伝統と革新を併せ持つ独立系時計ブランド、オリスがブランド刷新を発表した。「メイク ピープル スマイル」(人々を笑顔にする)という新たなパーパスを掲げ、ブランドカラーを一新。ピーチローズとグリーンというふたつの色が、オリスの精神性と未来志向を鮮やかに体現する。刷新されたビジュアル・アイデンティティは、新作「ビッグクラウン 2025年モデル」にも反映され、時計づくりの哲学とともに、オリスが次なるステージへと歩みを進める決意を示している。
自動巻き(Cal.Oris 403)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径40mm、厚さ12.3mm)。50m防水。64万9000円(税込み)
ピーチローズとグリーンが彩る、オリスの未来。ビッグクラウン 2025年モデルに込めた哲学
オリスがブランド刷新を発表した。創業以来、機械式時計を通じて人々に喜びを届けることを使命としてきた同社は、独立心を貫きながらも時代に即した進化を遂げるべく、今回の刷新に至った。新たなブランドパーパスとして掲げられたのは「メイク ピープル スマイル」(人々を笑顔にする)である。これは単なるスローガンではなく、オリスのあらゆる活動に通底する理念であり、時計づくりの根幹を成すものだ。
(ブレスレットモデル)Ref.01 403 7799 4068-07 8 20 06
(レザーストラップモデル)Ref.01 403 7799 4068-07 6 20 11FC
自動巻き(Cal.Oris 403)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径40mm、厚さ12.3mm)。50m防水。ブレスレットモデル:64万9000円(税込み)、レザーストラップモデル61万6000円。
本社を構えるスイス・ヘルシュタインの豊かな自然とともに歩んできたオリスは、日々の暮らしに寄り添い、使用者に発見と喜びをもたらす時計を届けてきた。その精神を体現するかのように、ブランド刷新に際しては新たにふたつのブランドカラーが採用されている。
ひとつはピーチローズだ。ヘルシュタインの自然や夕景から着想を得たこの色は、オリスが大切にしてきた温もりや親しみやすさ、人間味を視覚的に表現するものだ。もうひとつはグリーン。ヘルシュタインの森を象徴するこの色は、オリスが環境保全に積極的に取り組んでいる姿勢を映し出す。
オリス SAの共同経営者、ロルフ・ステューダー氏は次のように語る。

「ブランド刷新は 「オリスはどのようなブランドとして存在すべきか」を再認識するきっかけとなりました。私たちは、 機械式時計を通して人々を笑顔にすることをパーパスとして掲げています。予測不可能で複雑な現代において、このようなメッセージを掲げることができるブランドであることは特権です。新たなブランドカラーはオリスの強く、前向きな姿勢と、私たちの強みである時計製造への真摯な取り組みを軽やかに伝えることができると考えます」

自動巻き(Cal.Oris754)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径40mm、厚さ12mm)。50m防水。34万1000円(税込み)。
刷新されたブランドイメージは製品にも反映される。オリスは今回の発表にあわせ、ブランドの象徴ともいえる「ビッグクラウン」の2025年モデルを披露した。新たなブランドカラーを取り入れたこのモデルは、温もりや発見、そして喜びを感じさせるデザインが特徴だ。単なる外観の変更にとどまらず、オリスのブランド哲学を具現化した一本である。
今後もオリスは独立系ブランドとしての矜持を胸に、革新的な時計づくりを通じて世界中の人々に笑顔を届けることを目指していく。