モデルチェンジの周期は?
多くの時計ブランドは定期的にモデルチェンジを行う。オメガでも発売時のモデルから時代や最新技術の開発に合わせてさまざまな派生モデルを世に送り出している。
オメガでのモデルチェンジ周期は5年~25年ほどで行われてきた。人気モデルの事例を確認してみよう。
「シーマスター ダイバー300M」のモデルチェンジ
2018年にフルモデルチェンジを果たした「シーマスター ダイバー 300M」。写真は翌19年にラインナップに加わったホワイトダイアルモデルだ。自動巻き(Cal.8800)。35石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.6mm)。30気圧防水。91万3000円(税込み)。
「シーマスター ダイバー300M」は1993年にシーマスターのモデルチェンジで発売され、映画『007』シリーズにも登場している。
発売25周年の2018年には、フルモデルチェンジし、ケースサイズが41mmから1mm大きな42mmへサイズアップし、手首でより大きな存在感を放つようになった。
ムーブメントには高精度かつ高耐磁性能を有したCal.8800を搭載し、セラミックス製のベゼルにホワイトエナメルまたはセラゴールドのダイビングスケールが特徴的だ。
クラスプ内側にはエクステンション機能を備え、コマの調整をしなくてもブレスレットの長さを1cmほど調節できるようになっている。
「シーマスター アクアテラ」のモデルチェンジ
2017年にダイアルを飾るチークコンセプトが、それまでの縦方向から横方向へとリニューアルした「シーマスター アクアテラ 150M」。写真は20年に追加されたグリーンダイアル。自動巻き(Cal.8900)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm、厚さ13.2mm)。15気圧防水。91万3000円(税込み)。
「シーマスター アクアテラ」は、2003年に発売し、その後08年と17年にモデルチェンジをしている。
17年以前のアクアテラはCal.8500を搭載。17年以降はマスター クロノメーター認定のCal.8900およびCal.8800へと変わった。
また、ダイアルもモデルチェンジごとに大きな変化を遂げている。ウッドデッキをモチーフとしたストライプが、それまでの縦方向から17年には横方向のストライプへと変わっているのだ。
モデル番号によるモデル名の調べ方
オメガの各モデルには、モデル番号(リファレンスナンバー)がある。リファレンスナンバーを見れば、モデルや文字盤のカラーなどが一目で分かることも特徴だ。
リファレンスナンバーは現行モデルと旧モデルによって表記方法が異なる。オメガの現行モデルと旧モデルそれぞれのリファレンスナンバーの見方を紹介しよう。
現行モデルのリファレンスナンバーの見方
現行モデルのリファレンスナンバーは、14桁の数字で表される。14桁の数字は
- 3桁.2桁.2桁.2桁.2桁.3桁
以上の6ブロックに分けられ、各ブロックの数字は時計の特徴を示している。
- 1ブロック目:コレクションコード(モデル名)
- 2ブロック目:ケースとベルトの素材
- 3ブロック目:ケースサイズ
- 4ブロック目:ムーブメント
- 5ブロック目:文字盤のカラーと装飾
- 6ブロック目:バリエーション数
旧モデルのリファレンスナンバーの見方
旧モデルのリファレンスナンバーは、6桁または8桁の数字で表記されている。各桁の数字が表すものは以下のとおりだ。
- 1桁目と2桁目:製品タイプ
- 3桁目と4桁目:製品バリエーション
- 5桁目と6桁目:文字盤
- 7桁目と8桁目:ストラップ
オメガへの理解を深めよう
170年以上もの長い歴史を持つオメガは、モデルチェンジをくり返しながら、時代の最先端技術を駆使して独創的な時計を生み出してきた。
多彩なバリエーションから、お気に入りの1本に出合うために、オメガへの理解を深めてみよう。
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