パネライが、「ルミノール ドゥエ」のコレクションを拡充。「ラジオミール」のユニークピースも発表

パネライは、プラダとのコラボレーション4種、Watches & Wonders 2023 上海での発表モデル2種、そしてジュネーブ ウォッチ オークションに出品されるユニークピース1種の新作を発表した。ユニークピースの「ラジオミール」は、1960年代のモデルにインスピレーションを受けたモデルであり、アンジェリュス製の手巻きムーブメントを搭載する。

コレクションの幅が一気に広がった「ルミノール ドゥエ」

　パネライより、新作モデルが発表された。同社と同じイタリアのブランド、プラダとのコラボレーションが4種、Watches & Wonders 2023 上海での発表モデルが2種、そしてジュネーブ ウォッチ オークションに出品されるユニークピースが1種だ。それぞれ順に紹介していこう。

　プラダとのコラボレーションモデルとして発表されたのは、「ルミノール ドゥエ Prada Re-Nylon」だ。特筆すべきは、100%リサイクルナイロン「Prada Re-Nylon」をストラップの素材に採用している点である。ナイロンの扱いに長けたプラダであるからこそ、高級時計にもふさわしい質感に仕上げられており、ルミノール ドゥエのエレガントなデザインにもマッチする。ストラップにはコラボレーションを表すロゴがホットプリントされ、容易にケースから取り外せるPAMクイックリリースシステムが採用されている。

　ケースサイズは直径42mmと38mmで用意され、42mmケースモデルでは、ホワイトダイアルにアイアングレーのPrada Re-Nylonストラップの組み合わせと、ブルーダイアルにネイビーブルーのPrada Re-Nylonストラップを組み合わせたモデルがラインナップする。

　38mmケースモデルも2種類用意され、ダイアルカラーはどちらもホワイト、Prada Re-Nylonストラップはアラバスターピンクまたはフィオルダリソライトグレーである。ムーブメントは、いずれのモデルも自動巻きのCal.P.900を搭載する。

華やかなモデルも新作として登場

　Watches & Wonders 2023 上海でお披露目されたのは、直径42mmの18Kイエローゴールド製ケースを採用した「ルミノール ドゥエ」と、ゴールドテック製38mmケースの「ルミノール ドゥエ ルナ トゥットオロ」である。

　ルミノール ドゥエにはサンブラッシュ仕上げのグリーンダイアルが与えられている。ストラップはダイアルと同色のアリゲーター製。ムーブメントは、約3日間のパワーリザーブを備えるCal.P.900を搭載する。

　ルミノール ドゥエ ルナ トゥットオロのケースとブレスレットに採用されたゴールドテックは、金にプラチナと銅を混ぜ合わせた合金だ。赤みを帯びた色調が華やかな印象をもたらしている。マザーオブパールダイアルの3時位置には、ムーンフェイズが配されている。クレーターまで再現された月が満ち欠けする様子を楽しむことができる。

「ラジオミール」はユニークピースで歴史への敬意を示す。

　2023年11月3日に開催されるジュネーブ ウォッチ オークションにて出品予定のユニークピースが、「ラジオミール グイド・パネライ&フィリオ」だ。1960年代のRef.3646にインスピレーションを得た本作は、ラジオミールを象徴する大型のクッションケースと、オリジナルと同じアンジェリュス製の手巻きムーブメントCal.SF240を搭載している。ケース素材には、従来のプラチナよりも深い光沢と硬く傷付きにくいパネライ プラチナテックを採用している。

　ケースバックはリクエストに応じて、シースルーのサファイアクリスタルまたはプレキシガラスが用意されている。約8日間のパワーリザーブを誇る大迫力のムーブメントを鑑賞することが可能だ。特製のボックスが用意されており、時計をディスプレイして楽しむこともできる。

　また、本作のフィリップスのバイヤーズプレミアムを含めた全ての収益は、ユネスコ政府間海洋学委員会（IOC-ユネスコ）に寄付される。