極寒の風景は、冒険を夢見る人たちにとって強力な魅力を持っている。偉大な探検家と苦難の物語によって称賛された、氷の強靭な抵抗と美しさが人々を魅了するのだろう。この極地風景は、水と冷たさが融合することで、独特の青みがかった色調を魅せる。ベル&ロスは、アイスブルーの文字盤を特徴とする「BR-X5 アイスブルー」で、ブルーの色彩範囲をすでに探求してきた。そして、新しい「BR-05 スケルトン アークティックブルー」でさらに進化させた。繊細なブルーの色合いは、北極圏の氷河の色合いを最もよく表現するように慎重に選ばれた。
BR-05 スケルトン アークティックブルー
新しい「BR-05 スケルトン アークティックブルー」文字盤からは、驚き、そしてその洗練さと独創性を感じ取ることができる。「氷河のような文字盤を生み出すための思考は、現実的または抽象的なデザインを組み合わせて遊ぶことでした。まるで氷の塊から彫られたかのようなリアルさは、凍った湖の上を飛んでいるかのような錯覚を与えます。一方、白いエッチングの線は、透明な青い文字盤の抽象的なパターンとしても認識できます。デザインの魔法で印象的な文字盤を創りました」とベル&ロスのデザイナー、ブルーノ・ベラミッシュは説明する。
自動巻き(Cal.BR-CAL.332-1.Manufacture)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SSケース(直径40mm、厚さ10,33mm)。100m防水。119万2400円(税込み)。
自動巻き(Cal.BR-CAL.332-1.Manufacture)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SSケース(直径40mm、厚さ10,33mm)。100m防水。112万6400円(税込み)。
氷河のように彫られた文字盤
この印象的な表現は、レーザー彫刻とパッド印刷などの技術を組み合わせて生まれた。文字盤には青みを帯びたガラス板を使用し、その上下に不規則な線をレーザー彫刻で施すことで、ガラスの厚み全体に広がる凍った亀裂を再現している。亀裂の軌跡を示す霜は、パッド印刷の白いデカールによって表現されている。これらの技法により、だまし絵のような効果が生まれ、文字盤で極地の広大な情景が表現された。
繊細なステンレススティールのケースには、ポリッシュとサテンの仕上げが施され、全体が美しく調和している。ブルーノ・ベラミッシュは、「ステンレススティールケースとブレスレットの金属色が、氷をイメージした時計の冷たい印象を一層高めています」と述べている。
氷水に浸る動き
氷には色以外にも、その透明性が光を拡散させるという特徴がある。この特徴はBR-05のスケルトンモデルにも共通しており、そのクリスタル製のダイヤルからは自動巻きムーブメントCal.BR-CAL.322-1が透けて見える。スケルトン化されたブリッジとプレートによって、機械式時計の美しさを表側から感じ取ることができる。「オープンダイヤルは青いガラスとメタリックブルーのフランジから構成されています。ムーブメントが青味を帯びて見え、まるで氷水に浸かっているような錯覚を与えます」とブルーノ・ベラミッシュは強調する。
イノベーションとテクノロジー
真のスポーティーエレガンス
2019年の登場以来、BR-05コレクションはモダンで都会的なスタイルを体現してきた。洗練されながらもリラックス感があり、現代の多様なライフスタイルにフィットしている。40mmのステンレススティールケースに一体型のブレスレットを備えたこの時計は、100m防水でデイリーユースには最適だ。「ケースとブレスレットを融合させた一体型ブレスレットは、時計デザインに別の次元をもたらしました。このようなデザインは1970年代に登場したもので、ベル&ロスのデザイン哲学で解釈するとモダンかつグラフィカルな表現になります」とブルーノ・ベラミッシュは述べている。実用的でよりスポーティな印象のホワイトラバーストラップのモデルも用意されている。
北極の美しい海に飛び込むようなイメージ
新しいBR-05 スケルトン アークティックブルーは、北極の美しい海に飛び込むかのようなインスピレーションを与えてくれる。北極の氷河からインスピレーションを得たこのモデルは、スケルトン文字盤を通して機械式ムーブメントの精巧さを見ることができる。このユニークな「BR-05 スケルトン アークティックブルー」は世界250本の限定モデルだ。このモデルはベル&ロスのブティックのみで販売される、真のコレクター向けのタイムピースである。