チャペック「ケ・デ・ベルク」に新色5モデル

2018.02.20

「ケ・デ・ベルク リコシェ・ギョーシェ ダイアル」に加わった新色。左よりブラック・プリンス、スレートグレイ、ハバナ・ブラウン、ルバーブ・レッド、レインフォレスト・グリーン。
ブラック・プリンス、ハバナ・ブラウンは世界限定各15本、スレートグレイ、ルバーブ・レッド、レインフォレスト・グリーンは各10本が販売される。

 ナポレオン3世の御用時計職人であり、パリのヴァンドーム広場に初めて時計ショップを開くなど、19世紀に輝かしい功績を残したチェコ生まれポーランド人の時計師、フランソワ・チャペック。時を経た2016年、彼の時計作りを復興しようと世界各国100人以上もの時計愛好家たちの支援によってよみがえった時計ブランドが、チャペックだ。

 フランソワ・チャペック時代の古典的なデザインを大切にしながら、現代の時計作りに取り組むチャペックが2017年秋に発表したのは、「リコシェ」と呼ばれる独⾃のギヨシェダイアルを搭載した2モデル。これは異なるギヨシェパターンを持つアクアブルーとシーソルト・グレイの2色のダイヤルに、ロゴはプリントを採用し、インデックスは12時のみをアラビア数字、それ以外をバーインデックスで構成するなど、クラシカルとモダンな印象を融合させたデザインだった。

 2018年のバーゼルワールドに向けて、この「リコシェ・ギョーシェ ダイアル」に新色の5モデルが発表された。ダイヤルの仕上げなど、それぞれに異なる特徴を持つ。針とインデックスにスーパールミノーバを施した「ブラック・プリンス」と、ホワイトゴールド製でフルール・ド・リス型の針を持つ「ハバナ・ブラウン」、暖かな色合いの「スレートグレイ」、以上3モデルのダイヤルはガルバニック仕上げが施され、ケースサイズは直径42.5mmで展開される。個性的な色味の「ルバーブ・レッド」と「レインフォレスト・グリーン」のダイヤルはラッカー仕上げが施され、ケースサイズは直径38.5 mmとなる。
 大胆なカラー展開を見せる今後のチャペックからは、ますます目が離せなくなりそうだ。

チャペック「ケ・デ・ベルク リコシェ・ギョーシェ ダイアル」。手巻き(Cal. SXH1)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約168時間。グレード5TiブラックADLC(直径42.5mm)。日常生活防水。アリゲーターストラップ。予価250万円(税別)、ハバナ・ブラウンのみ予価430万円(税別)。


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