オリスは創業日である6月1日を記念し、「ヘルシュタインエディション2025」を発表した。同ブランドの「プロパイロット」をベースとしたデザインに、全面に蓄光塗料であるスーパールミノバ®を塗布したダイアルを持つ特別なパイロットウォッチである。世界限定で250本を販売する予定であり、日本国内ではオリス銀座ブティックでのみ購入できる。

“普段はやらない”発想から生まれたパイロットウォッチ
オリスは、毎年恒例となっている「ヘルシュタイン エディション」の2025年モデルを発表した。シリーズ第6弾となる本作は、「プロパイロット」をベースに、“普段はやらないことに挑戦すること”をコンセプトにデザインされている。世界で250本のみが限定販売される。

自動巻き(Cal.400)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径41mm)。10気圧防水。世界限定250本。72万6000円(税込み)。
この新作の目玉は、プロパイロットシリーズで初の採用となったフルルミナスダイアルだ。ダイアル全面にスーパールミノバ®が塗布されており、日中はモノクロカラーによるミニマルな印象を見せる一方で、暗所ではグリーンに輝く表情へと一変する。パイロットウォッチとしての高い判読性を確保しつつ、個性的な一面も強調するダイアルである。

ステンレススティール製ケースの直径は41mmで、厚みは11.9mmだ。DLCコーティングによって黒く仕上げられており、腕時計全体のモノクロのコントラストを際立たせるだけでなく、暗所では暗闇に溶け込み、ダイアルの輝きをより引き立てる。裏蓋は、トランスパレント仕様を採用しており、250本限定を示すシリアルナンバーが刻印される。


2024年モデルから引き続き搭載されるCal.400は、約5日間のパワーリザーブに加え、現代のライフスタイルに適した耐磁性能を備える高性能ムーブメントだ。本機を搭載するオリスの腕時計は、MyOrisに登録することで、10年間の長期保証が適用される。
オリスS.A.共同経営責任者のロルフ・スチューダーは、本作の発表に際し、以下のようにコメントしている。
「Orisの使命は、美しく、高機能で信頼できる時計を作ることに変わりはありません。しかし、時計は時代にあった存在であり続けるようにしなければなりません。必要ではないけれど、欲しくなる製品を作っているのです。つまり、それは贅沢品です。では、私たちが提供しているものは何でしょうか。答えはシンプルです。喜びです。私たちは人々の顔に笑顔を届けるためにここにいるのです。このシリーズは私たちの時計作りへのアプローチを究極的に表現したものです。その背後にある考えは、“普段はやらないことに挑戦すること”です。商業的な制約にとらわれず、創造的なアイデアで定義されるヘルシュタイン・エディションなのです」