棚橋弘至選手が愛用するパネライの「ルミノール ベース ロゴ」
今回紹介するのは2023年4月12日に東京都内で緊急記者会見を行った際に棚橋選手が着用していた腕時計だ。
「パパはわるものチャンピオン」や「牙狼<GARO>~阿修羅~」など映画やテレビドラマに出演したり、立命館大学卒業という学歴からクイズ番組に出演したりとマルチな才能を見せる棚橋選手は、服好きとしても知られている。
この日着用していたのは、ベージュトーンのスーツにもしっくりくる同系色のカーフストラップを合わせたパネライの「ルミノール ベース ロゴ」だった。パワフルかつシンプルなミニマルデザインの中にもパネライのアイコン的要素が組み込まれた1本だ。
清宮海斗、宮原健斗とともにスーツで参加したこの会見で棚橋選手は、6月にメジャー3団体のオールスター戦「ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!」を東京・両国国技館で開催することを発表した。このイベントの開催の趣旨は「コロナ禍の間、入場制限に加え、声を出す応援も禁じられて元気を失っていたプロレスファンに元気と勇気を与えたい」というものである。
サブタイトルから分かるように、昨年の10月に亡くなったアントニオ猪木氏への感謝の思いも込められているイベントだ。プロレスファンにとっては夢のような1日になりそうだったのだが、4月15日に行われたアメリカの試合で肋骨を骨折していたことが明らかになった。
棚橋選手のツイッターやブログなどの更新状況や内容から本人は元気そうに見えるため、登場してほしい気持ちもある。しかし無理せずゆっくり静養してほしいという声も多い。通常、肋骨の骨折は全治するまでに約1~3カ月かかると言われており、トレーニングなどの再開を含めると難しい状況のようなので、続報を待ちたい。
棚橋選手が着用していたパネライの「ルミノール ベース ロゴ」は、堂々とした風貌をしている。ケース直径は44mmだ。リュウズガードや文字盤の数字など、随所にはパネライらしい要素が組み込まれている。
6時位置の「OP」は"OFFICINE PANERAI"の頭文字で、上下方向に向いた矢印と共にデザイン化されている。これは、空と海での計測機器のプロフェッショナルであるパネライのプライドが表現されたものだ。非常にシンプルなダイアルのデザインでありつつ、ルミノールの持つ実直さや、堅牢なイメージがストレートに感じられる。
搭載されるムーブメントは手巻き式の自社製Cal.P.6000だ。パワーリザーブが約72時間、つまり3日間という長時間を誇るので、手巻き式とはいえ毎日巻く必要はない。また、ノンデイトであるため日付の調整なども不要でメンテナンスがしやすいことも利点である。
棚橋弘至選手はG-SHOCKやセイコー アストロンも所持
棚橋選手は、会見やブログの内容を見て分かる通り、実直でしなやかな強さが魅力だ。この会見の際に着用していたパネライの腕時計の他にも、G-SHOCKやセイコー アストロンを所持している。
その時計選びは棚橋選手のキャラクターに合っていると誰もが納得するのではないだろうか。棚橋選手の強く優しい人になりたいという思いは表情にも表れている。「ALL TOGETHER~元気があれば何でもできる~」への出場は心配だが、1日も早く肋骨の怪我を完治させ、リング上で活躍する姿を楽しみに待ちたいと思う。
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