リシャール・ミルは、スーパーカーメーカー、マクラーレンとのコラボモデル「RM 65-01 オートマティック スプリットセコンド クロノグラフ マクラーレンW1」を披露した。本作は、2016年よりリリースされている同社とのコラボレーションモデルの第4弾にあたり、新型車「マクラーレン W1」をデザイン、機能性のインスピレーション源としている。
リシャール・ミル×マクラーレンのコラボモデル第4弾
リシャール・ミルは、イギリスを代表するスーパーカーメーカー、マクラーレンとのコラボモデル第4弾を発表した。本作は、マクラーレンの新型スーパーカー、マクラーレンW1を着想源としており、独創的なデザインに、Cal.RMAC4というエンジンを搭載することで、パフォーマンスの限界を追求する両ブランドの共通価値を体現している。
自動巻き(Cal.RMAC4)。51石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。グレード5Ti×カーボンTPT®ケース(縦43.84×横49.94mm、厚さ16.19mm)。50m防水。要価格問い合わせ。世界限定500本。
究極のドライバーズウォッチのための究極のパワープラント
リシャール・ミルはこの新作の心臓部に、スプリットセコンド クロノグラフを備えるCal.RMAC4を採用した。480個ものパーツから成るこのムーブメントは、毎秒10振動する可変慣性テンプによって、スプリットセコンド クロノグラフとして好適な1/10秒単位までの計測を可能としている。また、その構造へ垂直クラッチと6歯のコラムホイールを採用することで、より精密かつ、確実なスタート&ストップ操作を実現している。
さらに本機は、可変慣性モーメントローターの搭載により、着用者のライフスタイルに応じた、最適な巻き上げ効率を追求できる。レースシーンだけでなく日常にも寄り添うその仕様は、着想源のマクラーレン W1の設計理念である、performance everywhereを体現するものといえる。
リシャール・ミルのムーブメントテクニカルディレクター、サルヴァドール・アルボナは、本機の開発について、「このプロジェクトは、技術的な限界を常に押し広げ、最新の時計製造技術を取り入れた、実用的で高性能な時計を生み出すというリシャール・ミルの哲学を完璧に体現しています」とコメントしている。
ドライビングダイナミクス
RM 65-01 オートマティック スプリットセコンド クロノグラフ マクラーレンW1は、ドライバーズウォッチにふさわしい機能として、リュウズに「ファンクションセレクター」を搭載している。「Winding (巻き上げ)」を意味するW、「Date(日付)」を意味するD、「Hand-setting(時刻合わせ)」を意味するHという3つのポジションを、用途に合わせて選択する、マニュアルギアシフトを彷彿とさせる機能だ。
唯一無二のボディワーク
リシャール・ミルは、本コラボモデルで、マクラーレン史上最も革新的なスーパーカーを表現するにあたり、そのケースやダイアルにも極めて複雑な技術を反映している。
ケースフォルムは、マクラーレンの車両を真上から見た姿がモチーフだ。ビス留めされたベゼルを持つケースに対し、中央がくぼんだ形状を採ることで、マクラーレンのスーパーカーが持つエアロ・セル構造を再現している。またその素材には、グレード5チタンおよび、リシャール・ミル独自の複合素材であるカーボンTPT®を使用し、炭素繊維から成る複層構造によって、独特なランダムパターンも備えた。
スケルトン仕様のダイアルは、マクラーレンのホイールリムパターンをデザインベースに採用。チタン素材によるグレートーンに、マクラーレンの代名詞であるイエローやオレンジ、ライトブルーでアクセントを加えたその表情は、スーパーカーのダッシュボードを想起させる。また、これらのビビッドカラーの採用は、精密なクロノグラフウォッチに不可欠な視認性の確保にもつながっている。