H.モーザーは、ミニマリズムの哲学を表現してオープンワークを施した「エンデバー・トゥールビヨン スケルトン」を発表した。筋目模様のアンスラサイト仕上げのブリッジはシックな仕上がりで、6時位置のフライング トゥールビヨンを引き立てている。組み合わされるのは、華やかな18Kレッドゴールド製ケースである。

H.モーザーのミニマリズムの哲学が反映された最新作
H.モーザーは、同社の掲げるミニマリズムの哲学を表現した「エンデバー・トゥールビヨン スケルトン」を発表した。6時位置にフライング トゥールビヨンを配し、オープンワークによって最小限の面積だけを残したブリッジは筋目模様のアンスラサイト仕上げで、18Kレッドゴールドの華やかな色調と光沢のあるケースとコントラストをなしている。
H.モーザーはこれまでにも、ミニマリズムの哲学を反映したモデルのリリースを続けてきた。それらでは、本質となる部分を見せるために、それ以外の部分を削ぎ落とすアプローチが取られてきた。本作は、このようなミニマリズムの哲学とアプローチが色濃く反映されたデザインが特徴である。

本作に搭載される自動巻きムーブメントのCal.HMC 814は、最小限の面積だけを残してオープンワークを施したブリッジによって開口部が広く取られている。これにより、時計が作動するエネルギーを蓄積する主ゼンマイ、エネルギーを伝達する輪列、作動を一定のリズムに整えながら回転するフライング トゥールビヨンが露わとなり、様々な角度から鑑賞可能となっている。さらに、時計の文字盤側とケースバック側の両方から光が射し込み、各部品に当たることで、陰影による立体感の際立つ仕上がりだ。
トゥールビヨンを数多く製作してきたH.モーザーの技術力が見どころ
本作のフライング トゥールビヨンには、H.モーザーの姉妹会社にあたるプレシジョン・エンジニアリング社の「ダブルヘアスプリング」が採用されている。これは、対になった2本のヒゲゼンマイを用いるもので、伸縮の際に生じる重心のずれを補正することで、作動の精度と等時性を向上させるものである。作動に大きなエネルギーが必要となるフライング トゥールビヨンであるが、本作は約72時間のパワーリザーブを実現しており、実用性の高い仕上がりとなっている。

自動巻き(Cal.HMC 814)。28石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KRGケース(直径40mm、厚さ10.7mm)。予価1633万5000円(税込み)。2026年3月頃入荷予定。



