30代男性におすすめの腕時計ブランド7選
ここからは、30代男性におすすめの腕時計ブランドを紹介していこう。
オメガ
オメガを代表するコレクションのひとつが「スピードマスター」。なかでも、最もスタンダードなのが2021年にリニューアルを果たした写真のモデルで、月面探索で着用された第4世代ムーンウォッチのデザインをベースにしながらも、新たにコーアクシャル マスター クロノメーター Cal.3861を搭載。1万5000以上の耐磁性を備えるなど、実用性を格段に向上させている。手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。50m防水。107万8000円(税込み)。
オメガは、1848年にスイスのラ・ショー・ド・フォンで創業された高級時計ブランドだ。ギリシャ語で「オメガ」は「完璧」を意味し、その名の通りオメガの腕時計は、精度、機能性、耐久性、洗練されたデザインを備えた高級時計として知られている。
1960年代以降のオメガは、宇宙の歴史とともに歩んできた。中でも「スピードマスター プロフェッショナル」は、アメリカ合衆国航空宇宙局NASAが1969年に実施したアポロ11号計画において、宇宙飛行士のニール・アームストロング、バズ・オルドリンとともに、月面に立った最初の腕時計として有名だ。
また、オメガの時計には、高い精度と信頼性が求められるプロスポーツ選手の公式タイムキーパーとしての役割や、オリンピックやワールドカップなどのイベントにも使用されている。
さらに、オメガは映画『007』シリーズで主人公のジェームズ・ボンドが愛用する時計としても有名だ。
ブルガリ
フラットなベゼルにブランド名が刻まれた、ブルガリのアイコニックなコレクションが「ブルガリ・ブルガリ」。2021年には、ケースとブレスレットにブラックのDLCコーティングを施したモデルを発表。オールブラックながらもサテンと鏡面仕上げを組み合わせてニュアンスを持たせ、スーツスタイルはもちろん、カジュアルにも着用できる1本に仕上がっている。自動巻き(Cal.BVL191)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径41mm)。50m防水。79万7500円(税込み)。
ブルガリは、イタリアの高級ジュエリーブランドで、創業者のファミリーネームを冠したブランドである。
ブルガリのデザインは独創的で、その洗練されたデザインは、腕時計にも反映されている。伝統的なデザインにとどまらず、新しい技術を取り入れた時計も多い。
ブルガリは、高級ジュエリーとして世界的に認知されており、腕時計のコレクションもそのブランドイメージを踏襲。また、ブルガリは時計製造の技術にも定評があり、1970年代には、独自の機械式ムーブメント「ブルガリ・ブルート」と「ブルガリ・ファンタジア」を発表している。時計としての機能だけではなく、ファッション性の高さも人気のひとつだ。
チューダー
英国海軍の北グリーンランド遠征探検の70周年を記念し、2022年に発表されたのが「レンジャー」。サテン仕上げを全面に施したステンレススティール製ケースや視認性の高いダイアルデザインを取り入れ、1960年代の「Ref.7995」を継承するツールウォッチとなっている。マニュファクチュールムーブメントのCal.MT5402を搭載し、約70時間のパワーリザーブとシリコン製ヒゲゼンマイを備えるなど、コストパフォーマンスに優れている点も魅力だ。自動巻き(Cal.MT5402)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径39mm)。100m防水。46万4200円(税込み)。
チューダーは、スイスの腕時計メーカーであるヴーヴ ドゥ フィリップ ヒュンターが、ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフの代理で設立した会社を出自とする。チューダーのコレクションは、伝統的な英国式腕時計のデザインを特徴としており、アイコニックなデザインやヴィンテージ感のある外観、さまざまな試験をクリアした高い耐久性が魅力だ。
特にダイバーズウォッチやクロノグラフのモデルでは、高い防水性能や衝撃に強い構造になっている。時計としての機能性も優れており、例えば、クロノグラフ機能が備わっているモデルでは、計時機能を利用したスポーツやアウトドアアクティビティに最適だ。
また、チューダーは、高級時計ブランドの中でも比較的価格が抑えられており、コストパフォーマンスの高さも魅力的。予算に制限がある人にとっては、チューダーの時計は良い選択肢となるだろう。
ゼニス
2021年の発表直後から世界中で話題となった「クロノマスター」の新世代モデル。ベーシックなスポーツクロノグラフだが、さまざまなヒストリカルピースの特徴的なディテールを組み合わせるとともに、セラミックベゼルを採用することでモダンなルックスを実現している。搭載するムーブメントはエル・プリメロ3600で、1/10秒計測が行えるクロノグラフ機能に加え、パワーリザーブも約60時間に延伸されている。自動巻き(Cal.エル・プリメロ3600)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm)。10気圧防水。149万6000円(税込み)。
ゼニスは、高精度で信頼性の高いムーブメントを開発・製造することで知られるスイスの高級時計ブランドだ。特に1969年に開発されたエル・プリメロは、高速振動する自動巻きクロノグラフムーブメントとして、世界中で高い評価を受けている。
外観は伝統的なデザインにとどまらず、アバンギャルドなデザインを持つモデルも多数ラインナップされている。ムーブメントの精緻な構造を眺められるオープンワークダイアルのモデルや、ハイテク素材をケースに用いた軽量なモデルなど、個性的なラインナップが魅力的だ。
1865年に創業してから150年以上にわたり、高精度な時計の製造に努めてきた歴史のあるブランドであることも魅力のひとつだろう。
セイコー
セイコー初となるGMT機能付きの機械式ダイバーズモデル。1968年に発売された高振動ムーブメント搭載のダイバーズモデルを範としながらも、耐傷性に優れたセラミックベゼルや、装着感を高める新デザインのブレスレットを採用するなど、現代的なアップデートが図られている。搭載するCal.6R54はGMT機能を備えるとともに、パワーリザーブも約72時間を誇る。自動巻き(Cal.6R54)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径42mm、厚さ12.9mm)。200m防水。20万9000円(税込み)。
セイコーは長年にわたり技術力を高めてきた日本を代表する時計メーカーだ。自社開発の高精度なムーブメントを持ち、世界初のクォーツ時計やスプリングドライブなど、革新的な技術を生み出し、発展させてきた。
セイコーは、1960年代にスイス・ヌーシャテルの天文台クロノメーター・コンクールで上位入賞を果たしたことで、世界的な名声を得た。また、日本の宇宙飛行士が宇宙で使用する時計に選ばれたことでも知られており、信頼性も高い。
また、セイコーは多種多様なスタイルの時計を製造し、ファッションウォッチからスポーツウォッチ、ドレスウォッチまで幅広く展開している。
高精度で信頼性が高いことに加え、他の時計メーカーに比べて比較的リーズナブルな時計を提供しているため、手頃で高品質の時計を手に入れられることも魅力だ。
シチズン
シチズンが誇る光発電エコ・ドライブとGPS衛星電波を採用したダイバーズモデル。200mの潜水用防水を備えるのみならず、ダイアルの見返しリングには世界19の都市名と8カ所の有名ダイビングスポットを記しており、アクティブなシーンはもちろん、旅行時にも使いやすい1本となっている。光発電エコ・ドライブ(Cal.F158)。フル充電時約7年駆動(パワーセーブ時)。Tiケース(直径47mm、厚さ15.6mm)。200m防水。18万1500円(税込み)。
シチズン時計はクォーツの技術開発に長けており、中でも、ダイアルから取り込んだ光エネルギーで時計を駆動させる独自の技術「エコ・ドライブ」を用いたモデルが有名だ。
また、アトミック時計(原子時計)と呼ばれる超高精度な時計も開発しており、高い技術力を有している。
シチズン時計は機能性だけでなく、デザインにも定評がある。特に「シチズン・プロマスター」は、アウトドアやスポーツシーンにもマッチするデザインが魅力的だ。
性能やクオリティが高いにもかかわらず、価格帯が比較的リーズナブルなのも魅力のひとつ。他の高級ブランドと比べて手頃な価格で入手できるため、多くの人々に支持されている。
カシオ オシアナス
2023年にオシアナス「マンタ」に加わった、「OCW-S7000」シリーズの24年最新作。本シリーズはタキメータースケールが施されたサファイアクリスタル製ガラスを搭載することで、スポーティーを強調しつつ、オシアナスがコンセプトとするエレガンスとテクノロジーも味わえる。タフソーラー。Tiケース(直径42.8mm、厚さ9.5mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。
セイコー、シチズンと並んで、日本を代表する時計メーカーがカシオ計算機だ。“耐衝撃性を備えた腕時計”という画期的なジャンルを打ち立て、独自進化を続けるG-SHOCKがカシオ製品としては最も有名かもしれない。もちろんG-SHOCKも良い腕時計だが、サイズがボリューミーで、スポーティーな意匠を備えたモデルが多い。そこで同じカシオの腕時計の中で、30代男性におすすめしたいのが、オシアナスだ。
オシアナスは2004年から展開されているブランドだ。この名称は「Ocean(海洋)」という英語の語源であり、ギリシャ神話に登場する海の神である「オケアノス」に由来する。そのため“海”がテーマに取り入れられており、キーカラーに青を取り入れている。なお、海中で見られるような、光の反射によって幾重に重なりつつも透き通った青がイメージされており、独特の色合いを持つ。また、波をモチーフにデザインされたブランドロゴも特徴的だ。
そんなオシアナスの中でも、30代男性には「マンタ」をおすすめしたい。「Elegance, Technology」の融合をコンセプトに、薄くエレガント、かつ高級感ある意匠を採用している一方で、カシオの誇る先進技術が投入されているためだ。薄い外装は装着感にも優れているため、毎日着用したい腕時計である。
30代男性が腕時計に妥協しない理由
30代にとって腕時計とは、大人になったことを象徴するアイテムであり、自分自身に対する対価やスタイルを表現する手段でもある。
また、日常使いするプロダクトであるため、その時計が長期的に愛用できること、デザインだけでなく機能性も兼ね備えていることが大切だ。
時計選びに迷っている30代男性は、この記事を参考に納得のいく1本を手にしてほしい。
https://www.webchronos.net/features/40904/
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