オーデマ ピゲより、新作「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“150 周年アニバーサリー”」が発表された。本作は創業150周年記念モデルのひとつであり、世界限定150本のみが販売される。ダイアルのデザインは1992年製のパーペチュアルカレンダー付き懐中時計をベースとしており、ケースの一部には、バルクメタリックガラスが採用されている。

1992年製のパーペチュアルカレンダー付き懐中時計にインスピレーションを得たデザイン

創業150周年記念として発表された、パーペチュアルカレンダー搭載モデル。オープンワーク仕様のサファイアクリスタルダイアルからは、内部のムーブメントを鑑賞することができる。自動巻き(Cal.5135)。38石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。Ti×バルクメタリックガラスケース(直径41mm、厚さ9.9mm)。2気圧防水。世界限定150本。要価格問い合わせ。
最後のCal.5135を搭載した腕時計
オーデマ ピゲの創業150周年記念モデルのひとつとして、新たに「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー オープンワーク“150 周年アニバーサリー”」が発表された。本作は自動巻きパーペチュアルカレンダームーブメント、Cal.5135を搭載した最後のモデルであり、世界限定150本のみが販売される。

シースルーバックからもムーブメントを鑑賞することが可能だ。ヘアライン仕上げと面取りを施した受け、ブランドロゴをかたどったローターを存分に楽しむことができる。ケースバックには、150周年記念を表すロゴと、数量限定であることを示す「1 OF 150 PIECES」の文字が刻まれている。
オリジナルとなった懐中時計Ref.25729
サファイアクリスタルを用いたスケルトンダイアルには、ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲに展示されている懐中時計、Ref.25729に着想を得たデザインが与えられている。ブルーに彩られたインナーベゼルやサブダイアルの縁取りとホワイトの文字から、オリジナルへの敬意がうかがえる。6時位置に配されたムーンフェイズは、北半球と南半球のそれぞれから見える月の満ち欠けを表示。

独自開発されたバルクメタリックガラスを採用
ケースとブレスレットの素材は、軽量なチタンをメインとしつつ、ベゼルとケースバック、ブレスレットのスタッドには、バルクメタリックガラス(結晶構造のない金属、アモルファス金属)が採用されている。バルクメタリックガラスは、マイクロエレクトロニクスやゴルフクラブのヘッドをはじめとする幅広い分野で使用されている、軽量かつ堅牢な合金だ。
数百にものぼるバリエーションが存在しているが、同社は試行錯誤の末にパラジウムをベースとした独自のバルクメタリックガラスを開発し、摩耗や腐食への耐性を持ち審美性に優れた外装を作り上げることに成功した。