手首に月光を感じるエルメス「アルソー ロンド デ ズゥール」

2019.12.19

三日月の中に入る数字が「時」を表わす

 1978年にアンリ・ドリニーによってデザインされた時計《アルソー》は 、エルメスならではの”時“を表現する、控えめながら、独自の美を添えた時計だ。新作《アルソー ロンド デ ズゥール》は、月は月齢ではなく時を知らせるという遊び心とパラドックスに満ちた時計になった。インデックスが可動式になっており、三日月の中に入る数字が「時」を表わす。鐙(あぶみ)を象った上下非対称の四角いラグがラウンド型ケースを包みこむタイムレスなシルエットはそのままに、ブラックスピネルが施されたベゼルは“夜の光” を放ち、玉虫色の月の上を通る斜体のインデックスが黒い文字盤に華やかさを演出する。

アルソー ロンド デ ズゥール

©Joël von Allmen
エルメス「アルソー ロンド デ ズゥール」
クォーツ。SSケース(直径36mm)。ベゼルに66個のブラックスピネル。3気圧防水。806,000円(税別)。世界限定300本

写真の時刻は8時8分。インデックスが時計回りの可動式になっており、三日月の中に入る数字が「時」を表わす

蛍光ラッカーが施された三日月が夜に妖しく輝く

 漆黒の空に映える三日月はマザー・オブ・パールで蛍光ラッカーが施されている。また文字盤に施されたペガサス座の星座にも蛍光ラッカーが施されている。

アルソー ロンド デ ズゥール

©Joël von Allmen



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