マンガから飛び出してきたようなG-SHOCKのアナログモデルの新作「GA-2100MNG」が登場した。マンガを描くペンで力強く引かれたようなアウトラインが描かれた本作。アウトラインには強弱が付けられ、立体物でありながらイラストのように見える点が特徴である。ケースからインデックス、各表示に至るまでマンガで見られる特徴を盛り込んでおり、日本文化のひとつとなって世界的に評価されるマンガの世界観を隅々まで取り込んでいる1本だ。
サスティナブルとユニーク性を両立する新作G-SHOCK
クォーツ。樹脂ケース(縦48.5mm×横45.4mm、厚さ11.8mm)。20気圧防水。2万5300円(税込み)。
マンガから飛び出してきたような外観を持つG-SHOCKの新作「GA-2100MNG」が発表された。ベースモデルは、六角形のケースを持つアナログモデルのGA-2100である。
目を引くのが、マンガを描くときに用いられるGペンで力強く引かれたようなアウトラインが与えられている点だ。インデックスにも与えられるアウトラインは均一ではなく、強弱を伴っていることで、工業製品かつ立体物でありながらイラストのような雰囲気を備えている点が特徴だ。影や暗い色調であることを表現するようにスクリーントーンを思わせるドット柄も添えられている。
クォーツ。樹脂ケース(縦48.5mm×横45.4mm、厚さ11.8mm)。20気圧防水。2万5300円(税込み)。
曜日表示の針は吹き出し型に、各印字も手書きマンガを制作する際に見られる写植の貼り付けのような縁取りが加えられており、マンガの世界観の表現が徹底されている。また、ケースバックにも「ドンッ」と効果音の表現が加えられている点が面白い。用意されるのはスカイブルーにレッドの分針を備えるモデルと、ホワイトにイエローの分針を備える2モデルである。
近年のSNSでは、プラモデルなどにマンガテイストの塗装を施し、立体物でありながらイラストのように錯覚させる作品が話題となることがあった。本作はこの手法を取り込んだ物であり、カスタム品ではなくブランドが公式でいちはやく採用した点は、G-SHOCKがサブカルチャーやポップカルチャーに鋭く反応していることを示していると言えるだろう。G-SHOCKの次なる一手が早くも気になるような一本だ。
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