オーデマ ピゲがセラミックス製の「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」2モデルを発表

オーデマ ピゲはセラミックスをケースに採用した「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」の2モデルを発表した。グリーンを基調としたモデルと、オールブラックモデルの2バリエーションでの展開となる。オールブラックモデルは付属するブレスレットもセラミックス製だ。マッシブなスタイリングとメガタペストリー柄の文字盤が特徴的なオフショア。オフショアのセラミックスモデルに、新たな1ページが加わったのだ。

セラミックスを採用した「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」の新作

　軽量かつ傷に強いセラミックスを採用した「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」の新作をオーデマ ピゲが発表した。ケース径43mmでレザーストラップを組み合わせたグリーンを基調としたモデルと、ケース径42mmでブラックセラミック製ブレスレットを組み合わせたオールブラックモデルの2種類である。

　セラミックスを採用した腕時計の登場当初は、素材の軽量さと優れた耐傷性が注目されていた。だが、オーデマ ピゲの高い技術力により、審美的に優れた外観を持つセラミックス製モデルが数多く実現したのだ。新作の色彩、造形表現はこのオーデマ ピゲの技術力があったからこそ可能になったのである。

グリーンの「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」43mmモデル

　発表された新作のうちのひとつ、グリーン文字盤モデルは直径43mmのケースを備えている。搭載するムーブメントは自動巻きであるCal.4401。文字盤上の配置は3時位置に12積算計、6時位置にスモールセコンド、9時位置に30分積算計というものだ。

　ケースはブラックセラミックス製。43mmサイズでは初の採用だ。また、リュウズ、プッシャーにグリーンセラミックスを用いている。プッシュボタンガード、ケースバックフレーム、ブレスレットのスタッドの素材はチタンであり、スリートーンのカラーコーディネートモデルだ。

　メガタペストリー柄のダークグリーンの文字盤は、PVD加工により彩色されている。

オールブラック、オフショア クロノグラフの新しいカタチ

　もうひとつの新作は、オールブラックの直径42mmモデルだ。セラミックス製のブレスレットも含めてブラックである。ブラックセラミックスをケースおよびブレスレットに用いたモデルは、同じく直径42mmのRef.26238CE.OO.1300CE.01というモデルも存在する。

　搭載するムーブメントも自動巻きのCal.4404と同一だ。それゆえ、文字盤上のインダイアルの配置も、12時時位置に12時間積算計、6時位置にスモールセコンド、9時位置に30分積算計、そして3時位置に日付表示窓と同じなのである。

　両者の大きな違いは文字盤上のデザインだ。最新作であるRef.26238CE.OO.1300CE.02は、ブラックガルバニック加工が施された、最新のメガタペストリーのパターンが施されている。また、18Kホワイトゴールド製の針にもブラック加工を施し、針とアワーマーカーに施された蓄光処理もグレーとすることで統一感を実現した。

　ベゼル上に配されたステンレススティール製の六角形のビスと、文字盤上の「AP」のロゴが明るい色調を加えることで、コントラストを生み出している点は変わらない。

オーデマ ピゲのセラミックス採用の歴史

　オーデマ ピゲは、1986年発表の「バンブー」コレクションでセラミックスを初採用。それ以来、2006年には「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ Ⅱ ルーベンス・バリチェロ」で、ベゼルとリュウズ、プッシュボタンにブラックセラミックを大々的に取り入れた。2011年には、ケースそのものにセラミックスを用いた「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ アーノルド シュワルツェネッガー ザ レガシー」を発表するなど、セラミックスの使用範囲を拡大してきた歴史を持つのだ。