日本時間の11月9日22時にジュネーブで開催されるチャリティーオークションのオンリーウォッチ。多くのブランドが協賛し、ユニークピースを出品する同オークションより、今回はベル&ロスが手掛けた「BR05 スケルトン ゴールド ブルー」を紹介しよう。
ベル&ロス「BR05 スケルトン ゴールド ブルー」
自動巻き(Cal.322)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KRGケース(幅40mm)。100m防水。落札予想価格2万〜2万5000米ドル。
人類の筋ジストロフィー克服への一歩
本日、11月9日にジュネーブで行われるオークションの「オンリーウォッチ」は、モナコ筋ジストロフィー協会によって主催されるチャリティーイベントである。
同イベントは、不治の病として多くの人を苦しめる筋ジストロフィーの根絶という理念に賛同した時計メーカーがその名の通り“オンリーウォッチ”、つまり世界にたったひとつしか存在しないユニークピースを出品し、その収益金の全額をデュシェンヌ型筋ジストロフィ国際医学研究プロジェクト協会に研究費として寄付するというものだ。
ベースはベル&ロス初の“ラグスポ”ウォッチ BR05
これまでにもwebChronosではいくつかの出品予定モデルを紹介してきたが、オークションが開催される前に、もう1モデルを紹介させていただこう。それがベル&ロスが9月にローンチしたばかりの新コレクション、「BR05」をオンリーウォッチ特別モデルに仕立てた「BR05 スケルトン ゴールド ブルー」だ。
BR05はベル&ロスとしてはじめて“ラグジュアリースポーツ”というジャンルに挑戦した意欲作だ。それまで同社と言えば航空機の計器からインスピレーションを得たBRシリーズや、伝統的なアビエーションウォッチなど、ミリタリーテイストの印象が強いモデルを多く展開していたが、今作では打って変わって“都会的”な印象をまとっている。
今回出品する「BR05 スケルトン ゴールド ブルー」はそんなBR05シリーズのなかでもインパクトを放っていた「BR05 スケルトン」をベースに、オリジナルモデルには用意されていなかった18KRGケースを組み合わせる。サテンとポリッシュ、ふたつの仕上げを巧みに組み合わせて立体感と高級感を得たケースとベゼルは、まさに“ラグスポ”のお手本だ。
特徴的なブルーカラー
そんなオンリーウォッチ特別モデルで目を引くのが、各所に取り入れられた爽やかなブルーだ。同作ではスケルトン化されたムーブメントをブルーに見せるべく、地板とインデックスの間に差し込まれているサファイアクリスタルをブルーにコーティング。さらに自動巻きムーブメント、Cal.322のローターもブルーのPVDが施されている。
なお、ローター中央に配される「&」をかたどったブランドロゴがケースカラーに合わせて黄色とされている点も、同作のオリジナルだ。
オンリーウォッチはこの後、日本時間の22時より開始され、50本のユニークピースが競売に掛けられる。BR05 スケルトン ゴールド ブルーの落札予想価格は2万〜2万5000米ドルだ。
Contact info: ベル&ロス ジャパン Tel.03-5977-7759