レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーター
手巻き(Cal.944)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約35時間。18KPG(縦51.1mm×横31mm、厚さ11.41mm)。30m防水。世界限定10本。価格要問い合わせ。
ジャガー・ルクルトは、新たに「レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーター」を発表した。今作は1931年に発売されたレベルソのファーストモデルにインスパイアされた「レベルソ・トリビュート」をベースに、同社が創業期より磨き続けてきたチャイム機構を組み込んだモデルである。ケースの両面にスケルトンダイアルを持つが、その表情は全く異なる。表面はミニッツリピーター機構を複雑な形状のブリッジと共に鑑賞可能である。ミニッツリピーターが作動する様子を楽しむことができるよう、大きくスケルトン化されている。対して裏面は、テンプや香箱を除く輪列の大半がブリッジの下に隠されているが、その分、ブリッジに施された縦方向のコート・ド・ジュネーブ装飾が、クールでエレガントな魅力を放っている。
レベルソ・トリビュート・エナメル・伝説の秘宝
手巻き(Cal.822/2)。21石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KWG(縦45.6mm×横27.4mm、厚さ9.73mm)。3気圧防水。各モデル世界限定10本。価格要問い合わせ。
ジャガー・ルクルトは「レベルソ・トリビュート」のラインナップに、芸術技法を駆使した3種の新作を追加した。各モデルは、現代アートの幕開けを飾った3人の巨匠、ギュスターヴ・クールベ、フィンセント・ファン・ゴッホ、グスタフ・クリムトを讃えたものであり、彼らの作品をグラン・フー・エナメル、細密画、ギヨシェ彫りを用いてケースバックに描いている。「レベルソ・トリビュート」の特徴でもある、バーインデックスとドーフィン針がセットされたダイアルにもギヨシェ彫りが施されており、各モデルで異なるパターンが彫られている。各10本限定での販売となる。
レベルソ・トリビュート・エナメル・伝説の秘宝 – クールベ
1876年:ギュスターヴ・クールベ – View of Lake Léman(レマン湖の眺め)
レベルソ・トリビュート・エナメル・伝説の秘宝 – ファン・ゴッホ
1888年:フィンセント・ファン・ゴッホ – モンマジュールの夕暮れ
レベルソ・トリビュート・エナメル・伝説の秘宝 – クリムト
1917年:グスタフ・クリムト – 婦人の肖像
レベルソ・ワン・コルドネ・ジュエリー
手巻き(Cal.844)。18石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KPG(縦36.3×横18mm)。30m防水。価格要問い合わせ。
ジャガー・ルクルトは、同社を代表する「レベルソ」コレクションのハイジュエリーウォッチ、「レベルソ・ワン・コルドネ・ジュエリー」を発表した。今作では、1930年代に発表された「レベルソ」のレディースモデルに見られる、“細い紐”を意味するコルドネブレスレットに着想を得てデザインされた、18KPG製ブレスレットが採用されている。ケースを反転させることにより、ふたつのダイアルを楽しむことが可能であり、表はマザー・オブ・パールをベースに用いたホワイトカラーのダイアル、裏はブラックラッカーダイアルとなっている。ケースやブレスレットと同様に、どちらもダイアル上にダイヤモンドがセットされている。
レベルソ・トリビュート・ノナンティエム
手巻き(Cal.826)。パワーリザーブ約42時間。SS(縦49.4×横29.9mm、厚さ11.72mm)。30m防水。世界限定190本。
「レベルソ」誕生から90周年を迎える2021年、ジャガー・ルクルトは「レベルソ・トリビュート・ノナンティエム」を発表した。「レベルソ」の特徴である反転ケースを活かした独創的な機構が特徴のモデルだ。表側は比較的オーソドックスなデザインとなっており、12時位置にビッグデイト、6時位置のスモールセコンドにはムーンフェイズ表示が配されている。一方でケースを反転させた裏面は、表側とはまた違った表情を見せる。大小ふたつの円がつながったダルマ型の切削部上部の丸型小窓からは「レベルソ」では初となるデジタルセミジャンピングアワーがのぞく。下の円の中央にはデイ&ナイトが、その下の扇型の開口部にはディスク式の分表示が配されている。分ディスクの上の円内には、ジャガー・ルクルトのメティエ・ラール工房によってブルーラッカーを用いて描かれた星空が広がる。ムーブメントは、本作のために新規に開発されたCal.826を搭載し、世界限定190本の生産だ。ジャガー・ルクルトのブティックでのみ販売される。
レベルソ・トリビュート・スモールセコンド
手巻き(Cal.822/2)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(縦45.6×横27.4mm、厚さ8.5mm)。30m防水。99万4400円(税込み)。
1931年に誕生したファーストモデルからインスピレーションを得た「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」。バーインデックスとドーフィンハンドの組み合わせが特徴のこのモデルに、新たにグリーンダイアルのバリエーションが加わる。シックなシルバーダイアルが多いレベルソコレクションであるが、すでに発表されているワインレッドやブルーダイアルを含め、「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」にはカラーダイアルが複数ラインナップされている。レベルソは1931年の誕生から間もなく、ブラックダイアルに加えて、チョコレートブラウン、レッド、バーガンディ、ブルーなどのラッカー仕上げのダイアルを立て続けにリリースしており、当時としては珍しいカラーダイアルがレベルソの個性を形作っていった歴史がある。グリーンダイアルは近年のトレンドではあるものの、本作は復刻としての側面が強いモデルと言えるだろう。ポロ用ブーツの製造で有名なカーサ・ファリアーノによるカーフレザーストラップが装備されている。