2021年 オリスの新作時計まとめ

ビッグクラウン ポインターデイト キャリバー403

　オリスのロングセラーコレクションである「ビッグクラウン ポインターデイト」に追加された新作。搭載されているムーブメントは、同社の自社製ムーブメントであるCal.400をベースにスモールセコンド化とポインターデイト化を施したCal.403。コレクションで多く使用されていたコブラ針はペンシル針に改められ、インデックスのアラビア数字は小さく丸くなった。この変更により、出自がクラシックなミリタリーウォッチであることを思わせないほどにモダンな印象となっている。ケースサイズは38mm径が採用されており、大型のムーブメントを搭載しながらもコンパクトに仕上がっている。

レクタンギュラー デイト

　オリスのレクタンギュラーウォッチが華々しく復活を遂げた。ホワイト、ブルー、アンスラサイト、ボルドーの4つのカラーバリエーションが用意され、それぞれダイアルと同色のレザーストラップが付属する。ストラップはクイックチェンジ式となっており、工具不要で簡単に交換することができる。6時位置にデイト窓を配し、3、9、12時のインデックスをアラビア数字とした今作は、アールデコ様式を取り入れたシンプルでクラシックなデザインが魅力だ。ケースサイドに段差を設けることにより、装着時に手首との一体感を高めるようにする等、細かな部分にまで配慮の行き届いたモデルに仕上がっている。

ダイバーズ65

　1965年に登場した、オリス初のダイバーズウォッチにオマージュを捧げる「ダイバーズ65」。レトロなデザインが人気を博しているこのコレクションに、新しくグレーグラデーションダイアルが追加された。針とインデックスに塗布されたスーパールミノバは、グレーダイアルとのコントラストが際立つターコイズブルー。これは、水中のような暗所でも鮮やかに輝くよう配慮された選択である。レトロな印象を強めるドーム型の風防はサファイアクリスタル製。リベット風のステンレススティール製ブレスレットまたは、ブラックのレザーストラップが用意されている。

ビッグクラウン プロパイロット ビッグデイト ブロンズ

　オリスの「ビッグクラウン プロパイロット」にブロンズケースモデルが追加された。同社はこれまでにも「ビッグクラウン ポインターデイト」や「ダイバーズ65」にもブロンズ素材を採用してきており、今作の登場によってブロンズウォッチの選択肢がまたひとつ増えることとなる。ダイアルはブラックをベースにホワイトの針とインデックスを組み合わせており、パイロットウォッチらしく抜群の視認性を誇る。ベゼルに施された溝は、ジェットエンジンのタービンブレードを模したものであり、シンプルなデザインにアクセントを添えている。装着されているカーキグリーンのファブリックストラップは、ブロンズカラーとの相性も良い。

アクイスデイト キャリバー400 41.5mm

　オリスより、「アクイスデイト キャリバー400 41.5mm」が発表された。もともと43.5mmケースがラインナップされていたが、今作はファンからの小径化を要望する声に対し、ブランドが応える形で実現されたモデルである。心臓部は高精度、高耐磁性、ロングパワーリザーブ、長期の耐久性を備えたCal.400。カラーバリエーションは、ブルー、アンスラサイト、グリーンの3種類が用意される。ベゼルはセラミックス製となっており、耐傷性にも優れる。ステンレススティール製ブレスレットの他、ブラックのラバーストラップが用意されている。

ダットワット リミテッドエディション

　2010年より、多くの環境保全活動を支援してきたオリス。同社は今回、デンマーク、ドイツ、オランダが共同でワッデン海保護に取り組む、ワッデン海連邦事務局とのパートナーシップを結んだ。渡り鳥をはじめとする多くの動植物を育むこの地を後世に残すべく、同社は「ダットワット リミテッドエディション」を発売し、その売り上げの一部によって資金協力することとした。ベースとなったのは同社のダイバーズウォッチである「アクイス」。今作は、豊かな海を想起させるブルーとグレーからなるグラデーションのダイアルが特徴だ。加えて、ポインタームーンという機能が備わっている。これはダイアル上の4本目の針によって、潮位と月の満ち欠けを表示するというものであり、大自然の神秘を手元で感じることができる。ケースバックにはシリアルナンバーが刻印される。