ベル&ロスは、新しいインストゥルメント・ウォッチでオートバイへの情熱を再燃させた。ステルス戦闘機の前衛的なラインにインスパイアされ、デザイナーのサシャ・ラキックとベル&ロスが共同開発した新作「BR 03-94 BLACKTRACK」は、オートバイ「Blacktrack BT-06」と完璧にマッチする。
サシャ・ラキックとベル&ロスのコラボレーションモデル
スピードとムーブメントは、このデザイナーの真髄だ。自動車メーカー「Venturi」の類まれな電気自動車のスタイルを築いたサシャ・ラキックは、その大胆なデザインで数々の賞を受賞してきた。彼のコンセプトは、特にフランスのオートバイメーカー「Voxan」のいくつかの卓越したオートバイを支えてきた。そして2016年、彼は自身のブランド「Blacktrack」を立ち上げている。
ベル&ロス「BR 03-94 BLACKTRACK」
自動巻き(Cal.BR 301)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。マットブラックセラミックケース(縦42✕横42mm、厚さ12.8mm)。100m防水。世界限定500本。99万9900円(税込み)。
ベル&ロスのアイコニックなデザインは、新作「BR 03-94 BLACKTRACK」に驚くべき形で表現されている。多面体で構成された形状は、ステルス戦闘機のテクニカルデザインから直接的な影響を受けている。バイク好きならすぐに、オートバイに着想を得た、赤いエッジで縁取られ、裏地には高耐久性のテクニカル素材が使用されたブラックカーフストラップに気がつくだろう。ストラップは、ブラックのPVDコーティングを施したステンレススティール製ピンバックルで固定。ストラップのキルティングは、バイクのサドルカバーやライダースーツに由来する。マットブラックのセラミック製42mmケースは、100m防水である。
革新的で型破りなBR 03-94 BLACKTRACKの文字盤は、ダッシュボードの外観を模している。ベル&ロスは、航空計器の高精度を腕時計に反映させたことで知られているが、このクロノグラフの積算計は初めてオートバイのハンドルバーの計器のデザインを採用している。30分積算計のレッドの針は即座に読み取り可能だ。文字盤には、さりげない遊びも隠されている。クロノグラフ秒針と分針が重なると、Blacktrackの「B」が浮かび上がるのだ。
ベゼルはファセットを活かした設計により、上から見ると特徴的な8角形をしている。グレーとブラックが上品なコントラストを成し、数字は絶妙なアクセントだ。ダークトーンで統一された文字盤には、抜け感を演出する格子の透かし模様が配され、すべての情報が読み取りやすくなっている。フランジとインデックスには数字が丁寧に細工され、インデックスとスケルトン仕様の針にはスーパールミノバがコーティングされている。
ベル&ロスとオートバイの恒久的な繋がりを記念し、BR 03-94 BLACKTRACKは、オートバイのコンソールのセンターに挿入することができる。インストゥルメント・ウォッチを手首からダッシュボードへと移すことが可能になり、ふたつのマシンの融合が完成する。
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