30 年にわたり時計製造のあらゆる分野に進出してきたベル&ロスは、メゾンの航空事業への関わりと並行して、未来を見据えた独自の技術的・様式的表現を開発してきた。新しい『BR 03 Cyber Ceramic』はBell & Rossの「未来的な時計作りのビジョン」を体現している。
ベル&ロス「BR 03 CYBER Ceramic」
自動巻き(Cal.BR 383)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。セラミックケース(縦43.7mm✕横42mm)。50m防水。199万1000円(税込み)。
アヴァンギャルドなインスピレーション
デザインは未来の具体的な形だ。ベル&ロスは自社を代表するコレクションのひとつである「BR 03」の力強さとアイデンティティの背後にあるすべてを歪めることなく、アイコニックなデザインを一新することを目指してきた。伝統的な時計製造の形式に頼ることなくこの難問を解決するために、デザインをサイバー・コレクションのグラフィックと未来的なコードと組み合わせることにした。このために、ベル&ロスの共同創業者兼クリエイティブ・ディレクターのブルーノ・ベラミッシュは、ファセット加工を施した3D デザインで現実を再定義することに取り組んだ。「これらの作品は、スピード、音、光と私たちの関係を問いかけます」とベラミッシュは強調している。
ファセット加工
鋭角的な機体は電波を反射する。偵察機、無人機、戦略爆撃機はその鋭角的なデザインの特徴ゆえにレーダーに感知されにくい特徴を有している。ステルスの見えないというコンセプトをさらに推し進めるために、文字盤とムーブメントの主要部分を立体的にスケルトナイズした。
ハイテクの色、マットブラック
ケースはセラミック製で高い対傷性が特徴だ。ダイヤモンドパウダーで研磨することで、宝石職人が宝石をカットするようにファセットを再表面化することが可能になった。ラグを無くし、ラバーストラップとケースの間隔を無くして密着するようにデザインされている。反射防止加工を施したサファイアクリスタルの表面は、12個のメタリックなインデックスとロゴを装飾するためにブラックを採用した。
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