ドイツの高級時計ブランド、グラスヒュッテ・オリジナルが、「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」に新たなふたつのカラーバリエーション、「フロステッド・シルバー」と「フロステッド・カッパー」を追加。精緻なフロステッド仕上げと自社製ムーブメントCal.36-24を搭載し、技術と美の融合を極めた本作は、2025年春の発売を予定している。
セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズの新色
ドイツ・グラスヒュッテ地方で脈々と受け継がれてきた時計製造の伝統と、現代的な革新性を融合するマニュファクチュール「グラスヒュッテ・オリジナル」から、ブランドの代表作である「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」に、新たなカラーバリエーションが加わった。今回発表されたのは、温かみのある「フロステッド・カッパー」と、冷静な輝きを放つ「フロステッド・シルバー」という、対照的でありながら調和の取れた2種類のダイアルカラーである。

これらの新作は、グラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクトリーにおいて手作業で仕上げられたフロステッド加工が特徴。粒子のようなテクスチャーを持つこの表面仕上げは、光の角度により多彩な表情を見せ、見る者を飽きさせない奥行きを生み出す。フロステッド・カッパーは夕焼けのような温かみを、フロステッド・シルバーは凍てつく冬の朝のような透明感を想起させる。いずれもラッカー仕上げと複数のコーティング層によって深みのある色彩を実現しており、審美的完成度は非常に高い。

自動巻き(Cal.36-24)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約100時間。SSケース(直径40mm、厚さ12.2mm)。5気圧防水。185万9000円(税込み)。2025年3月以降発売予定。
ケースは40mm径のステンレススティール製で、ポリッシュとサテンのコントラストが洗練された印象を与える。ムーンフェイズ表示はぼ10時位置に、グラスヒュッテ・オリジナルの代名詞とも言える「パノラマデイト」は4時位置に配され、ダイアル全体のバランスに優れたデザインとなっている。
搭載されるムーブメントは、自社開発のムーブメントCal.36-24。約100時間超のロングパワーリザーブを誇り、シリコン製ヒゲゼンマイの採用により耐磁性と温度安定性も確保。さらに、グラスヒュッテ伝統の3/4プレート、ブルースティールネジ、ペルラージュ装飾など、ドイツ的美学が随所に表現されている。

本作が属する「セネタ・エクセレンス」コレクションは、グラスヒュッテ・オリジナルにおける技術と審美性の粋を集めたシリーズであり、完成後はブランド独自の24日間エクセレンステストによって全体的な精度、温度変化への耐性、姿勢差、パワーリザーブなどが厳密に検査される。この検査を通過した個体のみが、エクセレンス証明書とともにユーザーの元へ届けられる。

自動巻き(Cal.36-24)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約100時間。SSケース(直径40mm、厚さ12.2mm)。5気圧防水。185万9000円(税込み)。2025年3月以降発売予定。
本モデルは、クラシックな装いの中に高度な技術と洗練されたデザインが凝縮されており、ドレスウォッチとしての品格はもちろん、日常的な使用にも十分に応えうる堅牢性を備えている。パートナーとのディナー、商談の場、特別な記念日など、あらゆるシーンに寄り添うタイムピースとして、広く支持を集めることは間違いないだろう。
新作カラーは2025年3月より、すべてのグラスヒュッテ・オリジナル ブティックおよび正規販売店で発売される。