ポルシェデザインの「クロノグラフ1」から、1970年代にNATO軍に制式採用された「ミリタリー・クロノグラフ」を再解釈した限定モデル「クロノグラフ 1 ユーティリティ リミテッド・エディション」が登場した。本作は、1970年代に同ブランドが製造していたミリタリー・クロノグラフの意匠を踏襲しつつ、ケース素材にチタニウム・カーバイト(炭化チタン)を使用していることが大きな特徴だ。250本の限定販売となる。
往年の名作を最先端の素材で再解釈した理想的なユーティリティウォッチ
ポルシェデザインは、同社の人気コレクションである「クロノグラフ1」から、250本の限定販売となる「クロノグラフ 1 ユーティリティ リミテッド・エディション」を発表した。
本作は、1972年の初代発表から長く同社の代表的なモデルである「クロノグラフ1」をベースに、70年代にNATO軍に制式採用され、厚い信頼をよせられていた「ミリタリー・クロノグラフ」のデザインをオマージュしたモデルであり、往年の名デザインを最先端の素材と技術で再解釈したことが特徴である。
自動巻き(Cal.Porsche Design WERK01.240)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。チタニウム・カーバイトケース(直径42.7mm、厚さ15.5mm)。10気圧防水。世界限定250本。253万円(税込み)。
この“最先端素材”とは、同社のコレクションとしては初採用となるチタニウム・カーバイトだ。ポルシェデザインが開発し、特許を取得した素材である。オリジナルモデルである70年代の「ミリタリー・クロノグラフ」ではステンレススティールが使用されていたが、前述の素材を用いることで傷に強く、軽量で肌に優しいものとなっており、その堅牢性からさまざまな環境での使用にも適している。
また、本作は名作「ミリタリー・クロノグラフ」をオマージュしたデザインを備えていることも、特筆すべき点だ。そのため、ダイアルやストラップの仕様に関してもオリジナルモデルに忠実で、実用的な要素を多く備えている。
ダイアルは視認性を高めるため、マットブラックのベースに最もコントラストが強いホワイトによって、細かな目盛りやスケールが描かれている。オリジナルモデルでは蓄光塗料にはトリチウムが使用され、ダイアル2時位置にトリチウムを表す3Hがアイコンとして描かれていた一方で、本作では青く光るスーパールミノバを採用。暗闇や極限下での視認性を確保している。オリジナルで3Hの描かれていた位置には、特別なケース素材を使用していることを表すTiCがマーキングされている。
ストラップにはオリジナルモデルにも採用されていた“BUND”レザーストラップが同じく備わっている。このストラップは、極度の気温下でも手首を保護しながら高い装着性を誇る。なお、ストラップ素材はポルシェカーの内装にも使用されている素材だ。
また、付属のストラップとしてF.A.T.アイスレース開催地の座標を示すバッジが付いているホワイトのテキスタイル・ストラップも楽しむことができ、ウィンタースポーツにも最適な時計へとスイッチすることが可能だ。
本作は他のクロノグラフ1同様、ムーブメントに自動巻きのCal.Porsche Design WERK 01.140 COSCを搭載している。C.O.S.C.公認クロノメーターを取得しており、さらにフライバック機能を備えるなど、精度や品質、機能面では現代的な水準にあるため、日常使いにも最適だ。
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