【2020新作時計】ユリス・ナルダン「フリーク X」

2020.03.15

2020年3月、ユリス・ナルダンは自然写真家のカーステン・ペーターとパートナーシップを結び、氷と炎をイメージした新作「フリーク X アイス」「フリーク X マグマ」を発表した。「フリーク X マグマ」はブティック限定での販売となる。

フリーク X

燃え盛る炎と凍てつく氷という、対極の関係にある自然の脅威をイメージした新しい「フリーク X」


炎と氷、対極の自然

「フリーク X マグマ」は、雄大な火山をイメージしたレッドとブラックのカラーリングが印象的なモデルだ。溶岩流のようなマーブル模様が目を引くケースは、超軽量のカーボンファイバーとレッドマーブルのエポキシ樹脂を組み合わせたもの。軽いだけでなく傷も付きにくい。ベゼルにはサンドブラスト仕上げとポリッシュ仕上げを施し、光沢ある文字盤とのコンビネーションで火山環境を表現している。レッドのカラーリングが施されたインデックスとブリッジにはスーパールミノバが塗布されているため、暗闇の中でも時刻を読み取ることができる。

フリーク X マグマ

「フリーク X マグマ」
自動巻き(Cal.UN-230)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Ti(直径43mm)。50m防水。ブティック限定。

 またユリス・ナルダンは「フリーク X マグマ」において火山の持つ生命力を表現するため、自然写真家のカーステン・ペーターとパートナーシップを結び、ブランドの新しい“ユリシーズ”に迎えた。世界報道写真賞の受賞者でもあるカーステン・ペーターは、ナショナル ジオグラフィックで特集写真を担当した経験を持つ、自然環境の撮影を専門とする写真家だ。冒険家でもある彼は溶岩湖や砂漠、巨大な洞窟など、容易に立ち入ることができない過酷な環境下での撮影を得意としている。今年、ユリス・ナルダンが掲げている「Xtreams(極限の)」「eXplores(探求で)」にふさわしい人物だ。

右に見えるのはコンゴ・ニイラゴンゴ火山の溶岩湖。

「フリーク X アイス」は火山を表現した「フリーク X マグマ」とは対照的に、極地の氷原をイメージしたモデルだ。滑らかなチタン製のケースは、その名にふさわしい冷たい輝きを放つ。ホワイトマットコーティングを施したベゼルやネイビーブルーのインデックスは、極寒の海を彷彿とさせる。こちらのモデルもインデックスとブリッジにスーパールミノバを塗布している。

 ふたつの新作モデルは、どちらも自動巻きムーブメント「UN-230」を搭載。フライングカルーセル バケットムーブメントが1時間に1回転しており、中央のブリッジが分針の役割を果たしている。このブリッジと、時針の代わりとなるホイールで時刻を表示しているのだ。2モデルとも、ケースバックからはムーブメントを鑑賞することができる。

フリーク X アイス

「フリーク X アイス」
自動巻き(Cal.UN-230)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Ti(直径43mm)。50m防水。価格未定


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