設定し、スタート時刻を過ぎれば、そのままレースの経過時間を測定できる仕様だ。
搭載モデルの「ルミノール レガッタ クロノ フライバック PAM00526」は、軽量かつ耐食性に優れるチタンケースを採用する。
自動巻き(Cal. P.9100/R)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ3日間。Ti(直径47mm)。10気圧防水。190万円(税別)。
時針の単独操作が可能 キャリバーP.9010
「P.9010」は、スモールセコンドとデイト表示、約3日間のパワーリザーブを備えた自動巻きムーブメントだ。時針のみを1時間ずつ前後にジャンプさせ、時刻調整を容易にする機能も備わる。
搭載モデルは「ルミノール サブマーシブル 1950 アマグネティック 3デイズ オートマティック チタニオ PAM01389」や、「ルミノール サブマーシブル 1950 3デイズ オートマティック オロロッソ PAM00684」などだ。
特に前者は30気圧の防水性能に加え、最大40,000A/mの耐磁性能も備えた、本格的なダイバーズウォッチである。
自動巻き(Cal. P.9010)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ3日間。Ti(直径47mm)。30気圧防水。121万円(税別)。
最先端技術と歴史の融合 キャリバーP.4002
オフセンターのマイクロローターが特徴的な「P.4002」は、GMT機能、AM/PM表示、パワーリザーブ表示など、さまざまな機能を備える。
このムーブメントを搭載する「ルミノール ドゥエ GMT パワーリザーブ PAM00964」は、1950年代のデザイン要素を踏襲しながらも、美しいサンブラッシュブルーのダイアルを採用することでモダンな雰囲気も感じさせる。
自動巻き(Cal. P4002)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ3日間。Ti(直径45mm)。3気圧防水。134万円(税別)。
自社ムーブメントの魅力を知ろう
パネライは2005年に初の自社製ムーブメントを完成させて以降、すでに20以上のキャリバーをそろえている。
パネライの腕時計は外観からはその違いを判断しにくいが、多くのムーブメントによりその機能は多彩だ。AM/PM表示や約8日間のパワーリザーブなど、パネライならではの機能性を堪能しよう。
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