ミラノのモンテナポレオーネ通りに旗艦店「カーサ パネライ」がオープンしたことを記念し、ブティック限定モデルの「ルミノール クロノ フライバック」が新たに登場した。直径44mmサイズのセラミックスケースを採用し、堅牢性に優れながらもスタイリッシュな雰囲気を醸し出している。この限定モデルとは別に、「ルミノール クロノ カーボテック™ケース」も新作としてラインナップに加わっている。
ルミノール クロノ フライバック 限定モデル
ミラノのモンテナポレオーネ通りに、新しい旗艦店「カーサ パネライ」がオープンした。このオープンを記念し、「ルミノール クロノ」コレクションに新たな1本が追加された。世界限定200本で展開される本作はパネライの自社製自動巻きムーブメントCal.P.9100を搭載している。複雑機構であるフライバック クロノグラフ機能を備えており、プッシュボタンを一度押すだけでクロノグラフ針をリセットできる利便性を兼ね備えている。
自動巻き(Cal.P.9100)。37石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約3日間。ブラックセラミックスケース(直径44mm、厚さ18.4mm)。10気圧防水。231万5500円(税込み)。
ケースはブラックセラミックス製となっており、直径44mmと、パネライらしい堅牢な風貌だ。セラミックスケースを採用することにより、耐傷性に優れ、日常のあらゆる環境の中でも心置きなく使用できる。
この仕上げにより奥行きが感じられるスタイリッシュなデザインとなっており、 フランジのタキメーターとともに実用性とデザイン性を両立させた時計であることを示している。防水性は10気圧となっており、過酷な環境下での使用にも耐えることができる。ストラップはミリタリーテイストのグリーンカーフが採用され、スペアとして高品質のブラックラバーストラップが付属する。ストラップにより、かなり雰囲気が変わりそうなのでそちらも試してみたい。本作はブティック限定モデルとして2023年11月から200本発売される。
ルミノール クロノ カーボテック™
また、ブティック限定モデルとは別に、「ルミノール クロノ カーボテック™ケース」も追加となる。
自動巻き(Cal.P.9200)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。カーボテック™ケース(直径44mm、厚さ13.43mm)。10気圧防水。220万6500円(税込み)。
本作の特徴はケース素材にカーボテック™を採用している点である。カーボテック™はチタンよりも約14%軽く、快適な装着感を得ることができる。パネライによって特許が取得されているカーボテック™とは、カーボンファイバーの薄いシートを管理温度下で高分子ポリマーPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)とともに高圧圧縮して合成素材を結合させたものだ。
外観の統一性を保つために、非常に長いカーボンファイバーが使用されており、シートは各層の繊維が上下で異なる角度になるように重ね合わせて圧縮されている。カーボテック™は軽く、外部からの耐衝撃性に優れるため、時計のケース素材として最適だ。パネライの他のモデルでは「サブマーシブル」および「ルミノール」などでカーボテック™ケースが採用されているため、パネライの代表的なケース素材としてカーボテック™を思い起こす人もいるのではないだろうか。
ケース径が44mmと広く、暗闇の中で発光する各表示やサブダイアルとともにパネライのDNAとも言える視認性を発揮する。ストラップは汗や湿気に強いハイテク素材“スポーテック”のストラップが採用されている。スペアにはブラックラバーストラップが付属する。
搭載されるムーブメントはCal.P.9200で、約42時間のパワーリザーブを備える。さらに、タキメータースケールによって、定義された距離におけるヨット航行の平均速度を測定することができる。
https://www.webchronos.net/news/102395/
https://www.webchronos.net/news/101478/
https://www.webchronos.net/features/101661/