パネライの新作が6月にブティック先行販売開始!

2017.06.20

「ルミノール1950 PCYC スリーデイズ クロノ フライバック オートマティック アッチャイオ-44㎜」。自動巻き(Cal.P9100)。2万8800振動/時。約72時間のパワーリザーブ。SS(直径44㎜)。10気圧防水。130万円(税別)。

「マーレ ノストゥルム アッチャイオ-42㎜」。手巻き(Cal.OPXXXⅢ)。2万8800振動/時。約42時間のパワーリザーブ。SS(直径42㎜)。5気圧防水。107万円(税別)。1000本の限定生産品。


 2017年1月にジュネーブで開催されたSIHHでパネライは例年にも増して数多くの新作を披露した。その中からいくつかのモデルが、6月からブティックにて先行販売されることになった。ここでは2モデルをご紹介しよう。

 今年で13回目を数える国際的なクラシックセーリングのレース「パネライ クラシックヨット チャレンジ 2017」。2006年にパネライの手によって修復された1936年製のアイリーン号も出艇する、優美でタフなこのレースの開催を記念したモデルが「ルミノール1950PCYC スリーデイズ クロノ フライバック オートマティック アッチャイオ-44㎜」だ。搭載するのは自社製のフライバッククロノグラフCal.P9100。見返しにはノット表示式のタキメータースケールが配され、6時上にはPCYC(パネライ クラシックヨット チャレンジの略)とプリントされている。カラーリングはヴィンテージライクなのが特徴で、PAM00654(写真)はアイボリー文字盤+ベージュのインデックス+ブラウンレザー、AM00653はブラック文字盤+ベージュのインデックス+ブラウンレザーの組み合わせだ。裏蓋にはエレガントなクラシックヨットがエングレービングされている。

「マーレ ノストゥルム アッチャイオ-42㎜」は筋金入りのパネリスティが狂喜乱舞するであろうレアモデルの復刻版だ。パネライが初めて作ったクロノグラフとして知られ、1943年に最初のプロトタイプが作られている。しかし、実際に製造されることなく歴史の闇に埋もれ、1993年に〝復刻版〟として初めて世に送り出された。このモデルはパネライが初めて民間向けに作った時計としてもよく知られている。この〝プレヴァンドーム期〟のスタートに当たる年に作られた直径42㎜のモデルを、パネライは改めて復刻版として世に問うたのだ。

 文字盤は深いブルー、肉厚のアリゲーターストラップと素晴らしいコンビネーションを見せている。アワーマーカーなどはベージュの蓄光塗料が施され、視認性は抜群だ。刻みのついた質感あるベゼルにはタキメータースケールが刻印されている。

 どちらのモデルも海を出自とするパネライの特殊性を見事に表現した出来栄えだ。


Contact info: オフィチーネ パネライ Tel.0120-18-7110