ユリス・ナルダンは「ブラスト トゥールビヨン」コレクションより、18Kローズゴールド製のドラゴンと神秘的な真珠が目を引きつける、大胆なアートピースを披露した。2024年の干支である辰と真珠はいずれも中国の伝統文化と関わりが深いシンボルであり、本作は今年の旧正月を記念するコレクションとして登場している。
龍と真珠を用いた伝統的表現で、旧正月を祝うアートピース
ユリス・ナルダンの「ブラスト トゥールビヨン」は、Xを配置したアヴァンギャルドなスタイル、そして高度なウォッチメイキングによって製造された機構によって、同ブランドの先進性を体現してきたコレクションだ。このブラスト トゥールビヨンの最新作である「ブラスト トゥールビヨン ドラゴン」は、魔法の真珠を守る雄大な龍の姿を文字盤上で表現した、中国の旧正月を祝うアートピースとして登場する。
自動巻き(Cal.UN-172)。25石。18,000振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KRG×Tiケース(直径45mm、厚さ11mm)。50m防水。要価格問い合わせ。
メティエ・ダールが駆使されたその意匠は圧巻だ。スケルトナイズされた地板はX構造の周囲を通り抜けて、さらに内部から這い出してくるように龍が配置されている。さらに、フライングトゥールビヨンのキャリッジ上に真珠が鎮座。中国の民話で見られるような、神秘的な真珠を守る龍の物語が盤上で繰り広げられている。
この龍のミニチュアは18Kローズゴールド製であり、波打つ尻尾の鱗から、輝くヒゲ、爪のひとつひとつに至るまで、あらゆる立体的なディテールがエングレービングによって再現されている。また、細部にまで行き届いたマイクロペイントも職人の手作業によるもので、その製造には4日間に渡る工程が必要となった。
角張ったファセットが特徴的な18Kローズゴールド製ケースは、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分けることで立体感を強調。DLCブラック仕上げのチタン製ベゼルとミドルケースを組み合わせることでツートンカラーを描いており、ステルス機から着想を得たブラスト コレクションのシェイプを際立たせている。
ムーブメントには、ブラスト トゥールビヨンの従来モデルと共通するCal.UN-172を搭載する。ユリス・ナルダン初の自動巻きスケルトントゥールビヨンであり、文字盤からのぞくその構造は極めて異端的だ。12時位置に配置されたプラチナ製マイクロローターは約72時間のパワーリザーブをもたらしており、真珠が鎮座する6時位置のフライングトゥールビヨンには、ユリス・ナルダンのシリコン加工技術が存分に活かされている。
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