エルメスの「スリム ドゥ エルメス」に、ピンクゴールドケースの「スリム ドゥ エルメス GMT」が追加される。フィリップ・アペロワによるオリジナルのタイポグラフィ、薄型自社ムーブメントとGMTモジュールによって、デザイン性と機能性の両面に優れるモデルだ。発売時期は2020年9月頃を予定している。
リラックスした時間を提供してくれる旅のベストパートナー
フィリップ・アペロワによるオリジナルのタイポグラフィが特徴的な「スリム ドゥ エルメス GMT」に、新しいバリエーションが追加される。ピンクゴールドのケースと神秘的なスモークドクリスタルに覆われたブルーダイアルを備えたこのモデルは「スリム ドゥ エルメス」特有の遊び心あふれるデザインと相まって、旅の時間をより豊かなものにしてくれるだろう。
「スリム ドゥ エルメス GMT」は、自社ムーブメントであるキャリバーH1950に、アジェノー社がエルメスだけのために開発した1.4mmのモジュールを追加することでGMT機能を実現している。ベースムーブメントはマイクロローターを採用し、自動巻きながら厚さわずか2.6mmを実現。ベースムーブメントの製造を手掛けているのは、エルメスが出資するヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ社である。名だたるブランドへ高級ムーブメントを供給する同社だけに、その信頼は厚い。結果、ベースムーブメントとモジュールを組み合わせても厚さ4mmに抑えられているのはさすがである。
GMTウォッチにおける第2時間帯の表示方法はさまざまあるが、このモデルでは10時位置のインダイアルで示している。シルバーのグレイン仕上げが施されたこのインダイアルには、フィリップ・アペロワによる独特の数字が配置されている。インダイアルの中心を軸に、このインデックスが時刻を表示しつつもランダムに配置され、自由で軽快な雰囲気を醸し出している。第2時間帯は12時間で表示され、昼夜の区別はメゾンロゴ上部のふたつの小窓(「L」はローカルタイム、「H」はホームタイムの昼夜を表示)で確認することができる。6時位置のインダイアルは指針式の日付表示だ。スモールセコンドのようなクラシカルなデザインは、全体の雰囲気を損ねることなく機能を追加することに一役買っている。加えて、針の動きを追っていくことで、日々の時の流れを体感することができる。旅の中では、今が何日であるかと同時にどのくらいの日数が経ったかも重要な情報であるはずだ。
「スリム ドゥ エルメス GMT」は、特徴的なデザインと豊富な機能を持ち合わせた時計である。だが、ただ機能を盛り込んでいるだけではない。洗練された雰囲気と旅のパートナーとしての機能を両立させた、つくり手の想いが伝わってくるモデルであると言えるだろう。
またエルメスは4月24日より、昨年放送したインターネットラジオ「ラジオエルメス」の再放送を行っている。なお再放送は4月24日(金)〜5月10日(日)までの期間限定となっているのでご注意を。放送時間は10時〜22時まで、公式サイトからは放送プログラムも確認できる。家で過ごす時間のお供にいかがだろうか。
「ラジオエルメス」公式サイトはこちら
www.radio-hermes.com
https://www.webchronos.net/features/37025/
https://www.webchronos.net/features/43805/